ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-09

[全般] 政策手段出尽くし

前日のFOMCで予想内での追加緩和に終わった事で金融政策ではこれ以上の対策は当面終了。また、財政対策も既にオバマ大統領が先日打ち出したものの今後共和党の抵抗もありどこまで実行できるか懐疑的だ。金融でも財政でも当面できる事はほぼ出尽くしたという認識が市場に広がってきている。FOMCで指摘されたように米国景気減速が顕著な下ぶれリスクがあるとされたことから、NYダウは悲観論が先行し一時520ドル余り下落。これを受けリスク回避の動きが急速に広がりユーロ円などクロス円の下落が強まった。ドル円も76円を割り込む直前まで下落しなんとか止まった。安住財務相や白川日銀総裁など円高を抑制する発言が相次いだ事で介入警戒感が強まった。FOMCを終えて世界的な景気減速への懸念に対する政策が出尽くしたとの見方が強く安心なドルや円に今日も資金が流れ込みやすいと見る。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 円高抑制に限界も

(米ドル円日足)


FOMC発表後にドルは堅調な動きとなりドル円も東京市場では中値にかけて上昇。一時76円95銭まで買われた事で円安への期待が高まった。短期金利の差が拡大する事でドル円の買いが強まるとの見方が先行したのが背景にある。しかし、欧州時間に入る頃から米景気の減速が顕著であるとFOMCで発表された事が意識され急速にドル円の売りが強まり76円前半まで下落。リスク回避からドルや円など安全通貨を買う動きがこの日は強まった。特にNYダウが一時520ドル余り下落した事で更に円高が進んだ。安住財務相や白川日銀総裁のコメントで76円ミドルまで押し戻される場面もみられたがクロス円の売りが強くドル円の上値はじりじりと押し戻されている。今日は日本が休日ということからアジア市場の薄商いの中で76円割れを試す可能性が高いと見る。

米ドル円予想レンジ:76円90銭(ボリンジャー中心線)~75円95銭(市場最安値)


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[南アフリカランド円] 政策金利据え置き

(南アフリカランド円週足)


(米ドル南アフリカランド30分足)

USDZAR20110923_30ashi.jpg

FOMC後のアジア市場で南アランド円は堅調な地合いで始まった。この日は南ア中銀SARBの政策会合が開かれ政策金利を5.5%に据え置くことを決定。しかし、今回の会合では利下げについても議論された事を明らかにした事で上値が徐々に押し下げられた。NYダウが一時520ドルと大きく下げた事でリスク回避の動きが拡大する中これまでの投資として買った南アランドを売りに回る動きが目立った。NY市場が終わった時点でランドは急速に下落した。日本のFX業者が5時から6時にかけて損益を更新する時と重なり損切りがつけさせられたのだろう。薄商いの中で窓があいたことから一旦は押し戻されると見るが、まだ損切りの動きは今日も上昇した場面では売りが強まるとみる。

南アフリカランド円予想レンジ:9円10銭~8円40銭(2009年1月安値)


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[ユーロ米ドル] リスク回避によるユーロ安ドル高

(ユーロ米ドル日足)


FOMCで米国景気減速が指摘された事もあり市場の不安心理は強まった。また、米国の財政と金融政策の手詰まり感が強まった事でNYダウが大幅下落となりリスク回避の動きが一気に強まった。アジア市場でもみあいが続いたユーロは欧州市場に入りEC鉱工業受注が予想を下回るとユーロ売りが加速。普段は殆ど注目されない指標であったが市場はユーロ売りのきっかけを待ち構えていたようにみえる。NY時間にはラガルドIMF理事が「世界経済の下振れリスクが高い」と発言。更に、レーン委員長は「米国には重大な減速に直面」など悲観的な発言も多くリスク回避からのドル買いが強まった。ユーロはフィボナッチの76.4%戻しの1.3360の手前1.3385まで下落した後辛うじて買い戻しが入り1.35ドル台に押し戻された。しかし、ユーロ売りドル高の動きは再び強まり始めてきただけに今日は再度下値を試す展開とみる。今年1月の戻り安値である1.3250を下回ると今年の安値1.2875が意識される。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3530~1.3250(1月17日安値)


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