[全般]中国と欧州景気懸念連鎖
日本の2月貿易統計では1200億円の赤字予想に対し329億円の黒字と発表されたことで円買いの動きが強まった。しかし、この数字もこの時点では一時的なもので日本の貿易赤字の流れは変わらないという見方が強くすぐに買い戻された。その後中国の製造業PMIが前回の49.6から48.1に落ち込んだことで豪ドルが大きく下げたが、他の通貨への影響は見られなかった。ところが、欧州市場に入り中国への依存度が高いことからユーロ売りに反応。更に、ドイツやユーロ圏PMI製造業指数がともに大きく予想を下回ったことで世界景気への懸念が高まりリスク回避の動きが高まった。安全通貨としてのドルと円に買いが強まりドル円は目先のサポートであった83円を割り込んだ。NY市場に入って新規失業保険申請件数が予想を下回ったことで次回の米雇用統計も20万人以上の雇用が期待されたが市場の反応は見られなかった。NYダウも下落するなどこれまでの上昇に対する調整売りは更に強まった。中国の景気悪化が欧州景気をも押し下げるとのリスク連鎖への懸念から米国の好材料でも市場は反応しなかった。中国や欧州のPMIが今回予想を下回ったもののこれだけで市場の流れが変わるとも思えない。これまでの調整の流れの一環とみる。今日は週末ということもありひとまず調整は終わりに入るとみる。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]貿易黒字で円買いの勢い加速

朝方発表された日本の2月貿易収支が1200億円の赤字予想に対し329億円の黒字となったことで市場はややサプライズ気味に円買いが強まった。しかし、基本的な流れに変化がないとみて81円前半から徐々に下落前のレベルである83円ミドル付近へ押し戻された。ところが、欧州市場が始まると中国のPMIの悪化が欧州景気にも影響するとの観測からユーロが下落するとクロス円が全般に売られドル円も下落。目先のレジスタンスとみられた83円をあっさりと割り込んできた。結局NY市場に入っても株価の下落などからリスクオフの動きが強まりドル円は82円32銭まで売られた。2月から始まったドル円の上昇幅は8円余りあり、今回の下落は調整の一環とみる。82円20銭付近にはパラボリックとフィボナッチの23.6%にもあたり、昨日はこのレベルの手前で跳ね返されている。今日もこのレベルを下回らなければ買いを入れていく。
ドル円予想レンジ:83円20銭~82円20銭
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[ユーロ米ドル]中国の景気鈍化を受け


中国のPMIが前月から大きく落ち込んだことで欧州市場に入るとユーロ売りが強まった。その後、ドイツやユーロ圏のPMIも予想を下回ったことで中国だけではなく欧州景気への懸念が高まり市場にはリスク回避の動きから株価や原油価格が下落。NY時間に発表された新規失業保険申請件数が予想以上の好調な結果となったことから徐々にユーロの買い戻しが強まった。今回のユーロの下落は中国の景気が直接の原因ではなく調整の一環であり目先はまだ一目の雲を底にもみあいが続くとみる。時間足の76.4%戻しでもある1.3070付近が今日の底とみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3230~1.3070
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[豪ドル円]中国と日本の経済指標で下落

東京の早朝に発表された日本の2月貿易収支が予想に反し黒字となったがそれ程オージー円には影響はみられなかった。その後発表された中国の2月PMI製造業が前月から大きく落ち込んだことを受け豪ドルは一気に下落した。豪州は中国と2000億元規模の通貨スワップ協定に調印するなど、両国の関係が更に深まっていることから中国経済の影響を今後も受けることになる。欧米市場でも中国経済減速懸念から株価や原油価格の下落が強まりリスクオフの動きから海外市場でも豪ドルの売りは続いた。パラボリックSARは買いから売りに転じるなど依然上値の重い展開は続くとみる。
オージー円予想レンジ:86円50銭~84円80銭(ボリンジャー下限)
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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