[全般] 金融危機対応に本腰
欧米の株式市場がおおきく下落するなかでメルケル首相がギリシャのデフォルトの選択肢を拒否すると発言。また、バーナンキ議長はこの日議会証言で「FOMCは米経済支援に向け適切な行動をとる用意がある」「ツイストオペはQE3の構成要素ではない」と証言した事でNY株は上昇に転じた。ギリシャデフォルトが現実味を帯び始めた事で寧ろ世界経済を支えるために本腰を入れ始めたといってよさそうだNYの。引けにかけてFT紙がEU財務相らは銀行に対し資本注入を話し合っていると報じたことも株式市場を押し上げる要因となった。為替市場もリスク回避の後退からクロス円を中心に買い戻しの動きが強まりドル円も76円後半に押し上げられた。
しかし、NY市場が引けたところでムーディーズがイタリアの格付けを3段階引き下げることを発表した事でユーロが再び売りに転じている。既に織り込んでいるとはいえ3段階というのは予想以上の格下げ幅である事からアジア市場でのリスク回避の動きが強まりそうだ。ただ、欧州市場は寧ろ下げ止まり感が強まれば今日は買い戻しが強まると予想する。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円] ドル円の底固さ

欧州各国の足並みの乱れや豪州中銀の利下げ観測が強まりアジア市場でもクロス円とともにドル円は上値の重い展開が続いた。欧州市場に入っても欧州各国の株式市場が軟調に始まりドル円は一時76円55銭まで売り込まれた。これに対しドイツメルケル首相がギリシャのデフォルトの選択肢を拒否するとのコメントやベルギーのデクシアをフランス中銀が完全にサポートするとの声明を発表した事で安心感が広がった。NY市場ではバーナンキ議長がQE3の可能性を示唆する発言をした事でリスク回避の動きが後退するとドル円は更に上昇し77円手前まで買われるなど底堅さを印象付けた。日本政府は欧州基金債を購入する検討に入った事も円売りに拍車をかけるとみる。イタリア格付け引き下げの影 響は一時的とみて下げたところでは買いを入れたい。
予想レンジ 米ドル円:77円45銭(雲の下限)~76円50銭
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[豪ドル円] 利下げ観測強まる


アジア時間に豪州中銀RBAは政策会合で政策金利を現行の4.75%に据え置く事を発表。声明では現在の金利が引き続き適切と判断としたものの世界の成長見通しで不透明さが増している事から当面金利を変更しないと発表。市場は来月のRBA会合で0.5%の利下げを行うとの観測が広がると豪ドル売り強まった。NY市場に入っても上値の重い展開が続いたがNYの引けにかけて急速に値を戻した。バーナンキ議長が議会でQE3の選択肢を仄めかした事や欧州財務相達が銀行に資本注入を行う事を話し合っているとの報道がリスク選考の動きを強めた。ギリシャ危機への本格的な動きが強まればこれまでの売られ過ぎの反動が更に強まるとみる。フィボナッチの38.2%にあたる73円80銭手前で一旦抑えられたが、その上にある61.8%戻しでもありパラボリックSARが位置する74円85銭を目指す展開を予想する。
予想レンジ 豪ドル円:74円85銭(SAR)~73円00銭
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[ユーロ円] 欧州危機へ本格対応?


ギリシャ追加支援に対する懸念などで欧米株価が下落するなどユーロは軟調な地合いが続いたが、メルケル首相がギリシャデフォルトの選択肢を拒否すると発言。また、FT紙が欧州委員会が銀行に対し資本注入を話し合っていると報じたことで下落していたNY株式市場を押し上げた。欧州株式市場もフランスとベルギー中銀が大手銀行のデクシアをサポートすると報じるなど欧州金融機関に対する懸念が後退した事でユーロは上昇に転じた。
また、NY市場の引き際にムーディーズがイタリアの格付けを3段階引き下げたがユーロの売りはそれ程見られなかった事で買いの勢いが強い事が分かる。ユーロ円は前日に付けた安値100円73銭手前の100円78銭で折り返した事で短期的なダブルボトムを形成した。
102円80銭は50%戻しにあたる事から一旦は跳ね返されたが今日は76.4%戻しの103円後半を試す展開とみる。
予想レンジ ユーロ円:103円75銭~101円75銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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