ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-09

[全般]  ギリシャ追加融資確認

先週末に行われたユーロ圏財務相会合ではギリシャに対する追加融資に対し財政赤字削減を条件に継続する事で一致した。今回はガイトナー財務長官が出席する異例の会合となったのはそれだけギリシャ問題が世界経済に与える影響が深刻であることだろう。今回10月の80億ユーロの融資が決まった事で一先ず目先のギリシャデフォルト危機は回避できたとみてよい。しかし、この日ドイツのメルケル首相はユーロ共同債への反対を改めて表明したことや、ルクセンブルグのフリーデン財務相がギリシャの債務削減ペースが遅い事に失望しているとコメント。更に、この会合において域内経済を強化するための財政出動の可能性が否決されたことや、ギリシャ救済を目的とした担保証券発行についても具体策が示されなかった事など、今後も債務危機に対する懸念が残る結果となった。これを受け週初から上昇を続けていたユーロもこの日は下落に終わった。今週は米国FOMCが21日行われることからギリシャ問題で揺れたユーロは一休みとなりドル主導の相場展開が予想される。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  安値圏でのもみ合いから

(米ドル円日足)

USDJPY20110919_hiashi.jpg

スイス安効果もあり77円後半まで上昇していたドル円は先週再び円高が進み76円ミドルまで押し戻された。ギリシャデフォルト危機が一先ず後退したことからユーロ円の下落が収まった事が背景にあるとみる。結果的にドルや円が買われユーロが売られやすかったことからドル円の売りからユーロ円の売りに乗り換えていたとみる。それが、先週はその巻き戻しが入りドル円の売りが再び強まった可能性がある。76円ミドルから下を売るまでの勢いはみられず介入警戒感が依然として強く、誰も最初に手を出そうとはしない。今週は21日にFOMCで何らかの追加緩和を示すものと思われるがツイストオペ以外に準備預金金利の引き下げを示せば一時的にドル売りに反応しやすい。今週のドル円は76円を再度試す展開とみる。

予想レンジ 米ドル円:77円00銭~76円40銭 (パラボリック)

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[カナダドル円]  堅調な国内経済

(カナダドル円日足)

CADJPY20110919_hiashi.jpg

(米ドルカナダドル2時間足)

USDCAD20110919_2jikanashi.jpg

カナダ円は79円から77円のレンジ相場に入ったとみてよい。対ドルでは短期的にトリプルトップを付けて下落しているが0.97ミドルを抜ける勢いはなく下落幅は限られる。また、カナダ円ではボリンジャーバンドの幅が極端に狭まくしばらくもみ合いはつづくとみる。ただ、21日のFOMCの結果次第ではどちらかに放れる可能性が高く、抜けたところでは順張りで攻めたい。フレアティ・カナダ財務相はカナダ経済が比較的に良い状態であると発言したことでもカナダ買いのポジションは大分進んでいると見る。
今日は79円のレジスタンスを試す展開とみるが利食いの売りに押されるとみる。
79円手前で売りを出し78円手前で買い戻しを入れるレンジ取引に徹する。

予想レンジ カナダドル円:78円80銭(9月2日高値)~78円00銭

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[ユーロ米ドル]  ギリシャ追加融資で一致したものの

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EURUSD20110919_jikanashi.jpg

アジア時間にはIMFの朱副専務理事が「欧州債務危機は危険な新たな局面に入った」「危機が銀行業界に波及する事を懸念している」と述べた事でユーロは100ポイント近く下落した。日本が連休前ということもありポジション調整の動きも含まれていたとみられる。欧州時間にはムーディーズがイタリア国債の格付けを引き下げるという噂もきかれた。
この日行われた非公式財務相会合ではギリシャに対する追加融資に対し財政赤字削減を条件に継続する事で一致した。懸念された10月の80億ユーロの融資が決まった事で目先のギリシャデフォルト危機は一先ず回避できた。ただ、メルケル首相がユーロ共同債への反対を改めて表明したことや、ルクセンブルグのフリーデン財務相がギリシャの債務削減ペースが遅い事に失望しているとコメント。更に、この会合において域内経済を強化するための財政出動の可能性が否決されたことや、ギリシャ救済を目的とした担保証券発行についても具体策が示されなかった事など、今後も欧州債務問題が燻ぶる。
しかし、目先のデフォルト懸念が後退して事で今週のユーロの動きは穏やかなものになりそうだ。寧ろ、21日に開かれるFOMCでの追加融資に市場の注目は集まる。長期と短期国債の入れ替えをするツイストオペは既に市場は織り込んだ。更に何らかの追加措置を行えば一時的なドル売りに繋がることからユーロは底堅い動きとなりそうだ。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.3940(パラボリック)~1.3150(50%戻し)

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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