ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-03

[全般]世界景気減速懸念は一時的

中国の企業決算が予想を下回ったことでアジアの株式市場は軟調な地合となりリスクオフの動きが強まった。また、欧州市場ではユーロの景況感指数が市場予想に反して低下した。更に、NY時間には新規失業保険申請件数が前週から5000件低下したものの予想を上回ったことで失望感が高まった。これらは市場が強気の流れの時には全く反応するようなレベルではないが、今週は調整の動きが強まる中でちょっとした悪材料に反応しやすいことを示している。この動きでだいぶ市場のポジションの偏りは減少したとみてよいだろう。そろそろ、悪材料への反応は薄くなってくるとみる。今日はスペイン政府の今年の予算案発表やEU財務相会合が開かれその結果次第で再び流れに戻るか更に売り込まれるか判断できるだろう。財務相会合ではユーロ圏支援救済基金を7000から9400億ユーロへと予想以上に拡大されるとの観測がある。しかし、スペインやイタリアといった財政問題に市場が注目すればこの規模では足りないと判断しユーロ売りに繋がる。しかし、市場が強気な状況となれば寧ろ規模の拡大を好感することになる。どちらに反応するか見極めるまではポジションを一方向に傾けるのは危険だ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]82円割れでダブルボトム

(米ドル円日足)



3月の会計年度末を控え日本企業が海外収益を本国に送還するレパトリの動きもありドル円は売り先行で始まった。一方、輸入企業のドル買いもあり売りをある程度吸収したものの中国経済の減速懸念からリスクオフによるクロス円の売りがドル円の上値を押し下げた。欧州市場に入るとユーロ圏の景況指数が予想を下回りユーロ円の売りが強まりドル円はさらに下げ幅を加速。NY市場に発表された新規失業保険申請件数が予想を上回り欧米株価の売りが強まり世界景気減速懸念が高まった。リスクオフによる円買いが進みドル円は一時82円を割り込み81円90銭を付けた。3月23日にも片足81円台を付けたことで目先はダブルボトムを形成。今日のNY終値が81円台で引ければもう一段下値を探る展開とみるが、82円台であれば目先底を打ったとみる。

ドル円予想レンジ:82円80銭~81円90銭

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[ユーロ円]財務相会合とスペイン予算案

(ユーロ円4時間足)


(ユーロ円日足)

EUR_JPY_20120330_hiashi.jpg


アジア市場から世界景気減速懸念の強まりからユーロ円などクロス円が下落傾向にあった。
欧州時間に発表された3月のユーロ圏景況感指数が94.4と前回の94.5から低下し予想を下回ったことでユーロ売りが更に強まった。NY市場でも新規失業保険申請件数の悪化などから欧米株価の売りが強まるとユーロ円は損切も巻き込みながらこの日の安値108円76銭まで下落。その後NYの引けにかけて短期のショートカバーが入り1円近く上昇したが、110円手前付近では売りが待ち構えているとみられる。今日はユーロ圏財務相中央銀行会合が始まり会議ではユーロ圏支援救済基金を7000から9400億ユーロへと予想以上に拡大されるとの観測がある。これ自体はユーロにとってプラス材料ではあるがスペインやイタリアの財政問題が拡大すればこの規模では到底賄いきれない。今日はスペイン政府が2012年の予算案を発表することから、発表次第ではユーロ売りの流れが再び強まるとみる。日足ではパラボリックが売りサインに転換した。フィボナッチ50%戻しの108円50銭は3月22日に付けた安値でもありこのレベルでサポートされれば底値を核燃することになる。反対にこのレベルを下回るようであれば107円50銭を目指す展開とみる。

ユーロ円予想レンジ:110円00銭~108円50銭

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[豪ドル円]世界の景気減速懸念が重石

(豪ドル円日足)



中国企業の業績悪化を受けアジア株下落の影響から豪ドルは売りが先行して始まった。また、スワン豪財務相が財政黒字の目標達成には歳出削減が必要になると述べたことも豪ドル売りを強めた。また、欧米市場ではギリシャが債務を再編する必要があるとの観測や、3月ユーロ圏景況指数が悪化したことでリスクオフの動きが強まった。更に、NY市場では新規失業保険申請件数が予想を上回ったことで世界景気減速懸念が高まった。これにより安全通貨である円買いの動きが高まりオージー円は損切を巻き込みながら84円ミドルまで売り込まれた。このレベルは3月7日の安値とほぼ同レベルでもあり急速に買い戻しが入り1円余り上昇してNY市場を引けてきた。今日は週末であり月末でもあることからそろそろ下げ止まるとみる。日本の機関投資家や企業などは来期のポジションを仕込み始めるとすれば昨日の安値付近では買いを入れてくるだろう。一目の雲をみてもオージー円の上昇トレンドは継続している。フィボナッチの50%戻しに当たる84円台では買いを仕込み始める。

オージー円予想レンジ:86円25銭~85円00銭

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