ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-06

[全般]危機への対応行動

先週末発表の雇用統計ショックを受けて始まった週明けのアジア市場は静かな幕開けとなった。
米雇用統計が2か月連続で予想を大きく下回ったことで欧州危機が米国景気まで影響し、その結果FRBが追加緩和を実施する可能性が高まった。それにより円高が進行したが日本のドル買い円売り介入警戒感が高まり、結局アジア市場では警戒感が強く睨み合いがつづいた。欧米市場に入るとG7財務相中央銀行総裁が欧州債務危機を巡り電話協議を開くことが明らかとなった。また、欧州当局者が域内銀行のより緊密な協力体制に関する協議に同意したことで市場には楽観的な見方が高まりユーロの買い戻しが強まった。いよいよ来週から再来週にかけてギリシャの再選挙や日米金融政策会議、G20といったビッグイベントを控え、危機対応への取り組みが今後も打ち出されることになる。短期的にはショートの炙り出しを狙った動きも見られそうだ。しかし、イベントが終了するまでは根本の不安を解消することは難しく欧州不安はそれまでくすぶり続けることになる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]介入とドル売りのにらみ合い

(米ドル円時間足)



週明けの東京市場では先週の米雇用統計の結果を受け円高が強まったことを受け当局者からの円高けん制発言が目立った。午前中には安住財務相、午後には白川日銀総裁、欧州時間には中尾財務官などの発言が相次いだ。しかし、特に目新しい発言もなく反応は限られた。一方、欧州当局者が域内銀行のより緊密な協力体制に関し協議に同意したとの報道や、
G7財務相中央銀行総裁による電話協議が開かれ、欧州危機に対する協議が行われることが伝わった。その席で日本は介入の理解を求めるとしたことでドル円は底堅い動きとなった。協議がされる間は円買いの巻き戻しが入るものの、結果が出なければ再び円高の流れに戻ることになる。上値には限りがある。

ドル円予想レンジ:78円70銭(50%戻し)~78円00銭

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[ユーロ円]欧州危機への対応策協議

(ユーロ円時間足)



先週末に11年半ぶりの安値である95円ミドルまで下落したユーロ円も週明けの欧米市場では買戻しの動きが強まった。
アジア市場では先週終わりである97円付近を挟んでのもみ合いが続いた。しかし、欧州市場に入るとメルケル首相とバローゾ欧州委員がユーロ安や同時株安への対応協議で域内銀行のより緊密な協力体制協議で合意。これを受けユーロの買い戻しが強まった。また、G7財務相中央銀行総裁による電話会議がこの日行われることが明らかとなった。欧州問題を議論し日米欧が協調をアピールするものになるとの判断からユーロ円はこの日の高値98円をワンタッチ。ほぼ高値圏で引けてきた。これまでの悲観的な見方が短期的に後退しもう一段のショートの炙り出しも出やすい。フィボナッチの50%戻しとなる98円手前までの戻しもあるとみる。

ユーロ円予想レンジ:97円90銭(50%戻し)~95円50銭(先週安値)

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[豪ドル円]RBA政策会合での利下げ幅

(豪ドル円時間足)



米雇用統計が予想を下回ったことを受けオージー円は一時昨年10月以来の74円38銭まで売り込まれた。その後は米国追加緩和への期待からドル売りの動きもあり対ドルでオージーは買戻しが強まった。週明けの欧米市場でも欧州危機への対応策としてG7電話会議などが開かれたことで安心感からの買い戻しが入った。しかし、オージー事態の売り材料はまだ続く。今日の午後にはRBAの政策決定会合が開かれるが、そこでは政策金利を0.25%引き下げると予想され、それは大分織り込んできた。しかし、一部では0.5%の引き下げもあるとの観測もあり、そうなればもう一段の売りが強まることになる。もし、0.25%にとどまるとすれば61.8%戻しとなる77円付近まで買い戻されるとみる。ただし、次回の会合に含みを持たせるようであれば再び売りが強まることになる。もし、0.5%引き下げるとすれば75円の大台付近までの下落を予想するが、これで次回の利下げが後退することになり下げ幅は限られる。

オージー円予想レンジ:77円00銭(61.8%)~75円00銭

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