ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-11

[全般]イタリア国債利回り再び7%台

アジア市場では欧州時間に発表されるGDPやスペインの国債入札などを控え慎重な相場展開で始まった。ドル円は実需売りなどから一時77円を割り込む場面があり、その後介入と思しき買いが入るとストップを巻き込み上昇。しかし、ショートカバー後はすぐに売りが再び強まるなど円高の動きは少しずつ進行。その後発表されたユーロ圏GDPは予想通りの0.2%と辛うじてプラスとなったが、先行きの景気減速に対する懸念が強まった。また、スペイン国債入札やベルギーの短期債入札も予想以上に弱い結果となったことからイタリア国債利回りが再び7%台に乗せた。これを受けユーロは一時1.35ドルを割り込むなど欧州債務不安が燻ぶる。全般にリスク回避の動きからドル買いが強まった事でドル円も結局77円台に乗せて引けている。しかし、同時に円買いの動きも目立ちクロス円も全般に売りが目立った。ただ、NY時間に発表された米国経済指標は予想以上に好調なこともあり楽観的なムードがリスク回避の動きを和らげた。欧州と米国のシーソーのような動きが交互に出る相場展開は今日も続くとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]76円台は介入警戒

(米ドル円日足)




この日はゴトウビとなり10時かけて中値買いの動きも見られた。しかし、昼近くになると実需の売りも含め再びドル売りが強まり一時77円を割り込んだ。その直後にドル円は77円33銭までいきなり上昇。介入かどうかははっきりしないが結局短期のショートポジションが切らされるだけとなった。欧米市場に入り、イタリア国債利回りが再び7%台に乗せてきた事で欧州債務不安からリスク回避の円買いが強まり76円90銭付近まで下落。円高材料が少しでも出ると素直に反応するということは円高の流れが強いということだろう。覆面介入が入ったとしても結果的に単独では時間稼ぎでしかない。一目の雲の下限で一先ず抑えられたており今日はやや底堅い動きとみるが戻しは売っておきたい。

予想レンジ:ドル円77円30銭~76円80銭

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[豪ドル円] RBA議事録

(豪ドル円日足)


アジア時間に発表されたRBA議事録はインフレの減速や世界的なリスク増大と鉱業への投資急増を考慮し小幅な利下げを決定した事を明らかにした。正先金利据え置きの主張もあったようだが、小幅という文言から追加利下げの可能性を残すものだった。既に市場は追加利下げを織り込んでいたと思われ発表後は寧ろ買いが強まった。しかし、欧州時間にイタリア国債の利回りが再び危険水域の7%台に乗せたことでリスク回避の動きが強まり77円台まで下落。その後NY市場で発表された経済指標が予想を上回る好結果となり再びリスク選好の動きから買い戻しの動きが強まった。下値はフィボナッチの50%付近で下げ止まった。このレベルはヘッドアンドショルダーのネック部分に近い事もあり下落リスクはひとまず回避できた。このままのレベルを保てれば雲から抜け出る事が出来上昇の可能性もある。議事録ではインフレ目標を2-3%に沿っている事を示している事から次回のCPIの結果は追加利下げに直接繋がるだけに要注意だ。

予想レンジ:豪ドル円78円80銭~78円00銭

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[ユーロ米ドル]燻ぶる欧州不安

(ユーロドル日足)

EUR_USD_20111116_hiashi.jpg

(ユーロドル時間足)


EUR_USD_20111116_jikan.jpg

この日発表のユーロ圏7-9月GDPはプラス0.2%と予想通りプラスを辛うじて保った。しかし、フランスの成長率がマイナス0.4%となり南欧諸国の悪影響が連鎖し始めているとの観測も強まる。また、この日はスペインやベルギーの国債入札が実施されたが結果は低調となった。これらを受けイタリア国債の利回りが再び危険水域でもある7%台に乗せてきた事でユーロ売りが加速。一時1.35ドルを割り込み1.3497まで売り込まれた。その後、米国小売売上や生産者物価が予想以上の好調な結果を示した事で楽観的なムードが広がるとリスク回避の動きも後退。ユーロも1,35ミドル付近に押し戻された。1.35ドル付近は11月10日も付けたレベルでもり、ここで折り返せばダブルボトムを形成する事になる。雲の下限を下抜けしたが、一日だけでは騙しの可能性も高く、今日のNY終値が1.35ドルを保てるかがポイントになる。

予想レンジ:ユーロドル1.3620[38.2%]~1.3484(11月10日安値)

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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