ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-11

[全般]  リスク回避の動き高まる

アジア時間に発表された中国PMIが前月比マイナス0.8%の50.4と2年8カ月ぶりに低水準となりアジア通貨や豪ドルなど全般に売りが強まった。日本の大量ドル買い介入が入った事がその勢いを増したのだろう。前日のMFグローバルの破たんなどもあり市場の不安が強まる中、欧州市場ではユーロの下落が更に加速する出来事が起きた。ギリシャが先週決定したEUなどによる支援策に対しその是非を問う国民投票を行うことが明らかとなったことだ。これによりギリシャのデフォルト懸念が再び強まりユーロ売りが加速した。もし、国民投票で支援を否決し解散総選挙となれば財政再建への懸念が再び拡大することになり、これを受け世界の株価が再び下落し始めている。
日本の介入の効果は今のところ功を奏しており78円台をキープしておりそろそろ下値を固めて今日は更に上値を試す展開になりそうだ。
市場は極端な方向に短期的に偏る傾向がみられ、この動きも明日のG20やFOMC,ECB理事会の前までとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  引け値は雲の上で

(米ドル円時間足)

USDJPY20111112_jikanashi.jpg

(米ドル円日足)

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東京時間に一時ドル円は急激に上昇し79円をワンタッチした。介入と思い違いしたのか実際に介入が入ったのかは分からない。いずれにしても介入警戒感が強いということだろう。結局この日も手出しができずに終わり、当局は78円台を死守した格好だ。明日のG20では各国からの批判的な発言が出ることは間違いないだろうが、市場は既に織り込んでおりそれ程反応はないとみる。介入も今日で三日目となり明日のFOMCやECBを乗り切れるかどうかが問題だ。少なくともその前までは78円台から79円台に底上げしておくとみる。一目の雲の上限で引けたが二日連続で長い上髭が伸びており無理やり押し上げた事を物語る。しかし、ドル円は全般にショート気味になっていることから79円台に乗せる力は十分にあるとみる。

今週の予想レンジ 米ドル円:79円00銭~77円00銭

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[ユーロ米ドル]  ギリシャデフォルト懸念再び

(ユーロ米ドル日足)

EURUSD20111112_hiashi.jpg

寝耳に水とはこのことをいうのだろう。ギリシャのパパンドレウ首相はこの日先週決定したギリシャへの支援第2段に対しその是非を問う国民投票を実施する事を明らかにした。ギリシャが財政再建を実施する事を条件に支援を決めただけにここにきて再建策が頓挫する可能性が高まった。これにより再び欧州リスクが高まった事でユーロ売りドル買いの動きが強まった。ただ、その前の上昇の勢いが強すぎたことの反動もあることから、この下落も行き過ぎの状態だ。一目の雲の下限を下回り半値戻しの1.37も一時下回り1.36付近まで下落したが引けにかけては買い戻しが入った。まだ売りの勢いは残っているが明日のECB理事会前にはこの下落も終わるだろう。61.8%戻しの1.3570付近が底とみる。

予想レンジ:ユーロ米ドル 1.3800~1.3570

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[豪ドル円]  RBA利下げ実施

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

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豪州中銀のRBAはこの日政策金利にあたるキャッシュレートを4.75%から4.5%へ0.25%引き下げる事を発表。利下げは2009年4月以来となりこれを受け豪ドルは下落に転じた。年末までには利下げの可能性があるとみていたが今回の利下げはやや予想外であった。また、声明文では更なる追加利下げの可能性を示唆するものであった事も売りの強まる要因となった。また、中国のPMIが前月比マイナス0.8%の50.4と2年8カ月ぶりに低水準となったことでアジア通貨や豪ドルなどの売りが強まった。日銀の介入で急激に上昇した反動も手伝い豪ドル円はこの日は3円近い下落となり介入直前のレベルでもある80円75銭も下回った。61.8%戻しの80円40銭で辛うじて跳ね返されたが、この下の80円30銭にはパラボリックSARが控えている。このレベルを超えると売りサインに転換する。下げの勢いは未だ強く下値を割込む可能性は高いとみる。抜ければ雲の上限である79円80銭付近が底値とみる。

予想レンジ:豪ドル円81円20銭~ 79円80銭

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