ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-05

[全般]ギリシャ政局不安と米経済

先週はギリシャ選挙において連立与党が過半数に達しなかったことを受け、緊縮財政策の実行が危ぶまれる状況となった。その最後の説得が失敗すれば6月には再選挙が行われることになり緊縮財政路線を続ける可能性は非常に少なくなる。追加金融支援を受けるには緊縮財政の条件を満たす必要があり、離脱の可能性は高まることになる。市場はかなりこのシナリオを織り込み始めていることから、6月の再選挙実施が決定した段階でユーロが下げ止まるかが焦点になるだろう。そうなれば、リスク回避からの動きも一旦は後退しドル売り円売りの動きが強まるとみる。また、中国が12日に預金準備率を0.5%引き下げるなど追加金融緩和を決定した。この決定も市場は既に予想していたもので6月には更に追加緩和を行うとの見方も多い。中国は国内外の経済情勢が厳しいことを背景に景気重視に転換している。この動きが豪ドル円などの売りに繋がればドル円も上値を抑えられことになる。ただ、中国の景気減速は既に織り込まれ始めていることから下げもそろそろ終わりに近づいているとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]下落リスク残る

(米ドル円日足)



先週はギリシャの政局混乱によるリスク回避の動きからユーロ円を中心にクロス円の下落が更に強まった。ゴールデンウイーク前から既に円高の動きが強まっていたこがここにきて徐々に下げの勢いも弱まってきている。先週のドル円レンジは80円06銭から79円41銭と値動きはほんの65銭程度の小幅な動きにとどまった。ギリシャリスクや米国雇用統計の結果を受けてもこの程度の下げにとどまったことになる。今週はギリシャの再選挙が決定する可能性が高く、その時に強いサポートであるフィボナッチ61.8%にあたる79円10銭が割れるかどうか注目。もし、抜けると78円付近までの下落もあるが、その可能性よりも反転に回る可能性が高いとみる。79円ミドルから79円にかけて買い下がるつもりだ。79円を割れたところでは損切を入れておく。

今週のドル円予想レンジ:80円60銭~79円10銭(61.8%)

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[ユーロ米ドル]ギリシャ政局混迷も織り込み始める

(ユーロ米ドル日足)



ギリシャの連立協議が不調に終わり、6月の再選挙の可能性が高まる中でユーロは先週ほぼ安値で引けてきた。ギリシャへの追加支援は財政緊縮が前提条件となるため、最終的に選挙が行われること自体市場は域内から離脱することと見なすことになる。ユーロ各国はそれを回避すべく選挙実施前には色々な手を尽くしてくるとみるがリスクが完全に払しょくするとは思えない。ただし、先週末にはそのリスクを見こしてユーロのポジションはショートに傾き始めていることから好材料があれば買戻しに回るとみてよい。今週は14日にイタリア、17日には不ペイントフランスの国債入札が実施される。また、15日にはオランド氏がフランスの新大統領として就任する。これらが買い戻しのきっかけとなる可能性がある。

今週のユーロドル予想レンジ:1.3060(先週高値)~ 1.2830(61.8%)

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[豪ドル米ドル]中国経済指標に注目

(豪ドル米ドル日足)



4月末からのオージーの下落は止まらず先週もほぼ安値で引けてきた。先週は豪州の雇用統計が予想を上回る好結果となり一旦は買いが強まったものの、それも一時的な動きで終わった。前週にはRBAが政策金利を0.5%引き下げたことで金利のメリットが後退。また、原油価格の下落などコモディティー価格が下落したことも売りを加速させている。そこにきて先週はギリシャ政局の混迷がリスク回避の動きを誘いオージードルは今年の最安値を更新し、ほぼ安値で引けてきた。週末には中国が預金準備率を0.5%引き下げるなど中国の景気減速を示すもので市場はオージー売りを仕掛けて始まる可能性がある。今週は更に安値を更新するとみるが、サポートの目安としてはフィボナッチの76.4%戻しでもあり昨年8月9日に付けた安値0.9930付近が目途とみる。15日にはRBA議事録が公開されるが、欧州問題など内外で不安材料があり更なる追加緩和余地が示されれば売り仕掛けがみられそうだ。

今週のオージードル予想レンジ:1.0220(先週高値)~0.9930(76.4%)

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