ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-08

[全般]  市場に安心感が漂う

先週末に行われたバーナンキFRB議長の講演での発言で9月のFOMCで追加緩和への期待が強まるなか、週明けのアジア株式市場は底堅い動きで始まった。日本の民主党代表選が行われる中、投機的な円高の動きが懸念されたが結局その動きは見られなかった。野田氏が代表に選出されたがその結果も為替市場には全くと言ってよい程影響を及ぼさなかった。
欧米市場ではロンドンがバンクホリデーのため株式市場が休場ということもあり薄商いのなか、米国の個人消費支出が0.8%と予想の0.5%を上回った。これを受け、これまでのリセッションに対する懸念が幾分後退したのか株式市場は堅調な地合いで始まった。先週末に行われたバーナンキ議長講演で9月のFOMCで追加緩和へ含みを残す発言も市場に安心感を与えた。その後発表された中古住宅販売やダラス製造業活動などは予想以上の悪化となったものの、市場の反応はそれ程見られなかったことは市場のこれまで行き過ぎた悲観的な見方の反動が出始めているともいえそうだ。今日はFOMC議事録を控えており、緩和策に反対の意を示した3人の委員の内容にどう反応するか注目したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  民主党代表選のリスクも終了

(米ドル円日足)


週明けの東京市場では民主党代表選で野田氏が選出された。予想とは異なる結果となったか為替市場での反応はほとんどなかった。昨年の民主党代表選で円高が進んだ経緯もあり今回も投機筋が円買いを仕掛けてくるとの噂もあったが結局動きはみられなかった。NY市場では米消費者支出が予想を上回るものであったことからNY株式市場は追加緩和への期待感も高まっていたこともあり堅調な地合いで始まった。ドルは金融緩和期待もあり全般に弱含みで推移したものの、リスクオフの動きからクロス円全般に円売りの動きが目立った。結局ドル円は下値を試すことが出来なかった事もあり一時77円台まで買い戻しが入った。しかし、円高への思惑は依然として強いことからショートカバーの後はどこかで円買いを仕掛けるタイミングを探る展開は変わらないと見る。

予想レンジ 米ドル円:77円15銭(ボリンジャーバンド)~76円30銭

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[豪ドル円]  リスクオフで上昇

(豪ドル円日足)


(豪ドル円4時間足)

AUDJPY20110830_4jikanashi.jpg

週明けのアジア市場ではリスク後退の動きが強く豪ドル円などのクロス円に買いが強まった。豪州のファイナンシャルレビューが豪州の大手銀行のANZが日本の東京スター銀行か、あおぞら銀行の買収を検討しているという報道があり豪ドル売りが出やすいという思惑があり、豪ドル買いを控える動きがあった。しかし、その報道の情報源が明らかでないこともありこの日は豪ドル買いが優勢となった。81円ミドルにあったボリンジャーバンドを抜けるとフィボナッチの61.8%戻しにあたる81円90銭まで買い上げられた。次の上値目途はフィボナッチの78.6%戻しの82円20銭付近とみる。

予想レンジ 豪ドル円:82円20銭(76.8%)~81円60銭

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[ユーロ米ドル]  高値抜け切れず

(ユーロ米ドル日足)


週明けの欧州市場ではロンドンがバンクホリデーということもあり薄商いの中でユーロは上下に荒っぽい動きが続いた。先週末のバーナンキ議長の講演では9月のFOMCで追加緩和の含みを残すものであったことからアジア市場でドル売りの動きが目立った。ユーロドルは直近の高値である1.4515を上抜けて1.4548まで上昇したものの利食い売りなどから1.44後半に押し戻された。その後、米国消費者支出が予想を上回たことで再びユーロ円などの上昇を受けてユーロ買いが強まったものの、アジア市場の高値の手前の1.4545ドルで再び上値を抑えられて失速。結局この日は1.45付近でNY市場を引けた。かなり1.45ミドルのレベルは強いレジスタンスになっているものの、市場はユーロ買いに傾いており今日も上値を試す展開となりそうだ。ボリンジャーバンドの上限である1.4565を超えられるか注目したい。

予想レンジ:ユーロ米ドル 1.4565(ボリンジャー上限)~1.4340(ボリンジャー)

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