ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-08

[全般]  数々の円売り材料も影響薄く

この日は円売り材料が軒並み発表されたものの、ドル円への影響はそれ程みられなかった。東京時間で11時半に野田財務相が円高対策に対する発表を行うとの報道でドル円は底堅い動きで始まった。発表された内容は「外国為替特別会計のドル資金1000億ドルを使った資金枠を設定し日本企業の海外投資を促進させること」、「主要銀行ディーラーの持ち高を報告させる」といったものだった。市場は、もっと具体的な円高対策を期待していたのか失望売りが出てドル円は76円ミドル付近まで下落。この日は同時に格付け会社のムーディーズが日本の格付けを1段引き下げることを決定したが、それも円安への影響は限られた。明日26日のバーナンキ議長講演での米国の追加緩和への思惑が円売りを抑えていると見るが、寧ろQE3の可能性が低いとなれば円売りが加速する要因になるだろう。
NY時間に発表された米耐久財受注や住宅価格指数など予想を上回る好調な結果となったことでNY株式市場は143ドル上昇。先週と打って変わり堅調な動きとなったのもバーナンキ期待の一因とみられる。どうも、期待感が先に進み過ぎているようにも見えるが今日も最後のポジション調整の動きになりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  円高対策と格付け引き下げ

(米ドル円日足)


アジア市場が始まるとすぐに格付け会社のムーディーズが日本の格付けを1段引き下げたことを発表。ドル円は76円ミドルから後半にじりじりと上昇。また、東京時間の11時半に野田財務相が円高対策について発表するとされたこともドル円を支えた。円高対策として財務相は国の外国為替資金特別会計から1000億ドルを使って日本の企業によるM&Aや資源権益の確保に活用するなどを打ち出した。しかし、市場は介入も含めたより即効性のある具体策を期待していたと見られ失望売りが強まり76円ミドル付近に押し戻された。通常であれば、一つをとっても円が数円売られてもおかしくはない材料が二つ合わせても50銭も上昇しないというのは異常だ。明日のバーナンキ議長講演で米国の追加緩和策への期待が強すぎるとみる。今日も77円付近を上値にもみあいが続くと見るが、NY株価の堅調な地合いからクロス円が上昇すればもう一段の上昇も期待できる。

予想レンジ 米ドル円:77円30銭(ボリンジャーバンド)~76円40銭

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[スイスフラン円]  安全通貨同士の競争

(スイスフラン円2時間足)


日本の格付け引き下げや政府が1000億ドルの緊急円高対応策を打ち出した事で、円安に若干動きがみられた。一方、スイスはユーロとのペッグ制を検討しているものの、具体的な物はまだ見られない。安全通貨としての円とスイスの競争は再び円安に傾きそうな地合いとみる。95円付近はスイス円が上昇する前のレベルであり、このレベルを下回る可能性は低いとみる。明日のバーナンキ議長講演次第で再びスイス円の上昇が見込まれる事から、95円台はそろそろ仕込みの時期とみる。

予想レンジ スイスフラン円:98円00銭~95円80銭

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[ユーロ米ドル]  明日のFRB議長講演を前にポジション調整

(ユーロ米ドル日足)


この日発表のドイツ8月IFOは108.7と予想の111.0を下回った。発表直後にユーロは1.4380付近まで下落したものの直ぐに反転するなどユーロは底堅い動きが目立った。その後ECBが債券を購入しているとの噂などもありユーロはNY市場にかけて買いが強まり1.4480ドル付近まで上昇。しかし、ここからは伸び悩んでいたところで、米国住宅価格指数が予想以上の伸びを示した事でドル買いが優勢になった。また、メルケル首相がギリシャやスペインが元の自国通貨に戻すというのはソブリンリスクの解決策にならないといった発言でユーロは下落。1.45ドル付近がかなり強いレジスタンスになってきており明日のバーナンキ議長講演を前に、ポジション的にはドルの買い戻しの動きからユーロの下落が更に強まるとみる。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4480~1.4300(基準線)

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