[全般] リスク選考の動き強まる
NY市場に入ると俄かに値動きが激しくなった。9月小売売上高が予想を上回ったことやG20では欧州問題の解決に向けて新たな対応策への期待感が高まった。その後イタリアのベルルスコーニ首相が信任投票を通過したとの報道が伝わるとユーロは上値抵抗線でもあった1.3830付近を上に抜けて1.39手前まで上伸。ドル円でも来週に円高対策が発表されるとの一部メディアが伝えた事で一気に77円ミドルまで買われるなど、この日は円やユーロ単独の材料での動きが目立った。今週は米国金融機関の決算発表に加えベージュブックや消費者物価など景気指標が発表される。最近の米経済指標は改善を示すものが多いことから予想を上回るものが続けばリスク選考の動きが更に強まりそうだ。特にクロス円の買いに勢いがあることから円売りが進みやすいとみる。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円] 77円ミドルを超えられるか注目


NY時間にドル円は急伸。今週の早い段階で新たな円高対策が発表されるとの一部のメディアが伝えたためだ。しかし、これまで政府は円高対策として海外企業のM&A推進のための基金設立など既に現わしていることから同様な内容であれば寧ろ失望感が強まり円買いに戻される可能性もある。しかし、今回の上昇はそれが要因というよりも底を打って上昇に転じるサインになりそうだ。欧州時間からドル円は77円に何度か乗せるなど買い気ムードが既にみられており、それだけクロス円も含め円売りの動きが目立った。問題は77円ミドルの抵抗線を抜けるかどうかだ。実需などの売りが並んでいる可能性もあるが既に9月末に大分売った事からそれ程抵抗はなさそうだ。週足のパラボリックSARが78円20銭に位置する事からこのレベルに届くかどうか今週は注目したい。
予想レンジ 米ドル円:77円85銭(9月9日高値)~76円90銭
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[豪ドル円] 上昇の勢い止まらず

前日の豪州雇用統計では予想以上に雇用者数が増加した事で買いの勢いが増した。また、欧州債務問題も本格的に回避しようとする各国の動きが活発となり市場には安心感が高まった。一時利下げ期待が強まったことや中国などの景気減速が豪ドル売りを誘った事からロングポジションが可なり解消された。ここにきてリスク選考の動きが高まった事から資源国通貨であり高金利という事から豪ドルへの見直し気分が強まった結果とみる。ただ、この動きもまだ短期的な動きとみた方がよい。79円90銭レベルはフィボナッチ76.4%戻しであり、9月16日の高値と同レベルで先週末は跳ね返された。このレベルを超えられなければダブルトップを形成し再び下落が始まるだろう。しかし、NYの終値がほぼ高値圏で引けた事で買いの勢いはまだ残っているとみてよい。抜けたところで再度買いを入れてみる。
予想レンジ 豪ドル円:81円00銭(ボリンジャーの上限)~79円20銭
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[ユーロ円] イタリアの信任投票通過

アジアから欧州市場にかけて前日のECBレポートによる欧州懸念を背景に慎重な動きとなっていたユーロはNY市場に入り一変。イタリアのベルルスコーニ首相が信任投票を通過したとの報道をきっかけに大きく上昇に転じた。特に強いレジスタンスとみられた1.3830付近を抜けると一気に損切りを巻き込み対ドルで上昇。その後、本邦政府関係者の話として今週早々にも新たな円高対策を発表するとの一部報道によりドル円が急伸。結果的にユーロ買いの材料と円売りの材料が重なった事からユーロ円の上昇が最も目立つ展開となった。ただ先週だけでユーロ円は5円余りの上昇となった事から調整の売りが出やすいとみる。一目の雲が下がってきていることから今週は雲の下限で上値を抑えられそうだ。この下限を突き抜けて雲の中に突入する事が出来れば9月9日に付けた高値108円を目指す展開とみる。
予想レンジ:ユーロ円 108円00銭~106円50銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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