ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-09

[全般]  協調してドル資金供給

日米欧が民間銀行のドル調達を支援するために協調して年末のドル資金を無制限に供給する事を発表した。この報道を受け、明日の16日から開かれるEU財務相会合に期待が高まったことからユーロは全面高となった。また、リスク回避の動きが後退し株価の上昇に伴いクロス円の買いも先行。ドル円もこの報道の前後で日銀のレートチェックの噂が入り一時77円32銭を付ける場面も見られたが短期のショートカバーが終わるとすぐに押し戻された。この協調のドル資金供給はドルの資金不足が解消されることからドル売りに反応するものでドル円にとっては寧ろ売りの反応になる。
欧州時間にスイス中銀は政策金利を据え置くとし、ユーロと設定した上限を防衛する事を再度強調したこともありスイスはユーロに対して更に下落した。
この日は先日辞任を表明したシュタルクECB専務理事の講演が行われ、辞任理由はトリシェ総裁との意見の相違とみられたが個人的な理由とした。ただ、ギリシャが直面しているのは粗鋼性のある構造改革ではなく長期的なものと発言したことで、ECBのイタリアやスペインの国債購入を暗に否定した。市場の反応はほとんど見られなかったが、ECB内部では一枚岩ではないことが示された。明日から始まるEU財務相会合や日本の連休前ということから今日はポジションの調整を中心とした動きが強まると見る。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  NY市場でレートチェックの噂

(米ドル円日足)

USDJPY20110916_hiashi.jpg

NY時間に日米欧が協調して年末のドル資金を民間銀行に供給するとの報道からドル売りが強まる中で日銀のレートチェックの噂が流れた。ドルの下落を抑えるために実際に行った可能性もあるが、結果的に目先のショートが吐き出された格好となりすぐに押し戻され往って来いとなった。ただ、この報道を受けリスク回避の動きが後退したことでクロス円の上昇がドル円の下値を支えることとなった。ドルの資金供給はドル売圧力となり、ドル売りと円売りの力が相殺されて値動きは今後も少なくなりそうだ。ボリンジャーバンドの幅も極端に狭まってきているため、来週あたりからどちらかに放れる場面もありそうだ。今日はショートが一旦切らされたことから再び下値を試す展開とみるが、ボリンジャーバンドの下限を超えるのは難しく、最終的に押し戻されて終わるとみる。

予想レンジ 米ドル円:77円00銭~76円40銭

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[米ドルスイスフラン]  スイスの買い圧力

(米ドルスイスフラン2時間足)

USDCHF20110916_2jikanashi.jpg

スイス中銀SNBはこの日政策金利をゼロ%に据え置く事を決定。また、必要があれば更なる措置を講じる用意があるとし、市場に対して投機的なスイス売りを牽制する強い発言として捉えられた。これを受けてユーロスイスは1.20前半から1.21付近まで上昇するなどスイス中銀の威力をまざまざと見せつけた。結局市場はユーロスイスに対してスイス買いを行う勇気は失せた。しかし、この代わりにドルスイスでスイスを買う動きが今後強まるとみる。先週はユーロスイスの上昇に合わせた格好でドルスイスも0.89ドル台に上昇したがその後はじりじりと上値を切り下げる動きが続いている。昨日もNY時間に日米欧のドル協調供給の報道を受け0.87ミドルから0.86ミドルまで一気に下落するなど、スイス買いに動きやすくなってきている。今の下げは穏やかでもいずれ急落する可能性があり、そろそろ上値でショートを仕込んでも面白そうだ。

予想レンジ 米ドルスイスフラン:0.8720~0.8660(23.6%)

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[ユーロ米ドル]  協調ドル資金供給で不安後退

(ユーロ米ドル日足)


ECBはこの日、ギリシャデフォルト懸念などによりユーロ圏ソブリン債危機の影響から民間の欧州銀行が短期金融市場で資金調達が困難になる事態を回避するために、日米欧が協調して3カ月物ドル資金供給で協調する事を発表。これを受け、ユーロは150ポイント余り上昇しこの日の高値1.3935を付けた。また、先週辞任を発表したシュタルクECB専務理事の講演では辞任理由を個人的なものとしたが、暗にECBの政策に対する批判が所々にみられた。しかし、その前にドル資金供給の報道がありこれらの発言に対する市場の反応は限られた。この日はトリシェ総裁の講演もあり、総裁はドル資金供給に対して各国が物価安定という共通の目標達成に向けて結束している証だと言明。ユーロのへの不安感は先日からの中国やBRICSの国債購入への動きもあり後退した。ほぼ高値圏で終了したことでユーロはもう一段の上昇の勢いが残っているとみる。フィボナッチの50%戻しに当たる1.4020は一目の基準線と重なり意識される。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4020~1.3840

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