ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-09

[全般]  噂や要人発言で右往左往

この日もユーロに関する噂や要人発言で為替相場は荒っぽい展開となった。
連日ユーロ関連の色々な発言や報道が流れるがこの日は先ずオランダのデヤーヘル財務省が「ギリシャの破たんは回避できないものとしてみている」と発言したことでそれまで下げ止まっていたユーロは再び下落。その後このコメントを同氏が否定したとの噂が広がるとユーロは買い戻された。また、「BRICSはユーロ圏の債券購入に関して予備会談を実施している」と何故かブラジル政府関係者が報道。これも予備会談であって本会談ではないのかといった見方が市場で交錯したことでユーロはもみ合う場面もみられた。また、サルコジ大統領とメルケル首相が13日中にギリシャに関する声明を発表するとの噂が広がりユーロ売りが強まるものの、サルコジ大統領が噂を否定。しかし、これによりドイツ国債が買われ南欧諸国の債券は弱含んだ。14日にはギリシャ首相を交え得電話会議を行うと発表。更に、中国へのイタリア国債の購入の話もベルルスコーニイタリア首相が否定したことも債券利回りの上昇に拍車をかけた。この日のイタリア国債入札前の利回りが過去最高になるなど、ギリシャデフォルト問題が現実味を帯び始めている。一旦は急落の調整の買いがみられるがユーロの下落リスクは今日も燻り続けるとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  クロス円の動き中心

(米ドル円4時間足)

USDJPY20110914_4jikanashi.jpg

前日に76円75銭まで売り込まれた反動で77円37銭まで上昇してこの日は東京市場で始まったドル円も再び下落に転じた。この日もドルではなくユーロの話題一色でドル円でのストレートの売りもほとんど見られずクロス円を中心とした動きが目立った。ただ、これまでの様なリスク回避からの投げ売り一辺倒のクロス円の動きはみられず、投機的な売りが強まり始めているようにも見える。ロングの売り玉は底が尽きてきたと見ることができそうだ。そうなると、ドル円の下げも特にドル売りの材料が出ない限り底を固める動きになるとみる。当面先週の高値77円85銭を天井にレンジ形成に入ったとみてレンジ取引に徹する。

予想レンジ 米ドル円:77円60銭~76円70銭

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[豪ドル円]  底固め始まる

(豪ドル円時間足)

AUDJPY20110914_jikanashi.jpg

(豪ドル円日足)

AUDJPY20110914_hiashi.jpg

ギリシャデフォルト懸念も大分織り込み始めたのだろう。
この日のアジアの早朝に発表されたNAB企業景況感指数がマイナス8と前回の2を大きく下回った事から豪ドル円は20銭程度下の79円50銭付近で下げ止まった。前日の安値78円88銭を試そうという勢いは感じられなかった。その後、欧州市場にかけてユーロの下落が強まると豪ドルも対ドルで下落。一時79円03銭まで売られるなど前日の安値に迫った。しかし、売りは続かず寧ろこのレベル付近では安値を仕込む動きが目立った。
ドル円も76円台ではそれ程売りの圧力が続かない事もあり豪ドル円ももみ合いに入ったとみる。日足のボリンジャーバンドの下限でこの二日間跳ね返されており、今日もこのレベルを抜けきれないとボリンジャーの中心に向かうとみる。時間足では三角もちあいが収束してきている事から、上に放れると80円台に乗せてきそうだ。ボリンジャーの80円70銭付近までは今日の勢いをみると難しそうだ。

予想レンジ 豪ドル円:80円10銭~79円00銭

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[ユーロ米ドル]  ギリシャデフォルトが現実味

(ユーロ米ドル時間足)


ここにきてユーロの下げ足も下げ止まりの動きを見せ始めている。この日もユーロ関連の噂や要人発言がおおくみられた。ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領が12日に電話会議を行ったことから13日中にギリシャに関する声明を発表するとのうわさが流れた。その噂は否定されたものの14日はギリシャ首相を交えて再度電話協議を行うことから自体は緊迫しており噂の火種はまだ継続しそうだ。オランダのデヤーヘル財務省が「ギリシャの破たんは回避できないものとしてみている」と発言したことでユーロ売りが強まる場面もあった。また、「BRICSはユーロ圏の債券購入に関して予備会談を実施している」との報道でユーロ買いもみられた。更に、先週末イタリアが中国に国債の大量購入を打診したとの報道をこの日ベルルスコーニイタリア首相が否定したことも債券利回りの上昇に拍車をかけた。ギリシャデフォルトの可能性が高まる中、それらを織り込みながらユーロは売られたが、もしデフォルトになればイタリア債務問題が更に悪化し、国債を抱えるフランスなどの金融機関への影響は計り知れない。ここで歯止めをかけられなければユーロの下落は更に強まることになるだろう。それまでは目先調整の買い戻しが強まると見る。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.3800(50%)~1.3620

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