ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-05

[全般]EU首脳会議と日銀政策会合

昨日はギリシャの離脱懸念と日本の追加緩和期待など思惑だけで市場は方向感の乏しい動きが続いた。
大手格付け機関のフィッチは日本の格付けをA+に引き下げ見通しをネガティブとした。しかし、市場の反応はほとんどなく寧ろ円安の動きが強まった。日本当局者が円高に対し必要なら行動するとの発言などから日銀の追加緩和への期待も同時に高まったためだ。また、この日はパパデモス前ギリシャ首相がギリシャのユーロ離脱準備が検討されているとの発言で再び欧州リスクが高まりユーロが下落。NY時間に発表された米中古住宅販売件数が高水準に上昇したことでNY株式市場が堅調に推移していたが、この発言で再び下落。リスク通貨のオージーなどの売りが強まった。今日は日銀政策会合やEU緊急首脳会議を控え荒っぽい動きは継続するとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]日銀政策会合を控えもう一段上昇も

(米ドル円時間足)



フィッチが日本の格付引き下げを発表したことでの影響は為替市場ではそれ程なかった。既に昨年S&Pやムーディーズが引き下げていたこともあった。しかし、それに対し安住財務相や日本の財務省幹部が円高への取り組みを改めて示したことで円安の流れが加速。本日の日銀政策決定会合では前月に既に追加緩和を実施した効果を見極めるため追加緩和は見送るとみられる。しかし、一部海外勢の中では円高阻止のための追加緩和期待が高まり円売りを仕掛けるところも見られた。昨日のドル円の上昇は先週の米国フィラデルフィア製造業景況指数が悪化したことで下落した窓埋めとみる。今日は日銀政策会合を挟んで、その時の下落前のレベルでもあり76.4%戻しでもある80円20銭を試す展開とみる。
政策を据え置かれれば一旦は利食い売りで押しもされるとみるが、底値は切り上がっている。

ドル円予想レンジ:80円50銭~79円60銭

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[ユーロ円]ギリシャの離脱準備始まる

(ユーロ円日足)


(ユーロ円時間足)

EUR_JPY_20120523_jikanashi.jpg


アジア市場ではG8やドイツ財務相などからギリシャのユーロ圏残留を望む声が強まりユーロは堅調な地合いで推移。また、本日から開催されるEU緊急首脳会議ではユーロ圏共同債の発行について話し合われ、その期待の高まりからの買いもみられた。しかし、潜在的なリスクがくすぶる中、NY市場の引けにかけて再び売りが強まった。
ギリシャのパパデモス前首相が「ギリシャのユーロ離脱準備が検討されている」との発言でユーロ不安が再び拡大した。これで目先のユーロ買い持ちポジションが大分解消されたこととみるが、不安は依然残る。今日からEU緊急首脳会議ではユーロ圏共同債について話し合われたとしても、ドイツの抵抗も強く簡単にはまとまることはないだろう。失望感からもう一段のユーロ円下落もありそうだ。また、日銀の政策会合でも据え置きとなればドル円の売り圧力でユーロ円は上値を抑えられることになる。しかし、これらは想定内のことで、最終的に下げたところでは買いを入れていく。

ユーロ円予想レンジ:102円10銭(SAR)~100円90銭(61.8%)

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[ポンド円]窓を埋める動き継続

(ポンド円時間足)


(ポンド円日足)

GBP_JPY_20120523_hiashi.jpg


先週末に急落したポンド円の窓埋めの動きが強まっている。OECDが昨日、英経済見通しで成長は期待外れだがBOEの景気刺激策が適切な力強い支援を提供しているとの見解を示した。今年上期の成長は弱いが、その後はインフレ鈍化で所得や消費が拡大する見通しを示した。その後発表された米4月の財政収支が138億ポンドの赤字となり前月より悪化。IMFは英国経済には一段の追加緩和が必要だとした認識を示した。しかし、ポンドの下落は一時的で買いの勢いは止まらない。先週の下落幅を埋めようとする反動は続いている。NYの引けにギリシャ離脱準備の話から押し戻されたものの底は切り上がってきている。上値は一目の転換線が位置し、フィボナッチの61.8%でもある126円80銭付近が目途とみる。

ポンド円予想レンジ:126円80銭(61.8%、転換線)~125円60銭

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