ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-06

[全般]欧州不安と米国景気期待

今日から始まるEU首脳会議ではドイツの抵抗が強く危機解決に向けた具体策は出にくいとの見通しが高まる。一方では米国住宅市場の著しい回復が米国景気期待を高めドル高に傾いてきた。
昨日はメルケル独首相とオランド仏首相がEU首脳会議を前に話し合いが行われた。銀行監督に関しては双方の歩み寄りが見えたがユーロ共同債の発行に関しては依然独仏の溝は埋まらなかった。市場はこの辺の結果に関しては既に織り込んだことになり、少しでも今後ドイツが歩み寄る姿勢を示すようであれば好材料として捉えることになる。注目はスペインの銀行に対する資本注入に関し、IMFの主張通り政府を介さずに直接資本注入を行うようであればユーロの買戻しは強まる。従って、明日まではユーロに関しては大きくポジションを傾けにくい。一方、NY時間に発表された米中古住宅販売や耐久財受注が予想大きく上回る好調を示したこと。欧州問題解決への期待は後退したものの米国経済は特に住宅市場の回復期待は強く市場には安心感が広がった。ユーロの下落が一服したこともありドル買いの勢いは強い。今日からのEU首脳会議の結果待ちということや月末で半期末ということもあり今日はレンジ取引に徹する。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ドルの底堅さ

(米ドル円時間足)



今日から始まるEU首脳会議を前に独仏首脳の話し合いが行われた。結局ドイツが依然としてユーロ共同債に否定的な姿勢を崩さないことから欧州債務危機解決に向けた具体策は示されないとの観測が多くみられる。ユーロの下落はここにきて落ち着いたことで市場の注目は米景気に移った。昨日の中古住宅販売や耐久財受注が予想を上回ったことで米景気への期待が高くドルは全般に底堅い動きとなった。クロス円もリスク回避からの動きも一部後退したこともあり今日はもう一段の上値を試す展開とみる。61.8%戻しの80円10銭を上値目標とする。今日の米国GDPや新規失業保険申請件数が好調な結果を示せばチャンスはある。

ドル円予想レンジ:80円10銭~79円40銭

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[ユーロ円]ユーロ下落リスクの落ち着き

(ユーロ円日足)


(ユーロ円時間足)

EUR_JPY_20120628_jikanashi.jpg


今日から始まるEU首脳会議を前に独仏首脳が直接話し合いを行った。結果的に共同債発行に関してドイツとの溝は埋めることができなかったものの、銀行監督などEUの機能を段階的に埋めていくことで合意。一先ずユーロ売り材料は出尽くしたとみる。来週のECB理事会では利下げ観測が高く、利下げは寧ろ欧州景気回復を促すものとしてユーロ買いに反応しやすくなってきた。今日のNY時間に発表される米景気指標が予想を上回るようであれば市場のリスク回避の動きが和らぎユーロ円の買いにつながるとみる。先週からのレンジの下限となる98円75銭付近を下回る材料は出にくい。寧ろ、キプロスへの支援やスペイン銀行支援など上値を試す材料が出やすいとみる。

ユーロ円予想レンジ:99円90銭(38.2%)~98円75銭(先週安値)

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[豪ドル円]雲の下限でもみ合い

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20120628_jikanashi.jpg


EU首脳会議では特に即効性のある欧州危機回避への道筋が見えにくい。欧州問題によるリスク回避の売りは既に先週末に織り込んだ。少なくとも明日のEU首脳会議結果が出るまでオージー円を売る材料は少ない。雲の中で昨日は引けてきたことで今日はもう一段の上値を試しやすくなった。ただし、月末であり半期末ということから投資家の動きには期待できないことから上値も限られるだろう。80円付近から買いを入れ、利食いはフィボナッチの61.8%戻しにあたる80円70銭付近を目指す。

オージー円予想レンジ:80円70銭(61.8%)~79円80銭

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