ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-03

[全般]米国景気指標に一喜一憂

前日に引き続きこの日も上院でのバーナンキ議長の議会証言が行われた。概ね前日と変わらぬ内容となり市場には影響は見られなかった。議長の発言内容の中で原油価格の高騰が一時的な物価押し上げになるとした事や、雇用や消費などの経済指標に市場は注目。この日発表された新規失業保険申請件数は予想を下回り4年ぶりの低水準に低下した事を好感しドルが買われた。一方、その後発表された消費支出は3カ月連続の横ばいとなったものの、2月のISM製造業景況指数が予想に反し前月から低下した事でドル売りが強まる場面も見られた。ただ、景況判断の境目となる50を31カ月上回るなど欧州景気に比較すると相対的に好調な結果を示すものだ。結局この日は米国の景気指標で一喜一憂するなどユーロへの不安が後退し市場の注目は米国へと移っている。
欧州ではこの日実施されたフランスとスペインの国債入札が底堅い需要を集めるなど、前日に実施されたECBによるLTROの効果の表れとみられる。結果的にユーロは既に材料出尽くし感が高く上値の重い展開となった。全般に市場の安心感は広がり始めている。今日は特に目立った材料はない事からリスクオンの動きは継続するとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]81円63銭の高値を意識

(米ドル円日足)



前日のバーナンキ議長の議会証言でQE3への期待が後退した事でドル買い先行で始まった。しかし、一方で米国景気回復期待の動きは豪ドルやポンドといったリスク通貨への投資を高める事からこれらの通貨に対してはドル売りが強まった。結果的にドル円の動きはこれらに相殺されアジア市場では上値の重い展開となった。NY時間に入ると米新規失業保険申請件数が予想を下回りドル買いに反応。しかし、その後発表されたISM製造業景況指数が予想を下回った事で売られるなど81円付近でのもみ合いが続いた。今日は今週月曜に付けた高値81円63銭を市場は再度試しに行くとみる。もしこのレベルを超えられなければ週末という事から一旦は80円付近まで下押しされるとみる。来週は米雇用統計やECB理事会を控え、ポジションは軽くしておきたい。

ドル円予想レンジ:81円60銭~80円50銭[転換線]

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[ユーロポンド]ポンドへユーロからシフト

(ユーロポンド日足)


(ユーロポンド4時間足)

EUR_GBP_20120302_4jikanashi.jpg


前日にECBがLTROを実施した事でユーロは売りが強まった。実施前から期待感が強まっていた事から結果的に噂で買って事実で売る動きとなり、この日も上値の重い展開が続いた。この日はLTRO実施後初めてのフランスやスペイン国債入札が実施され堅調な結果となり利回りは低下した。しかし、ユーロ買いが一部は見られたものの、それ以上にポンド買いが目立った。短期筋を中心にLTRO前にユーロポンドの売りポジションを持った巻き戻しと見られる。しかし、ギリシャ危機は後退しECBの資金供給は確実に欧州債務国や金融機関にとって好感されている事からこの動きも一時的と見る。一目の雲の下限でもあり、フィボナッチの78.6%戻しのレベルに近付いてきた。そろそろユーロポンドの買いが強まるとみて0.83前半では買いを入れてみる。

ユーロポンド予想レンジ:0.8400~0.8320

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[豪ドル米ドル]リスクオンの動き継続

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル時間足)

AUD_USD_20120302_jikanashi.jpg


前日のバーナンキ議長発言からドル高の動きが強まった事から豪ドル売りが強まった。発言の直前に昨年8月以来の高値1.0855を付けていた事もあり、短期筋のロングが吐き出された格好だ。しかし、東京時間の朝方に発表された中国2月のPMIが51.0と3カ月連続で改善した事を受け豪ドルは再び買いが強まった。一時的に欧州時間に売りも見られたが、既に短期のロングが切らされていた事もありNY時間には再び買いが強まった。新規失業保険申請件数が低下した事で来週の米雇用統計に期待が高まる中リスクオンの動きが高まった。元々、金利の高い通貨だけに市場の余剰資金は相対的に豪ドルやNZドルなどに資金が集まりやすい。日本の機関投資家などがそろそろ動き始める気配もあり、もみ合いを抜け出すのも時間の問題だろう。

オージードル予想レンジ:1.0840(ボリンジャー上限)~1.0750

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