ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-09

[全般]  スイスフラン高抑制の決意

この日、欧州市場が始まったと同時にスイス中銀が対ユーロでスイスフランの上昇を抑えるため無制限で市場介入する方針を打ち出した。ユーロスイスの下限を1.2フランとしこのレベルを死守の決意を示した。これによりスイスは急落したことでドルは全面安となった。この介入でドル円も便乗した格好で上昇。これまで下落が続いたユーロもユーロスイスの買いにつれて上昇に転じた。しかし、欧州問題は深刻でイタリアやギリシャ問題も含めた今後の欧州不安は拡大し欧州株価も金融セクターを中心に下落が止まらない。ユーロは再び下落に転じ1.4ドルを割り込んだ。
連休明けのNY市場でもこの欧州不安の煽りを受け株式市場は軟調なスタート。ISM非製造業景況指数が53.3と市場の事前予想の51.0を上回る好結果となったものの、市場の悲観的なムードを変えるまでにはいかなかった。ドル円は東京時間に安住新財務相が円高阻止に対しG7で強く訴えると新たに決意を述べた事などもあり、介入警戒感が強まる中でのスイスがペッグ制を打ち出した事で効果は倍加した。このスイスの動きが今後の資金の流れに変化を及ぼした可能性が高い。一先ずこの流れについていくことにする。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]  スイスに便乗

(米ドル円日足)

USDJPY20110907_hiashi.jpg

東京市場は比較的静かな幕開けとなり安住新財務相が改めて週末に行われるG7で各国に円高阻止を強く求めることを示した。介入警戒感だけではなくドル円は76円ミドルから下を固めてきたとみる。海外勢の日本株売りがこの8月から急速に拡大していることも円買いの勢いが衰えてきた要因とみてよいだろう。
欧州時間にスイス中銀がスイス高を抑制するために外貨を限りなく買うとう決意を表明。更に、ユーロとのペッグ制を実施する事を決定したことを受けスイスが急落すると円も同時に売りが強まった。クロス円は全面高となりドル円は77円70銭とこのひと月間でほぼ最高値を付けるなどスイスに便乗した格好となった。スイスから資金が円にシフトする可能性もありドル円を売るという見方はあるものの、今は流れに逆らわずについていく方がよさそうだ。ユーロ安とともにドル高の動きに乗ってドル円ももう一段の上昇が見込めそうだ。フィボナッチの50%戻しの78円10銭付近からボリンジャーバンドの上限の78円20銭がレジスタンスとみる。

予想レンジ 米ドル円:78円20銭~77円10銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ・スイスフラン]  1.2フランの上限

(ユーロスイスフラン日足)

EURCHF20110907_hiashi.jpg

先月初旬にスイス中銀はペッグ制の可能性を示唆したものの、その後は小手先の追加政策を行っただけでその効果は一時的となっていた。しかし、昨日は市場のすきを突いた格好でいきなりユーロスイスの1.2フランの上限を設けてユーロに連動するペッグ制を導入する事を宣言。上限を抑えるためには無制限にユーロ買いスイス売りの介入を実施する事を明らかにした。これが可能かどうかは別にしてもこの決意を持って断行したスイスに市場はサプライズと同時にその勢いに押された格好でスイスはあらゆる通貨に対して下落。ユーロスイスは一気に雲の上限を超えて1.1付近から1.2180付近まで上昇しそのまま高値で推移している。
1.2フランという限定したレベルを指定した事で市場はいずれこのレベルを試す展開になるとみるが、昨日の今日では下げたところは買いが強まりそうだ。まだ完全にショートの買いが出尽くしていないとみる。7月の高値をつけた1.23ミドル付近までは更に上昇の余地があるとみる。ただし、時間の経過とともにいずれじり安の展開になるだろ。

予想レンジ ユーロスイスフラン:1.2350~1.2000

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル]  欧州経済に暗雲

(ユーロ米ドル日足)


ギリシャが財政赤字削減の見通しが立たない事からEUやIMFからの支援を受けられなくなる可能性が高まった。また、イタリアもベルルスコーニ政権が高額所得者に対する増税の方針を撤回するなど財政健全化に懸念が拡大した事などからユーロ売りが止まらない。昨日はスイス中銀がユーロスイスの上限を設定する事を打ち出しユーロを無制限に買う事を明らかにした。これを受けてユーロは一時1.42ミドルまで200ポイント近く上昇。しかし、欧州市場の暗雲は払しょくできずユーロは再び下落に転じると1.4の大台を割り込み一時1.3974まで下落した。辛うじてNY市場では1.4ドルの大台で引けたものの、売り圧力は依然として残る。ただし、ユーロスイスの買いがユーロの底を下支えている事からここからの下げはそれ程深くはないとみる。昨日の安値1.3974ドルを下回ったとしても半値戻しの1.39ドルが強いサポートとみる。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4080~1.3900

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する