ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-05

[全般]不透明感からポジション縮小

先週はギリシャのユーロ圏から離脱するとの観測からリスクが高まり世界同時株安に繋がった。ギリシャ問題がスペインやイタリアなどに波及し始めたことで、中国や米国の景気への懸念が高まり株価の押し下げ要因となった。NYダウは連日マイナスとなり先週の下落巾は450ドル余りと大きく下げた。この下落により市場は米国量的緩和第三段の可能性が高まるとの観測も浮上。欧州問題によるリスク回避からのドル買いと金融緩和の思惑がドルの動きを複雑にさせた。ギリシャの再選挙が決まったことでギリシャがユーロ圏離脱の可能性が高まるものの、現実的にみるとギリシャ離脱は難しいとの観測が多い。国民の大半が離脱を望んでいないことや、実際に離脱すれば更なる過酷な状況になることは明らかだ。いずれにしても、今の段階ではギリシャの先行きや米国金融政策などは誰にもわからない状況下でリスク資金は手元に戻す動きが強まる。今週も、リスクマネーは更に縮小しポジションの解消が進むとみる。その中で、寧ろ短期の投機マネーが活発になり、一時的に大きく上下する動きが増えそうだ。デイトレードにとっては売られ過ぎや買い過ぎの通貨を選べば寧ろ面白い相場展開になるとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]介入警戒感から下値は限定

(米ドル円日足)



ギリシャのユーロ圏離脱の可能性が高まったことでリスク回避からの円買いが先週は強まった。安全通貨の米ドル買いも同時に進行したものの、株価の下落から米国の追加緩和への思惑が高まりドル円の下落に繋がった。円の金利差縮小につながるとの思惑が80円付近で硬直状態であったドル円に対して売り仕掛けも入ったとみる。米国景気は特にここにきて落ち込んできたわけではなく、NYダウの下落が利下げ期待を高めた。根本的なギリシャ問題が落ち着くまではリスク回避の動きは継続するとなればドル円の上値も限られる。フィボナッチ61.8%戻しの79円10銭を下回って先週は引けたことで、もう一段の下値を試す展開とみる。次のサポートは76.4%戻しの78円付近とみるが、そのレベルに近づけば日銀の介入警戒感が高まることから、下値も限定的とみる。今週は日銀の政策会合があり、追加緩和に対し強い姿勢を示すものが打ち出されれば80円台に再び乗せるチャンスもある。

今週のドル円予想レンジ:80円50銭~78円00銭

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[ユーロ米ドル]ギリシャ問題もひと月の猶予

(ユーロ米ドル日足)



ギリシャの再選挙が来月の17日に決まり市場はユーロ圏離脱の可能性の高まりからユーロ売りを強めた。ここからギリシャ問題がどう展開していくかは全くの未知数ということもあり、選挙まではユーロの猶予期間となる。先週は今年1月に付けた最安値となる1.2620に迫る1.2640まで下落したことで一先ず達成感がみられた。その後はショートカバーが入り下髭を伸ばした長い陽線で引けてきた。ギリシャがユーロ圏離脱からのユーロ売りは一巡したことで、むしろ離脱回避の動きがみられたところでもう一段の買戻しが入りやすくなった。50%戻しの1.29ミドル付近を目指して押しを拾っていく。

今週のユーロドル予想レンジ:1.2960(50%戻し)~1.2650

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[豪ドル円]悪材料ほぼ出尽くし

(豪ドル円日足)



先週はギリシャのユーロ圏離脱の可能性が高まったことで世界的な同時株安などリスク回避の動きが強まった。原油や金などの下落でリスク通貨でもあり資源国通貨の豪ドルやランド、カナダドルといった通貨が軒並み急落した。特に豪ドルは0.5%の利下げや中国の景気減速などの売り材料が軒並み続いたことで下落幅は大きくなった。また、ECBがLTROで放出した余剰マネーがユーロから豪ドルに向かった反動もここにきて目立った。しかし、売り材料もほぼここにきて出尽くした観もあり、そろそろ底値に近づいてきたとみる。RSIも売られ過ぎを示す12付近まで下げてきた。不透明感の強いときにはテクニカルに頼ることにする。昨年末に付けた安値である76円ミドル付近が底値とみる。

今週のオージー円予想レンジ:80円00銭~76円00銭(11年12月15日安値)

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