ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-11

[全般]ドイツも日本も

ドイツ、フランス、そしてドイツの三か国はこの日ユーロ安定のために危機国予算編成などへの介入に関して条約改正共同提案することで合意した。しかし、その後メルケル首相が欧州共同債導入構想に対し消極的な姿勢を示した発言でユーロは結局買いが続かなかった。米国が感謝祭のため祝日にもかかわらずユーロは不安定な動きが続き全般にリスク回避の動きは燻る。欧州債務問題から世界経済が落ち込む中で昨日はS&Pが日本の格付けがダウングレードに近付いているとしたことで円も弱含みで推移。ドル円は77円台でしっかりとした動きとなり、格付け引き下げの話はむしろ当局にとっては円高を抑える要因になった。欧州の最後の砦であるドイツ国債の下落が強まり、安全通貨としての円もここにきて安全ではなくなる可能性も広がりこれまでの常識的な動きに変化が生じ始めている。
今日は米国感謝祭の関係でNY市場も半日で休場となるため市場は薄商いになる事で突発的なニュースには気をつけたほうがよさそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]日本国債のダウングレード懸念

(米ドル円日足)


日本の祝日明けでドル円は前日にドルが買われた事でその反動もあり売りが先行した。しかし、その後S&Pが日本の財政が刻一刻と悪化していることや格付けもダウングレードに近付いているとの発言を受け日本の株式市場は安値を更新。ドル円も不安定な動きの中で最終的に底堅い動きとなった。前回に日本の格付けが引き下げられた時には最終的に円高が進行。日本国債の買い手のほとんどが国内という事が背景にあった。今回もその状況は変わらず、この円売りの動きは一時的と見る。ただ、ドイツも含めこれまで安心とされたものに対しても資金が逃げ始めるようであれば日本売りも本格化するだろう。
しかし、そのような状況は時期尚早で今日は週末ということから77円台での狭いもみ合いになるとみる。

予想レンジ:ドル円77円30銭~76円90銭

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[ユーロ米ドル]ユーロ安定に向けた動きも

(ユーロ米ドル日足)


フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相、そしてイタリアモンティ首相の三人が会談しユーロ安定のため危機国の予算編成等にEUが介入できるように条約改正の提案をする事で合意した。また、ドイツのこの日発表されたIfo景況感が予想に反し5カ月ぶりの上昇となった事を受けユーロは底堅い動きを示した。しかし、その後メルケル首相がEU共同債導入に対し否定的な発言をした事でユーロ売りが強まった。また、フィッチがポルトガルの格付けをジャンク級に引き下げた事もユーロ売りを強めた。前日のドイツの入札の低迷でユーロに対して不安感が高まっているところでのこの動きはユーロからの逃避を更に加速させるものだ。一目の雲の下限を完全に抜けてフィボナッチのサポートも越えてきた事で先月の安値1.31ミドルを目指す展開とみる。
今日は週末で米国も半日で休場となるため小幅な値動きが予想されるが、崩れやすい相場なだけに下値リスクは高い。

予想レンジ:ユーロドル1.3370~1.3250

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[ポンド円]下げ止まりか一段下落か

(ポンド円日足)


この日発表の英国7-9月GDP改定値は前期比0.5%増と予想通り前回の0.1%増から成長ペースが加速した。個人消費や設備投資は落ち込んだものの在庫積み増しや政府支出が増えた事で明るい兆しが見える内容だった。ユーロの下落が強まる事からポンドも攣られ安となっている。しかし、昨日は一目の雲を抜けたものの、フィボナッチの76.4%戻しにあたる119円35銭で下げ止まった。ポンド自体は売り材料の出尽くし感も出てきた事で一旦は売りも終わりに近づいたとみる。
もし、このレベルを下回るようであれば117円付近まではそれ程時間をかけないだろう。

予想レンジ:120円30銭~119円30銭

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