ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-10

[全般]  米金利追加緩和観測と欧州リスク

この日発表された米国経済指標が予想を下回った事から米国追加緩和の思惑が強まった。米10月消費者物価指数は39.8と予想の46を大きく下回った。また、住宅価格指数もマイナス0.1%と予想のプラス0.2を下回るなど米国景気悪化を示すものだった。これを受け市場は次回行われるFOMCでは量的緩和第三段を実施するとの観測が高まりドル売りの動きが強まった。ドル円は先週に引き続き市場最安値を更新し75円73銭まで下落。また、本日行われるEU財務相会合が延期されるとの報道を受け欧州債務金融危機防止策の詳細決定は先送りされることになったことで市場の不安感が再び強まり始めた。これまで示された米国経済指標は比較的好調な結果を示すものであり、昨日の数字だけで市場がここまで反応するというのもおかしな話だ。それだけに市場は方向感をつかみにくい状況であるということだろう。一方、欧州問題は既に23日の協議で終わらず26日に追加協議が開催されていて、今回の延期もある程度予想されていたものだ。声明文は週末になるという話も聞かれていた。このイベントが終わらなければ市場の不安感は払しょくされずそれまではドル円も下値を試す展開が続くとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  最安値更新で日銀の追加緩和も

(米ドル円日足)


先週に引き続きドル円は売りが強まり75円73銭をつけ前回の最安値を5銭だけ更新した。欧州のごたごたや米国の量的緩和第三段への思惑からドルが売られやすい状況下でドル円の売り仕掛けが入ったとみる。安値を更新したところですぐに買い戻しが入るのは介入警戒感が強いためだ。しかし、欧州財務相会合が先送りされた事でこの動きはもうしばらく続くと見てよい。日銀は27日に行われる金融政策決定会合で追加緩和策を協議するとした。具体策としてはこれまでの資産買い入れ基金50兆円に対し5兆円の上積みを増すという。この程度で本当に円高が止まると考えているのは日銀だけだろう。寧ろ、小出しにしていることで更にドル円の売りを誘ってしまう可能性がある。しかし、どちらにしてもドル円の下落幅は数銭の世界であればドル円を売ってもうけるのは労多くして・・・ということになる。ここは様子をみるところだ。

予想レンジ 米ドル円:76円60銭(転換線)~75円70銭

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[ユーロ米ドル]  EU財務相会合の先送りで

(ユーロ米ドル日足)


26日に予定されていたEU財務相会合が延期されるとの報道を受けユーロは1.39ミドルから一気に1.38ミドルまで100ポイント下落。しかし下落の時間は短時間となり直ぐに買い戻しが入るなどユーロの底堅さが目立った。延期された理由はギリシャ債務削減のための民間の損失負担率などの調整が難航しているためとみられる。これで欧州債務金融危機防止策の詳細決定は先送りされることになったが市場の不安感はそれ程大きいという感じではない。ギリシャ債務削減や金融機関の資本増強、EFSFの強化などでの合意は先送りされたものの何らかの解決策が提示されるだという期待感は根強いようだ。また、米国の量的緩和第三段の可能性が高まる事からドル売りユーロ買いの動きは続くだろう。雲の中にト入した事で値動きが上下に激しくなり稼ぐチャンスが増えそうだ。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4010(61.8%)~1.3860

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[カナダドル円]  政策金利の発表を控え

(カナダドル円日足Ⅰ)


(カナダドル円日足Ⅱ)

CADJPY20111026_hiashi_2.jpg

カナダ中銀のBOCはこの日政策金利1.0%据え置きを決定した。発表前にBOCが2013年案で金利を引き上げないだろうという観測記事が流れカナダドルが下落していた。BOC声明では今年の成長率を2.8%から2.1%に下方修正し、2012年まで経済成長は穏やかなものとした。インフレ率は2012年半ばまでに1%へ低下するとした事で2013年まで利上げがない事を裏付けたとみてさらにカナダドルは下落し、2週間余りのもみ合いから下に抜け出した。下降トレンドはまだ継続中だが一目の雲がそろそろ下落が止まり始めている。雲の下限である76円10銭付近を天井に横這いの動きからいずれ78円付近への戻しがあるとみる。

予想レンジ:カナダドル円75円10銭~74円00銭

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