ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-03

[全般]今週のポイントは日米金融政策の行方

東京時間にギリシャ債務交換が完了した。これまで参加が懸念された民間投資家の債務削減に対し83.5%が削減に応じられることになり市場には安心感が広がった。ただ、発表直後はむしろ利食い売りで押し戻される場面もみられたが、その後はクロス円を中心とした買いからドル円はしっかりとした動きが続いた。NY時間には最も注目された米2月の雇用統計が発表された。非農業部門雇用者数は22.7万人増と予想の21万人を上回った。これで3か月連続の20万人台となったことで市場にはギリシャデフォルト危機の後退などもありリスクオンの動きが強まりドル円は一気に82円台に乗せてこの日の高値82円63銭まで上昇。一方、ユーロは売りが強まり前日の上昇幅を上回る下落幅となった。
今週はこの勢いがどこかで続くか試させられそうだ。今週の注目材料は日銀の政策会合と米国FOMC会合、ユーロ圏財務相会合と各国の金融政策に視点が移る。日銀は1%のインフレ目標を掲げており追加緩和に動くか注目される。FOMCではQE3を前提とした不胎化の話がどこまで具体的なものが出るのかがポイントになりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]本格化する円安の流れ

(米ドル円週足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20120312_jikanashi.jpg


東京時間に民間投資家の85%近くがギリシャ債務削減に応じるとの報道が流れた。市場は既にこの結果を織り込んでいたことから発表直後には利食い売りが散見された。しかし、その後は底堅い動きが続いた。NY時間に発表された米雇用統計が22.7万人増と予想の21万人を上回りこれで3か月連続の20万人台に乗せてきた。これを受け市場はリスクオンの動きが強まりクロス円を中心に円売りの動きが加速。ドル円も昨年4月以来の高値82円63銭まで上昇しほぼ高値圏で引けた。82円台に乗せたことでドル円の上昇トレンドはほぼ確実となった。今週は日銀の政策会合が開かれるが追加緩和の動きが出れば下降トレンドラインを上抜けてさらに上昇は加速するとみる。次は昨年4月の協調介入後の高値85円ミドルが高値目標となる。このレベルはフィボナッチの38.2%戻しにもあたる。

今週のドル円予想レンジ:85円50銭~81円40銭

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[ユーロ米ドル]レンジの下限を探る展開

(ユーロ米ドル日足)



ギリシャ政府は85%近くの民間投資家が同国のギリシャ債務削減に応じたことをこの日発表した。これで当面はギリシャデフォルトの懸念は大きく後退したことになる。この発表後ユーロは材料出尽くし感が広がり売りが強まった。NY時間に入り米雇用統計が予想以上の増加となったことを受けドルが全面的に上昇。これを受けユーロはさらに売りが強まり一時1.31ドルを割り込む場面も見られたが、かろうじて1.31ドル台でNY市場を引けた。このレベルは一目の雲の上限でもあり意識されたのだろう。今回のギリシャ債務削減が合意したことでひとまずユーロにとって好材料は出尽くした観もある。今後はギリシャが他の民間投資家に対し強制的に集団行動条項を適用することになり悪材料と見なされることになるだろう。また、今回の債務削減で市場は他の債務国のCDSへの影響に視点が移りやすくなるためユーロ売りが強まる週になりそうだ。雲の下限を下回りフィボナッチの61.8%にあたる1.2950が下値目標とみる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.3350~1.2950(61.8%)

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[豪ドル円]90円の天井

(豪ドル円週足)


(豪ドル円日足)

AUD_JPY_20120312_hiashi.jpg


この日発表された豪州1月貿易収支は6億7300万豪ドルの赤字となった。予想された16億豪ドルの黒字を大きくした回ったことで発表後は売りもみられた。しかし、ギリシャ債務削減が合意されるとの期待感もあり下げたところでは買いが待ち構えて再び上昇。
その後中国の消費者物価や小売り売り上げ、そして鉱工業生産が予想を下回ったもののリスクオンの流れは変わらず底堅い動きが続いた。東京時間の3時にはギリシャ政府が85%近い民間投資家が参加するとの発表後は利食い売りが先行。その後NY時間に発表された米国雇用統計が予想以上に増加したことで再びリスクオンの動きが強まり豪ドルは上昇。ドル円の底堅さに支えられ87円58銭まで買われた。しかし、ドルが全面的に買われたことでオージードルの上値が重く、結局88円の高値を超えることはできなかった。今週は日銀やFOMCの政策会合を控えオージー円は綱引き状態となるため一方向に動きにくくなるとみる。

オージー円予想レンジ:90円00銭(11年4月高値)~83円00銭(38.2%)

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