[全般]リスク回避の動き強まる
先週スペインの格付けが引き下げられ、この日は1-3月GDPがマイナス0.3%とリセッション入りしたことが明らかとなった。今週末に発表される米雇用統計、欧州ではギリシャやフランスの選挙などのイベントリスクが高まることから市場は神経質な動きがみられる。また、先週米国1-3月GDPが予想を下回ったことで米国景気への懸念も高まる。
この日発表された米国個人消費支出やシカゴ購買部協会景況感指数が予想を下回ったことでドル売りが強まった。米国や欧州への不安の高まりは円買いの動きを更に強めた。日本がゴールデンウイークに突入したことで円の取引が低下しているところで円が攻撃されやすくなっている。先週の日銀政策会合では予想された以上の追加緩和が打ち出されなかったこともドル円を売り易くしているようだ。市場はドル安やユーロ安といった動き事態はまだレンジの中であり方向感はまだ乏しい。ドル円はその中でもまだもう一段の下げが期待できる。今日はRBAの政策会合が開かれるが、利下げ幅が予想以上であれば豪ドル円の売りがドル円の売りを促すことになりそうだ。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]80円を割り込む

ドル円はテクニカル的にも心理的にも重要なサポートであった80円を昨日は割り込んできた。日本が既にゴールデンウイークの大型連休に入ったことでドル円の取引引きは低下し始めている。80円付近手前には買いも並んでいたが、その下にはロスカットの注文もあり投機筋はそのロスカットを狙っていたようだ。NY市場で発表されたシカゴ購買部協会景況感指数が予想を下回ったことで80円割れを狙った投機筋の売りが強まりドル円は79円73銭まで下落した。普段であればこのレベルでは日本勢の買いも出てくるのだろうが祝日ということもありほぼ安値圏で引けてきた。新たな買いが出にくいことからもう一段の下値を試すとみる。今日はRBAの政策会合があり利下げ幅が大きければ豪ドル円の売りによるドル円の下押しがあるとみるが下げ幅はそれ程期待できないだろう。
ドル円予想レンジ:80円20銭~79円50銭(11年10月31日高値)
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[ユーロ円]スペインのリセッション入り


先週末にS&Pがスペインの格付けを2段階引き下げたことを受けスペインの財政不安が拡大。この日も1-3月スペインGDPがマイナス0.3%と景気後退に突入したことが明らかとなった。失業率も25%となり市内ではデモが相次いでいることから財政赤字の目標達成は難しくユーロの足かせとなった。一方で、米景気にも不安が残る。先週の米GDPが予想を下回り、昨日発表のシカゴ景況指数などが予想を下回ったことでドル売りとユーロ売りが綱引きとなりユーロは均衡状態。その中でドル円だけが下落したことでユーロ円は上値の重い展開。結局、ユーロドルがレンジ内の動きとなりドル円の下げがユーロ円を押し下げている。下値は4月16日に付けた安値を超えることはないとみる。
ユーロ円予想レンジ: 106円30銭~104円60銭(4月16日安値)
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]RBAの利下げ幅に注目


先週末に発表されたスペインの格下げなどからリスク回避の豪ドル円の売りがこの日も強まった。対ドルでのオージーは米ドル安を背景に底堅い動きがみられるものの、ドル円の売りの勢いが増したことで上値を抑えられている。今日はRBAが政策金利を発表する。市場は既に0.25%の利下げ予想を織り込み、一部では0.5%との予想も聞かれる。もし0.5%の引き下げであれば瞬間的に売りが強まるとみるが、対ドルではそれほどの下落にはならないだろう。寧ろドル円の売りを仕掛けてくる可能性が高く、そうなればオージー円は今週の安値予想の82円ミドル付近を試す展開とみる。
オージー円予想レンジ:83円50銭~82円50銭(4月の安値)
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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