[全般]QE3への期待後退
東京時間に行われた日銀金融政策決定会合では発表直前に追加緩和は見送りとの観測から一時下落。しかし、成長を支援するために2兆円を拡大する事や白川総裁が金融緩和継続を発表するとドル円は上昇に転じた。欧州市場に入るとユーロ売りが強まった。スペインが財政赤字削減目標を達成できないとの観測や、NY時間に発表された米小売売上高が予想通り1.1%であったが高い伸び率を示したことでドル高が進んだことが背景にある。また、ドイツのZEW景況感指数が予想を大きく上回ったことや、ドラギECB総裁が危機は小易状態に入ったことで物価安定を目指すとしたが市場の反応は薄かった。注目のFOMCでは先日の雇用統計の結果も影響したのか「労働市場は一段と改善し失業率は堅調に低下したがなお高い水準」とした。また、石油やガスなどの高騰から一時的に物価を押し上げるとしたことでQE3への期待が後退しドルは全面高となった。ドル円はこれを受け一時83円台に乗せてきた。その後、FRBはストレステストの発表を前倒しし、19行のうち15行がクリアしたことを明らかにした。この結果NYダウがさらに上昇しドルは上昇するなど米国景気への期待がさらに高まる結果となった。市場はリスクオンの動きが強まるものの、利食いも出やすい状況とみる。
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[米ドル円]83円台乗せで達成感も

日銀の金融政策決定会合の発表がずれ込んだことで市場は追加緩和が行われないと判断しドル円の売りも見られたがすぐに買い戻された。結果的に日銀は追加緩和を行わないことを発表するとドル円の売りが強まり一時82円を片足割り込んだ。内容的には成長基盤を強化するうえで貸金供給を2兆円増額することを決定し円安要因として反応すると思ったが、あまりに期待が高かったことや時間をかけ過ぎたことが上値を抑えた。しかし、その後の白川総裁の記者会見で金融緩和の継続を示唆したことで再びドル円の買いが強まった。NY時間に行われたFOMCではQE3への言及がなかったことでドルが全面高となる中ドル円は一時83円台に乗せてきた。大台を超えたことで一旦は達成感もあり東京市場では利食い売りや実需なども出やすくなりそうだ。しかし、このドル高の流れはまだ始まったばかりで、下げたところでは拾っていく。
ドル円予想レンジ:83円20銭~82円50銭
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[ユーロ米ドル]スペイン財政への懸念

欧州時間に発表されたドイツ3月ZEW景況感指数が予想の10に対し22.3と大きく上回った。また、ドラギECB総裁はユーロ経済が継続した安定化の兆候があると判断し、物価重視回帰を目指すとした。しかしユーロの下落は止まらなかった。また、NY時間には2月の米小売売上高が堅調な内容となったことでドルが買われるとユーロはさらに下落し、この日の安値1.3050を付けた。その後FOMCを控えポジションの巻き戻しが入り1.31台に上昇。FOMCではQE3が言及されなかったことからドル買いが強まるとユーロは再び売りが出て1.3056まで下落した。短期的には1.3050付近でダブルボトムを形成したことで底を固めたとみる。このレベルはフィボナッチの50%でもあり強いサポートと意識されていた。また、終値ベースでは雲の上限で引けたこともあり目先は雲を挟んでのもみあいとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3150~1.3050
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]ダブルトップを形成


ドル円の上昇によりオージー円は前日の下落幅を超える上昇となった。日銀政策会合で資産買入れ基金を2兆円増額しM&Aなどを更に促進させることや、今後も引き続きデフレ脱却を目指すとしたことで円売りが強まった。また、FOMCではQE3への言及がなくこれまでのハト派からタカ派へと変わり始めたことでドル円は上昇。ドルが上昇したことでFOMC後にオージードルは大きく下落したものの、その後再び買いが強まり下落前のレベルに押し上げられた。これは豪ドル円の影響とみることができ、円キャリーがそろそろ入り始めたのだろう。ただ、オージー円の87円ミドルは先週の高値でもあり、今回も上抜けできなければ短期的なダブルトップを形成することになる。88円も同様に上値が重いことから目先はもみあいから下押しもあるとみる。
オージー円予想レンジ:87円60銭~86円80銭(50%)
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