ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-06

[全般]世界的成長減速懸念

米国5月雇用統計は予想を大きく下回ったことで世界的な景気減速懸念が高まった。
先週末に発表された米国5月非農業部門雇用者数が6万9千人増と予想の15万人を大きく下回った。また、失業率も前月の8.1%から8.2%へと上昇。雇用が前月に引き続き予想を大きく下回ったことで世界的な景気減速懸念が高まりNY株価や原油価格などリスクの高いものが売られた。この結果FRBが今月のFOMCで追加緩和の可能性が高まりドル円は一時78円を割り込んだ。日本政府からは円高をけん制する発言が相次ぐなど円買い介入の思惑が高まりドル円は下げ止まった。しかし、欧州債務危機が米国景気にまで影響を及ぼしたことで、安全通貨としてのドル買いの動きも限られる。消去法から結果的に円に買いが向かいやすい状況となっている。欧州不安は燻るものの、ドル売りの動きが強まりユーロは下げ止まり感が出てきた。今週は円買いの動きに対し介入がどこまで歯止めをかけるかが焦点とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]介入と円買いの攻防

(米ドル円日足)



前日のNY市場で78円直前まで下落したドル円に対し、東京市場では安住財務相などから口先介入の効果もあって押し戻された。しかし、NY時間に発表された米国5月雇用統計は前月に引き続き予想を大きく下回ったことで米景気減速懸念が強まった。リスク回避の動きはドルと円に買いが入るものの、米国景気減速からFRBが追加緩和するとの思惑からドル買いの動きも減速。結果的に円に買いが集中した。ドル円は強いサポートとみられた78円を下回り一時77円60銭まで下落。その後介入警戒感から一気に買い戻されて何とか78円台で先週末は引けた。78円付近というのは昨年末に日銀が覆面介入を行ったレベルだけに買戻しが入りやすい。しかし、市場は寧ろ催促相場となり実際にどこから介入が入るのか試しに来るとみる。しかし、覆面介入はまず間違いなく入るとみて、77円台の売りは短期に買い戻すことに徹する。

今週のドル円予想レンジ:80円10銭~77円50銭

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[ユーロ円]下値も限界に近い

(ユーロ円月足)


(ユーロ円時間足)

EUR_JPY_20120604_jikanashi.jpg


米雇用統計の結果を受けドル円が急落したことでユーロ円は瞬間的に95円ミドルまで下落した。しかし、対ドルでは寧ろ底打ち後に反転している。米国景気の減速から10年国債は過去最低の1.45%まで利回りが低下。今月のFOMCでは追加緩和の可能性が高まったことでドル売りからユーロは上昇に転じた。結果的に円が独歩高となったが、ドル円の下げに対し政府日銀の介入警戒感が高まることからユーロ円の下値はそろそろ底に近いとみる。ギリシャの選挙を17日に控え依然ユーロ圏離脱懸念が高く、スペインの金融リスクがくすぶることから積極的なユーロ買いが出ない。戻したとしても短期のショートカバーのみとなり上値も限定的。時価なし50%戻しとなる98円付近が上値の限界とみる。

今週のユーロ円予想レンジ:97円90銭(50%戻し)~95円50銭(先週安値)

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[豪ドル円]長い下髭を伸ばす

(豪ドル円日足)



アジア時間に発表された中国製造業PMIが50.4と予想の52.0を大きく下回ったことで豪ドル売りが強まった。欧州市場が始まると5月のスペイン製造業縮小を示す指標が発表されユーロとともにオージー売りも強まった。軟調な地合いで迎えた米国雇用統計は予想を大きく下回ったことでリスク回避からオージー円は一気に75円ミドルから74円35銭まで下落。しかし、米国景気減速懸念からFRBの追加緩和期待が高まりからドル売りが強まるとオージーは対ドルで上昇。ドル円には介入警戒感からの買い戻しも入り結局この日は長い下髭を伸ばして引けた。中国景気も含め世界的な景気減速への動きからリスク回避によるオージー円の上値は依然として重い。しかし、対ドルでのオージーは寧ろ今週は底堅い動きとなり、ドル円も覆面介入などから底値は限定的とみる。先週の雇用統計発表後の安値を底にして日足の61.8%戻しとなる78円70銭付近までのショートカバーを狙う。

今週のオージー円予想レンジ:78円70銭~74円40銭

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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