ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-11

[全般]欧州不安がついにドイツに波及

この日行われたドイツ国債入札が大きく低迷し債務危機波及懸念が強まった。
東京市場休場となったアジア市場で早朝発表された中国製造業PMIが48.0と前月を下回り業況判断の分水嶺となる50を割り込んだことで世界的な景気減速懸念が拡大。これを受けアジア通貨が全般に下落するなどリスク回避の動きが強まった。欧州市場に入りドイツ国債入札が予定額60億に対し36億ユーロ余りと需要が大きく低迷。欧州債務危機の拡大でドイツの財政負担が増えるとの懸念が強まったことが背景にある。また、ユーロ共同再構想の本格的な議論が始まった事でドイツが最も負担が大きいという事もあったようだ。NY時間に発表された米経済指標は強弱併せ持つもので動意は乏しいものの、米国経済は悪くないという意識もありこの日はドルが全面高となった。ドル円も結局77円台にあった売りをこなしながら77円ミドルまで上伸。
今日は米国が感謝祭で休場となり明日も午前中で終わる。昨日の動きは欧州危機に過剰に反応したとも考えられるが、資金の流れがユーロ側から米国側に流れたことで大きな買い戻しは期待できない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]リスク回避のドル買い

(米ドル円日足)


東京市場が休場のためアジア市場は参加者が少ないなかで中国の製造業PMIが50を割り込んだ事でアジア通貨全般に売りが強まった。ドル円もこの動きにつられる格好で底堅い動きがみられた。欧州市場でもドイツの入札が低迷した事でユーロが下落するなどドルがこの日は全面高となった。ドル円は77円台には実需の売りなども並んでいたが、ドルショートの損切りも同時にあったようだ。それをこなしながらこの日の高値77円56銭まで上昇。このレベルはフィボナッチの50%でもあり一旦は押し戻された。一目の雲の上限がこの日から下落した事で実勢レートが上回った事で上値の抵抗は消えた。ただ、雲は下落傾向にあることから今日明日はじりじりと押し戻されそうだ。NYが休場となるため今日は全般に値動きは乏しくなるだろう。

予想レンジ:ドル円77円70銭~76円90銭

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[ユーロ米ドル]ドイツ国債まで売りが強まる

(ユーロ米ドル日足)


欧州時間に実施されたドイツ10年債の入札は60億ユーロの募集に対して落札が61%と大きく需要が低迷した。入札利回りが1.98%と低い利回りであった事や、欧州債務危機にともなりドイツの財政負担が増加するとの懸念が高まった。また、ユーロ共同債構想が本格的に高まった事で最も負担が大きくなるドイツへの懸念が高まる。ギリシャやポルトガル、そしてイタリアといった国々の債務問題というのではなく、その救済側のフランスやドイツの利回りが高まれば本格的なユーロの崩壊につながりかねない。この動きが一過性かどうかはもうしばらく様子を見る必要がありそうだ。しかし、この動きは短期的に市場の資金がユーロからドルへとシフトしたと見られる。一目の雲の下限を大きく下回ったこともありユーロ買い戻しの動きはそれほど期待できないだろう。上値の重い展開は続くと見る。

予想レンジ:ユーロドル1.3400~1.3250

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[豪ドル円]リスク拡大で下落

(豪ドル円日足)

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(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20111124_jikanashi.jpg

中国の11月製造業購買担当者指数が48と前回を下回り、業況判断の分水嶺となる50を割り込んだことを受け豪ドル売りが強まった。また、欧州市場ではドイツ国債入札が低調だった事から欧州不安が拡大しリスク回避の動きから更に豪ドル売りが進んだ。更に。米銀大手がRBAは来年3月までに現在4.25%のキャッシュレートを3.75%まで利下げするとの見通しを発表した事も下げを助長した。この日は日本が勤労感謝の日で祝日という事や今日が米国感謝祭ということもあり市場参加者が極端に少なくなっている。そのため、損切りが断続的に付けさせられたことも下げを加速させたとみる。一目の雲を完全に抜けて74円85銭まで下落したが、このレベルはフィボナッチ76.4%戻しという事から買い注文もみられる。感謝祭前の調整売りはほぼ終わったとみられ今日から明日にかけては買い戻しの動きが強まるとみる。

予想レンジ:豪ドル・円 75円80銭(61.8%)~74円80銭

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
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