ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-03

[全般]米国景気動向を見極める

先週は米国住宅関連の指標が多く発表され全般に予想を下回る結果となった。住宅関連が底打ちをしたとの見方もあったが日本と同様にそう平坦な道ではないということだろう。バーナンキ議長は米景気見通しをこれまでよりも若干上方修正したものの引き続き下振れリスクは著しいとしている。議長は講演で個人消費の増大で景気拡大の勢いが維持されることを期待するとの見解を示した。ドルは長期金利の上昇とともに上昇したが先週はその調整と思われる動強まった。NYダウや原油、資源国通貨などが売られやすい展開となったが週末には再び買い戻された。調整の動きが終わった可能性もあるが一旦振り落されたマーケットはリスクを警戒しすぐに戻すことは難しい。今週は米国消費者物価や耐久財、GDPといった米国景気動向を見極めることになるだろう。ひとまずそれまでは神経質な展開となるため一時的にレンジ相場に入るとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]もう一段の調整売りも

(米ドル円日足)



今週は3月最後の週となることから機関投資家や実需企業などが外貨売りを出すという話も聞かれる。しかし、この場に及んで通常は纏まった動きを見せることは稀で寧ろ週後半にはドルのレベルが低ければ来期の買いを入れてくる可能性もある。いずれにしても、ドル円は非常に重要なレジスタンスであった82円を先週末には割り込みパラボリックは買いから売りに転換した。このレベルはフィボナッチの23.6%でもあるが、終値でみると何とか上回って引けた。82円を完全に割り込んでくれば次の強いレジスタンスは80円の大台となるが、これを割り込むようであれば円安の動きが大きく後退する。そこまでの下げの要因は今のところ見当たらない。38.2%戻しにあたる81円は今週のサポートになるとみて、その手前からは買いを仕込んでいく。ただし、今週は米国経済指標などを見極めることから上値もレンジ内で収まりそうだ。

今週のドル円予想レンジ:83円30銭~81円00銭

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[ユーロ米ドル]国債入札と財務相会合

(ユーロ米ドル日足)



先週のユーロは狭いレンジ内でのもみ合いに終始。中国やユーロ圏PMIの悪化などから売られる場面も見られたが結局週を通して1.32~1.33と100ポイントほどの狭いレンジとなった。ギリシャ問題が一服したことでドル主体の動きが強まったが、まだユーロは爆弾を抱えている状況に変わりはない。先週は一時スペインの国債利回りが上昇する場面もあったが週末にはショートカバーから低下した。今週はイタリア国債入札を控えるだけに、もし資金調達に問題が見られればユーロは一時的に懸念が高まることになる。ただ、
30日にはユーロ圏財務相会合が開かれ、会合では欧州救済基金の規模が7000億ユーロに拡大される可能性がありユーロ買いに反応することになり結局今週もユーロはレンジ内での動きとみる。一目の雲とパラボリックが1.30ミドルに控えることからこのレベルを今週は下回ることはないとみる。

今週のユーロドル予想レンジ:1.3230~1.3070

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[豪ドル円]ダブルボトム形成か

(豪ドル円日足)



先週のオージー円はリスクオフの動きが強まり88円82銭の今年高値を更新した後下落に転じた。ドルの金利が上昇したことがドル買い豪オージー売りの最初の原因だが、その後原油やNYダウが下落しことに加え中国経済の減速もオージー売りを加速させた。結局昨年の高値90円を目の前に利食い売りがオージーの上値を抑えた格好だ。88円ミドルにあったパラボリックを下回ったことで売りサインに転換し85円手前まで下落。週末には買い戻しが入り86円台に戻して引けたが、依然として下値不安は残る。3月7日に付けた安値84円75銭でサポートされれば短期的にダブルボトムを形成し再び買いが強まるとみる。もし、このレベルを割り込むようであればもう一段下のフィボナッチ38.2%戻しとなる83円30銭付近まで特に強いサポートは見られない。3月最後の週ということから機関投資家などの買いは期待できず、上値は限定的とみる。

オージー円予想レンジ:87円30銭~84円75銭(3月7日安値)

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