ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-09

[全般]  ドル売りユーロ売り円買い

アジア市場は総じて静かな展開が続いた。
この日発表の米雇用統計を控えていたことや、今日の米国レーバーデーの祝日による連休前ということからポジションを傾けにくかったことがあった。その注目の雇用統計は予想を大きく下回るネガティブサプライズとなった。
失業率は予想通り9.1%となったが、非農業部門雇用者数はゼロと前月から横ばいと予想された6.8万人増を下回った。民間部門でも1.7万人と予想の9.5万人を大きく下回ったことから発表直後には株式市場は急落しドルも全面安の展開となった。しかし、この結果、今月行われるFOMCではQE3の可能性が寧ろ高まるとの思惑が強まると債券が買われ利回りが低下。また、連休前ということからドルの買い戻しの動きも活発となった。
オバマ大統領が8日に景気や雇用対策を発表する方針だが、野党との折り合いは難しく期待は低い。今後も雇用の悪化は継続するとの見方は多くドルの上値の重さは長期化するだろう。
ユーロもイタリア経済成長に失望を示したトリシェ総裁はこれまでの引き締め政策から一転して利下げ観測が強まることからユーロ売りの懸念が強まる。また、リスク回避からのクロス円の売りも更に進めばユーロ安、ドル安、円高といった動きが今週も強まりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  76円ミドルの底堅さ

(米ドル円4時間足)

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米8月雇用統計は予想以上の悪化を示したことで市場リスクは一気に高まった。
注目された米雇用統計は非農業部門雇用者数が一人も増えずに前月から横ばいとなり予想された6.8万人増を下回った。また、民間部門でも1.7万人と予想の9.5万人を大きく下回ったことから発表直後にドル円は76円50銭まで35銭余り下落。このレベルは2週間余り下回っていない。総理大臣となった野田氏は介入もこれからも各国と連携しながら対応すると発言。また、財務大臣に就任した安住財務相や古川経済相なども円高対応策を強く推進する構えを表明するなど76円前半では介入警戒感が強く残る。
雇用統計の悪化は今後も長期化するとの見方が高まる中で今月開かれるFOMCでのQE3も含めた追加緩和策への期待は更に強まるだろう。ドル安とクロス円売りからの円高傾向も強まりそうだ。今日は米国が祝日ということもあり76円を抜けるのは難しいとみるが、今週はどこかで試しに行く展開があるとみる。

予想レンジ 米ドル円:77円20銭~76円30銭

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[豪ドル円]  リスク回避の売り強まる

(豪ドル円日足)

AUDJPY20110905_hiashi.jpg

(豪ドル円時間足)

AUDJPY20110905_jikanashi.jpg

アジア市場でギラード首相の辞任の噂が流れるなど豪ドルは不安定な動きで始まった。月曜日が米国の祝日ということからこれまでの2週間近く上昇した調整売りが目立ち豪ドル円は軟調な地合いで推移。また、この日発表された米8月雇用統計が予想を大きく下回ったことや、欧州の債務問題が再び懸念されるなど、市場リスクの高まりから豪ドル円の売りが強まった。
これまで一方向に上昇が続いたことへの反発とみてよいだろう。豪ドルの魅力は変わらず、調整が終われば再び買いは強まるとみる。ボリンジャーバンドが81円付近から50%戻しの80円80銭付近で買いをいれる。戻しは82円から82円20銭の間で売りを仕掛ける。

予想レンジ 豪ドル円:82円20銭~80円80銭

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[ユーロ米ドル]  ユーロ不安が再び拡大

(ユーロ米ドル日足)


アジア時間にはトリシェECB総裁の「イタリア経済成長に失望、構造改革が必要」との発言などもあり上値の重い展開が続いた。欧州市場でユーロスイスの纏まった売りも見られたが、その後ECBがギリシャやイタリア債を購入しているとの観測からユーロの買い戻しが強まった。
その後NY時間に発表された米8月雇用統計が予想を大きく下回ったことから欧米の株式市場が下落。ドルもこの結果を受けて下落に転じたことからユーロは一時この日の高値1.4286まで上昇。しかし、欧州景気減速懸念から今週のECB金融政策会合で利下げ観測が広がるとユーロは再び下落に転じた。
テクニカル的にみると1.45ミドルのパラボリックSARを割り込んだことや、一目の雲の下限を抜けて引けた事でもう一段の下げが予想される。
雇用統計の結果から今後ドルの追加緩和期待が強まるが、その材料も市場では大分こなされたとみる。
今週はドルからユーロに市場の注目は集まることになりそうだ。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4270(雲の上限)~1.4100(ボリンジャーバンドの下限)

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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