ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-11

[全般]リスク回避の後退

パパデモス元ECB副総裁がギリシャの新首相に就任し、イタリア上院が緊縮法案を可決したことを受けリスク回避の動きが後退。ユーロは大きく反発した。クロス円も全般的に買いが強まり円売りの動きがみられたがドル円は下落。77円前半まで押し戻された。ただ、欧州債務リスクが後退しわけではない。ギリシャからイタリアへと不安が拡大し、フランス債券も売られ利回りが上昇するなど不安の連鎖が止まらない。週末という事からのポジション調整が強まった事が結果的にユーロ上昇に繋がったとみる。
今週は再び欧州債務問題を中心とした動きとなるだろう。ただ、一方で欧州問題拡大に伴い米国の量的緩和第三弾の可能性が高まるというイタチゴッコが続き、ドル売りの動きが強まれば一方的なユーロ売りにもなりにくい。米国景気指標と欧州問題を睨みながらのもみ合い相場が続きそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円]ゆっくりと円高進行

(米ドル円日足)


USD_JPY_20111114_hiashi

じりじりと円高が進行している。78円ちょうどで覆面介入が入ったという観測もあったが結局1週間後に下抜けてしまった。77円50銭もその時と同様な動きがみられた。しかし、このレベルも結局三日目にして下抜けしてしまった。急激な円高に対しては当局も表立って介入が出来るがこの様なゆっくりとした速度で円高が進むと介入が入りにくい。そこを市場は狙ってドル売りを仕掛けてきた。売ってもすぐに買い戻しを入れるという76円の時と同じような手法で攻めてきている。クロス円の買いが強まり円売りの動きがみられるが、それをドル売りが上回る。欧州問題が深刻化するほどQE3への期待感が強まることからドルの上値の重い展開が今週も続きそうだ。ただ、77円は78円、77円50銭と同様に50銭刻みでサポートが入るだろう。フィボナッチの61.8%戻しにもあたる事から一度では抜けないとみる。雲の下限である76円85銭を下回る時には下げが加速する可能性があり要注意だ。

ドル円今週の予想レンジ:77円80銭~77円00銭(61.8%)

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[ユーロ米ドル]イタリアの次はフランス国債

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20111114_hiashi

(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20111114_jikanashi

この日は米国がベテランズデーということからNY市場での参加者は少なく薄商いの中でユーロは急伸した。
パパデモス元ECB副総裁がギリシャの新首相に就任し、イタリア上院が緊縮法案を可決したことを材料にユーロの買い戻しの動きが目立った。リスク回避の動きが後退とする見方もあるが単なるポジションの週末におけるカバーが強まったとみる。イタリア国債の利回りも6.46%まで下落したが、この日はフランスやオーストリア国債に売りが強まった。先日、S&Pがフランスの格付け引き下げを間違って示唆してしまった事が影響している。火のないところに煙が立たないではないが、実際にフランスにも不安材料があることからまんざら間違いともいえない。週末のショートカバ-からの買いとみれば上値はそろそろ天井に近づいた。往って来いでV字戻しとなる1.3850付近までが上値の限界とみる。下値は一目の下限である1.3570付近が強いサポートとなったことで目先はもみ合いが続くことになりそうだ。

予想レンジ:ユーロドル1.3850~1.3570

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[豪ドル円]明けの明星

(豪ドル円日足)

AUD_JPY_20111114_hiashi

利下げの影響も大分薄れこの日は買い戻しの動きが強まった。ギリシャの新首相が決定したことやイタリアの緊縮法案が可決したことを受けリスク回避の動きが後退。豪ドルの底を支える結果となった。また、一目の雲の上に辛うじて浮かび上がった事で一旦は底値感が強まった。前日に底値で十字型ローソク足が現れ昨日が陽線となった事で綺麗な「明けの明星」の形が出来上がった。フィボナッチの23.6%戻しの79円50銭で頭を押さえられた。このレベルを超える事が出来れば38.2%戻しでもあり過去に強いサポートとなった80円30銭が次のレジスタンスとみる。ただ、今週は前回利下げを行ったRBA議事録が公開され、内容次第では追加利下げの期待感から再び売りが強まる可能性もあり注意したい。

予想レンジ:豪ドル円80円30銭~78円80銭

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
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