ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-01

[全般]欧州格付け引き下げ報道を受け

大手格付け会社のS&Pがこの日欧州各国の格付けを引き下げるとの話が広がるとユーロは急落。ユーロは前日のイタリアとスペインの国債入札が好調な結果を引き継いでアジア市場では堅調な動きが続いていた。また、この日は2年物イタリア国債入札が実施されることからその期待感からもユーロ買いが強まっていた。2年物国債入札の結果は目標発行額の30億に達し、利回りも4.83%と前回の5.62%を下回るものであったが、前日の極端な好調さは見当たらなかったことからユーロの失望売りがみられた。その後NY市場に入り米国11月の貿易赤字が478億ドルと予想の450億ドルを上回ったが市場の反応は薄かった。その直後S&Pがユーロ圏の複数の国の格付けを引き下げるとの報道が広がるとユーロが急落しドルが全面高の展開となった。その時点ではユーロ圏の高官の話としただけでその信ぴょう性に戸惑いが見られたが、その後各国の具体的な格付け引き下げの内容が伝わると更にユーロは下落し安値を更新した。ドイツとオランダの格付けは保たれがフランスやイタリアなどの中核メンバーの格付けが引き下げられた事で今後金融機関の負担が拡大する事になり、EFSFなどの資金集めにも大きく影響が出る事になりユーロリスクは今週も続くことになりそうだ。

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[米ドル円]ドル全面高から

(米ドル円2時間足)

欧州各国の格付け引き下げ報道によりユーロ不安が再び拡大するとリスク回避から安全通貨としてのドルが全面高となった。同時にクロス円などで円も買われる場面も見られたが週末という事もありポジション調整の買い戻しが入り結果的にドル円はこの日の高値圏でNYを引けた。今週は米国経済指標など特に注目されるものが少ないことからユーロ不安の拡大からのドル買いの動きは強まるとみる。結局下値の節目と見られた76円50銭をサポートした事で今週は50%戻しの77円30銭を試す展開とみる。

今週のドル円予想レンジ:77円30銭(50%)~76円60銭(1月4日安値)

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[ユーロ米ドル]フランスの国債入札の行方に注目

(ユーロ米ドル週足)

遂にといった方がよいだろう。S&Pはこの日欧州の複数国格付け引き下げを発表した。昨年末に見通しをネガティブとしていたことから3カ月以内に引き下げの可能性は予想されたものの、この衝撃は大きかった。欧州時間には前日に引き続きイタリア2年国債の入札が実施され、前日の好調な結果が期待された。結果は目標発行額の30億に達し利回りも4.83%と前回の5.62%を下回るものであったが、前日の極端な好調さは見当たらなかったことからユーロの失望売りがみられた。NY時間に入るとS&Pがユーロ圏の複数の国の格付けを引き下げるとの報道が広がるとユーロが急落。ドイツとオランダを除く主な欧州各国の格付け引き下げを発表。フランスとオーストリアは最上級のAAAからAA+へ格下げされた。イタリアに関しては2段階格下げのBBB+となった。これにより今後ユーロ圏の救済基金による金融市場での資金調達に支障が出る事は間違いない。ただ、この格下げはほぼ予想されたものだけに、この衝撃はそれ程長くは続かず週前半で下落は終了するとみる。週足のフィボナッチ76.4%戻しの1.26ドル付近はボリンジャーバンドの下限でもあり今週の底値とみる。

今週のユーロドル予想レンジ 1.2900~1.2600

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[米ドル南アフリカランド]南アフリカの格付け引き下げ

(米ドル南アフリカランド2時間足)

(米ドル南アフリカランド日足)
USD_ZAR_20120116_hiashi.jpg

S&Pによる欧州各国の格付け引き下げを受けユーロは対ドルだけではなく他通貨に対しても大きく下落したが、対南アランドでは寧ろ底堅い動きとなった。この日は大手格付け会社フィッチが南アフリカの格付け見通しをステーブルからネガティブに引き下げる事を発表。これを受け南アランドは8.06から8.22まで急上昇した。その後はポジション調整の売りが出て8.12まで押し戻された。今週は19日木曜日に南ア準備銀行が政策金利を発表する。現在5.5%の政策金利は据え置かれると予想されるが、18日には12月の消費者物価と小売売上高が発表され、この結果次第で政策金利を変更する可能性もあり注目される。日足の三角もちあいが収束してきた事で、これまでの上昇のトレンド方向に放れる可能性が高い。時間足のレンジの上限である8.25を抜ければ8.4付近までの上値を試しにいく動きとみる。

今週の南アランドドル予想レンジ: 8.40~8.08

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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