ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-11

[全般]  ドル円で4度目の介入

週明けのニュージーランド市場でドル円は一時75円32銭の史上最安値を更新した。薄商いの時をストップ狙いでの売りが出たのだろう。その後すぐに75円後半に戻ったがこの下落を受け政府日銀はやっと重い腰を上げ、昨年から4度目となる介入を実施した。今回の介入はこれまでとは少し違い押し上げから買い支えという介入方法を使ったとみられる。ある一定のレートに買いを入れて下げさせないというやり方だ。海外市場では流動性の規模がアジアとは違い結局押し戻されたが、それでも78円台を死守出来たということはかなり気合の入った介入とみてよい。これまでの介入は一旦入ってもすぐに手を引いてしまうが今日も何らかの動きを見せるとみる。今週はFOMCやECBの理事会、G20や米雇用統計発表などドル円の下落要因が多くそれを見てから介入と考えたところが多かっただけに今回の介入は意外感があった。これで介入が終わってしまうのであれば今後市場は更に投機の売りが強まることになるため当局は徹底した介入を今日も継続すると考えられる。どこまで腰の入ったものか見極めてから売っても間に合うだろう。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]  介入で4円上昇

(米ドル円時間足)

USDJPY20111101_jikanashi.jpg

(米ドル円日足)

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政府日銀はこの一年で4度目となる大規模介入を実施しドル円は4円近く上昇した。週明けのNZランド市場で薄商いの中ドル円は75円32銭と市場最安値を更新。唐突とも思われる介入だがこれが当局を決断させたようだ。これまでの介入では上昇しても3円止まりであったものが今回は4円の上昇となるなどこれまで以上に腰の入った介入とみられる。8月に実施した介入規模が4.5兆円といわれるが今回はそれを上回る6兆円との試算も聞かれる。これまでの介入は一度入ったらそれで終わりというやり方だったが今回は買い支えの注文を出してきたようだ。79円50銭付近に上昇後77円50銭まで押し戻された後再度介入が入った模様。その後は79円前半で固定相場のように全く動きが無くなった。この時点で買いを入れていたとみるが、欧米市場では結局それも維持できずに77円後半まで押し戻された。海外市場では介入に対してECBのゴンザレス委員やブレーナー米財務次官などの批判的な発言もあったがそれ程強い口調は聞かれなかった。これは単独介入に対しある程度海外中銀とコンセンサスが出来ていた可能性もある。一目の雲の上限で辛うじて引けた事やNYの引け値が78円台に乗せて終わった事から今日も介入を仕掛けてくる可能性が高いと見る。ただし、押し上げではなく買い支えに入ると見るが79円台は売りで攻めてみる。

今週の予想レンジ 米ドル円:79円50銭~77円50銭

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[ユーロ米ドル]  欧州経済指標の悪化

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EURUSD20111101_jikanashi.jpg

アジア時間に実施されたドル円買い介入でドルが全面高の展開となりユーロは下落に転じた。先週買い過ぎたところでの介入であった事から利食い売りの切っ掛けとなったとみられる。欧州市場に入りユーロ圏失業率が10.2%と予想の10%を上回った事で今週開かれるECB理事会で利下げの可能性が高まるという見方も聞かれた。しかし、その後発表の10月ユーロ圏消費者物価が3%と3年ぶりの高い水準に留まった事で利下げ期待が遠のくなか欧州株式市場は軟調に推移。NY時間に入ると米先物ブローカー大手MFグローバルが3兆円以上の債務を抱え破産適用を申請した事が明らかとなりNYダウも下落するなどリスク回避からユーロが更に下落した。ほぼこの日の安値で引けた事で今日も上値の重い展開が予想される。前日に一目の雲の上限を越えたユーロがこの日は再び雲の下限に近付いて終わった。フィボナッチ38.2%戻しの1.3830付近で一旦は下げ止まったが、雲の下限を割り込みその下の50%戻しにあたる1.37付近を狙う展開とみる。

予想レンジ今週のユーロ米ドル:1.3950~1.3700

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[豪ドル円]  82円ミドルの攻防

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUDJPY20111101_jikanashi.jpg

ドル円の介入でドルが全面高になった事から対ドルで豪ドルは急落。1.0506ドルまで売り込まれたものの、それ以上にドル円の上昇幅が大きかった。これにより豪ドル円は目先のレジスタンスとみられていた82円ミドルを越えて84円付近まで上昇したが、その後は再び押し戻されている。対ドルでみるとこれまでの上昇による利食い売りが出始めた事で上値は重く今日も上昇したところでは売りが待ち構えているとみる。ドル円に介入が入ったとしても昨日の高値を超えるのは難しいとみる。下値は50%戻しの81円付近がサポートされれば再度買いを入れたい。最終的に85円ミドルが今の状況では居心地がよさそうだ。

予想レンジ:豪ドル円83円50銭~81円50銭

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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