ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-06

[全般]G7声明の採択見送り

欧州債務危機が世界経済に影響し始めたことでG7緊急電話会議を開いたが今回は声明の採択を見送った。
東京市場ではG7電話協議への期待からユーロは堅調な動きで推移。しかし、欧州市場に入りユーロ圏サービス業と製造業を合わせた経済活動がこの3年で最大の縮小となった。また、スペインが同国の銀行の資本強化に欧州が資金を提供すること呼びかけたことでユーロは再び前日の上昇前のレベルまで下落した。結局G7では欧州危機回避への具体的なものがみられず声明の採択が見送られたことでユーロは上値の重いまま引けた。ただ、安住財務相は過度な為替変動は悪影響を与えるとの合意事項を確認したと述べたことでドル円は介入警戒感が高まり上昇。結局、欧州問題は今月中旬に行われるギリシャ選挙やFOMCといったイベントを前にこの場ではまだ結論を出せずに終わった。
NY市場ではISM非製造業指数が予想を上回ったことを好感。また、欧州救済基金がスペインに信用枠を供与する準備を進めているとの報道でリスク回避の動きが後退。クロス円全般に買いが強まった。今日はECB理事会が開かれ、そこで利下げや国債購入再開の話が出ればユーロの買いが再び強まることになるだろう。また、ベージュブックも米国景気動向を探るうえで注目される。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]G7の効果は一時的

(米ドル円時間足)



G7電話緊急会議では声明の採択が見送られユーロに関して特に効果は見られなかった。しかし、安住財務相は過度な為替変動は悪影響を与えるとの合意事項を確認したと述べたことでドル円は上昇。この会見によりドル円での介入警戒感が高まった。また、NY時間に発表された米ISM製造業指数が予想を若干上回ったことで米景気への過度な悲観論が後退したことでクロス円全般に買いが強まったこともドル円を押し上げた。一時6月1日介入もどきで上昇した高値78円70銭を超えて78円95銭を付けた。このレベルはフィボナッチの61.8%戻しとなり上値を抑えた。介入期待もあり、NYの終値ベースではほぼ高値圏で引けたことで今日はもう一段上の76.4%戻しの79円20銭付近を試す展開とみる。

ドル円予想レンジ:79円20銭~78円40銭

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[ユーロ円]G7で具体策見られず

(ユーロ円時間足)



アジア市場はG7緊急電話会議での期待感からユーロは堅調に推移。しかし、欧州時間に入ると一転してユーロ売りが強まった。ユーロ圏サービス業と製造業を合わせた経済活動がこの3年で最大の縮小となったことや、スペインが同国の銀行の資本強化に欧州が資金を提供すること呼びかけたことで不安が高まった。結局ユーロは再び前日の上昇前のレベルまで下落。その後はG7の結果待ちとなったが、結果的に欧州危機回避への具体的なものがみられず声明の採択も見送られたことでユーロは上値の重いまま引けた。しかし、ドル円の介入警戒感が高まったことでユーロ円は結局行って来い。ほぼこの日の高値近辺で引けてきた。今日はECBの会合が開かれスペインの国債利回り上昇を抑えるために国債購入を再開する可能性が高い。一方で、欧州景気を後押しする利下げの可能性も出てきた。どちらもユーロにとってはプラス材料となることからユーロ円はもう一段の上昇が期待できる。

ユーロ円予想レンジ:98円70銭(61.8%)~97円60銭

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[豪ドル円]GDP発表期待

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20120606_jikanashi.jpg


RBAはこの日政策金利であるキャッシュレートを0.25%引き下げることを決定。発表後オージー売りが強まったが、市場はほぼこの利下げ幅を織り込んでいたこともありすぐに買い戻しが入った。一部では0.5%の利下げも期待されたことから寧ろ発表後じりじりと買いが強まり上昇。しかし、欧州市場に入ると再び欧州不安が高まりオージーは下落。G7でも具体的な対策が見いだせなかったことで対ドルでは上値の重い展開となった。しかし、ドル円での介入警戒感が高まるとオージー円は再び買いが強まりショートカバーが入ると結局この日の高値である76円90銭を付け、そのまま高値圏での引けとなった。今日は豪州の1-3月GDPが発表される。予想は0.5%と前期の0.4%から上昇するとみられる。豪ドル買いの勢いが残ることから予想通りかそれ以上であればもう一段の上値を試す展開とみる。

オージー円予想レンジ:77円80銭(パラボリック)~76円20銭

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