ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-06

[全般]最悪な状況は回避

未明に行われたギリシャ選挙の出口調査で旧連立与党が過半数を獲得したことが明らかとなった。これを受けシドニー市場からユーロが買われて始まった。これで一先ずギリシャのユーロ圏離脱への懸念が大きく後退し市場には安心感が広がった。しかし、第2党となった急進左派連合は政権に加わることを拒否。今後、議会が緊縮案を通過できるか不透明感が広がった。更に、議会を通過したとしても実行できるかといった問題も残ることからユーロは再び下落。ドイツのメルケル首相はギリシャに救済条件の緩和を認めないとの認識を示した。スペイン国債が急落し国債利回りは一時7.3%まで上昇するなど、市場の注目はギリシャからスペインへと移った。この日から始まったG20や、21日にはユーロ圏財務相会合などでスペイン救済の具体的な策が打ち出されるか注目。もし、打ち出されない場合は欧州全体の金融危機不安が拡大することになる。しかし、一つの重要なイベントであるギリシャ選挙は最悪の状況を回避したことは一時的にも市場には安心感が広がった。ユーロの下落懸念はあるがクロス円などの底値はしっかりした動きが続くとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]リスク後退でクロス円が支える

(米ドル円時間足)



ギリシャの再選挙で緊縮策を継続する旧与党が勝利したことを受け週明けの東京市場では円売りの動きが強まった。これで一先ずギリシャがユーロからの離脱懸念は後退したことでクロス円などの買いが先行して始まった。ドル円は先週末のNY終値78円70銭から60銭上野79円30銭まで上昇。しかし、欧州市場に入るとギリシャの財政緊縮への懸念が拡大。スペイン国債の急落などから再び市場には不安感が広がった。しかし、イベントリスクが一つ終了したこともあり、全般にリスク回避の動きは後退している。ユーロ以外のクロス円も先週中にかなりのポジションを縮小。今後は再び買いを入れやすいことからドル円の下値を支えることになるだろう。G20の後にはFOMCが控えていることからドル円は依然としてレンジ内での狭い動きとみる。

ドル円予想レンジ:79円50銭~78円80銭

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[ユーロ円]次はスペインが標的

(ユーロ円2時間足)



ギリシャの選挙は財政緊縮派の旧与党である新民主主義党が勝利したことで一先ずユーロ圏離脱という最悪の状況は後退。早朝からユーロは大きく上昇して始まった。しかし、欧州市場に入るとギリシャの緊縮策実行への懸念やスペインの銀行の不良債権問題への不安が拡大。スペイン国債利回りは一時7.3%まで上昇したことでユーロは結局アジア市場での上昇幅以上の下落に転じた。結局先週末のNY市場の安値付近である99円前半まで売り込まれた。G20が今日から始まり欧州の財政や金融統合に向けて日米などからEUへの要請が強まるだろうが市場にはそれ程影響はないとみる。市場はやや過剰に欧州の先行きを悲観視しているようにみえる。少なくとも最悪の状況は避けられたことは確かで、ユーロの売りもそろそろ短期的な底に近づいた。

ユーロ円予想レンジ:100円00銭(50%)~99円10銭

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[豪ドル円]最悪の状況を脱したことで

(豪ドル円日足)



ギリシャの選挙結果を待つインターバンクは珍しくこの日はシドニー市場の早朝から待ち構えていた。結果は旧連立与党が過半数を獲得したことで反緊縮派を抑えユーロ圏離脱のリスクは一先ず回避された。これを受けオージーはリスク後退の動きから一斉に買いの動きが強まり、NY終わり値の79円30銭から1円近く上昇した。しかし、欧州市場ではスペインの金融不安が高まりユーロが下落したことを受けオージーも利食い売りなどから押し戻された。結局先週の終わり値付近から再び買いが強まりこの日は往って来い。少なくとも、最悪の状況は回避されたことでユーロ以外のクロス円、特に資源国通貨への買いが強まっている。G20などで欧州への支援などに関する好材料が出れば更にオージー円は買いに反応しやすいとみる。

オージー円予想レンジ:80円65銭(ボリンジャー上限)~79円70銭

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
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