ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-03

[全般]ドルのスピード調整

この日はこれまでの上昇ピッチが速すぎたドルへの警戒感が高まりスピード調整の動きがみられた。
米国景気回復への期待から米国長短金利が上昇したことでアジア市場では朝方からドル買いが強まりドル円は朝方84円台に乗せてきた。日米金利差の拡大を背景にドル買いが進んだが、さすがにスピードが速すぎたのか利益確定の売りなどで押し戻された。欧州市場ではスペインの国債入札が実施され利回りは前回よりも低下。ギリシャのデフォルトが回避された事で安心感からの買いが入った。これまで下落が続いたユーロも1.3ドルを目の前にして買い戻しの動きが目立った。スイス中銀が現在のフランの水準が高いことを指摘し対ユーロで1.2の上限を維持することを表明したこともユーロの底を支えた。
NY時間に発表された新規失業保険申請件数が35.1万件と予想を下回り前週よりも1.4万件減少。これは4年ぶりの低水準に並ぶもので先週の雇用増加を裏つけるものだ。また、NY連銀製造業景況指数も予想の17.5を上回る20.2に上昇。これも2010年6月以来の高い水準となり米国景気回復への期待が高まったものの、むしろドル売りが進んだ。リスクオンの動きから豪ドルなどへ資金シフトが目立った。暫くドル調整の動きが続くとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]84円台では利益確定の売り

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20120316_jikanashi.jpg


朝方からドル買いが先行しドル円は一時84円17銭を付けた。日米金利差拡大から買い安心感が広がったためとみられる。しかし、さすがに上昇速度が速すぎたのか高値警戒感からの利益確定の動きが強まった。NY時間に発表された米新規失業保険申請件数やNY連銀景況指数などが予想以上に好調な結果となったもののドル売りの勢いは止まらず83円18銭まで下落した。高値から1円下げたことになる。しかし、一気に85円台に乗せるよりはむしろガス抜き調整が入ったことでドルの底は寧ろしっかりしたとみる。日足のローソク足を見ると高値圏で十字の陰線が現れ宵の明星とも見ることができるが、買い遅れ観は強く下落幅は限られるとみる。目先はまだ調整の動きが予想されるが安値ではしっかりと買いを入れておきたい。

ドル円予想レンジ:84円00銭~82円80銭(38.2%)

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[ユーロ米ドル]ドル売りスイス売りがユーロを支える

(ユーロ米ドル日足)



ユーロは1.3の大台を目の前に反発。速すぎたドルの上昇スピードの調整が強まったことが影響した。また、この日スイス中銀が対ユーロで1.2の上限を維持することを決定したことでユーロスイスの買いが強まったこともユーロの底を支えた。この日IMFはギリシャ無形に期間4年の融資280億ユーロを実行することを承認。また、スペインの国債入札も順調な結果となったこともユーロに安心感が広がった。元々今回のユーロの下落は悪材料によるものではなくドル買いの勢いに押されたものだけに、そろそろ底は近づいてきたとみてよい。雲を挟んでのもみあいがしばらく続くとみてレンジ取引に徹する。

ユーロドル予想レンジ:1.3120~1.3000

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[豪ドル円]金余りで豪ドルへ資金がシフト

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20120316_jikanashi.jpg


市場にはECBやFRBによる資金供給で余剰資金が行く場を探して豪ドルにも資金が流れ込んでいる。米国10年国債の利回りがこの日は2.28%付近まで上昇。豪ドルとの金利差が縮小し対ドルで上値の重い展開でアジア市場が始まった。しかし、市場の余剰マネーは相対的に金利の高い豪ドルに向かっている。オージー円は3月2日に付けた高値79円99銭を超えて大台の88円台をワンタッチ。その後ドル円が84円台をつけたことで達成感からの売りが強まりオージー円も87円36銭まで下落。しかし、安値では買いが並び再び88円手前まで上昇するなど豪ドルの魅力は依然として高い。原油価格も米英の戦略備蓄の放出で協調するとの報道で下落する場面も見られたが依然高止まり状態が続いていることも豪ドル下支えの要因となっている。しかし、88円から上を買うにはまだかなりの勇気がいる。下げたところで買いを仕込みながらロングポジションはキープする。

オージー円予想レンジ:88円20銭~87円25銭(23.6%)

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