ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-08

[全般]ECB政策決定待ち

アジア市場ではFOMCを控え新たな追加緩和期待が高まりドル売りが強まる場面も見られた。しかし、この日行われたFOMCでは市場の期待を満足させるものではなかったことからドルは全面高となった。声明では「経済や金融情勢を注視し物価安定させつつ力強い景気回復、および労働市場の持続的な改善を後押しするべく必要に応じて追加緩和を実施する」とした。前回のFOMCとほぼ同様の内容となった。市場はQE3が据え置かれるものの、異例の低金利政策の時間軸の延長や超過準備率の引き下げなどが期待されただけに失望感が高まった。結果的に、ドル売りが先行した分の買い戻しが入って終わった。
今日のECB理事会でのドラギ総裁の発言に市場の注目は既に移った。こちらも、先週の各国要人によるスペイン国債下落を抑える措置が打ち出されるとの期待が強い。しかし、その期待が先行しているだけに今回のFOMCと同様な結果に終わる可能性も高く、発表前にはユーロ売りが強まるとみる。しかし、最終的に何らかの措置は打ち出されるとみる。
明日の雇用統計も踏まえ最終的に市場の動きは限定的とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]ドルの下値攻めきれず

(米ドル円日足)



東京市場が始まるとこの日発表のFOMC金融政策を控え追加緩和への期待の高まりからドル円の売りが強まった。一時78円を割り込み77円90銭を付けたがそれ以上は攻めきれずに押し戻された。ショートカバーが終わっても円買い期待が強くFOMC発表前もドル売りがみられた。しかし、結果的にFOMCでは新たな追加緩和策が打ち出されずに前回同様の内容となったことで期待外れとなったことからドルは全面高。ドル円もショートの損切を巻き込みながら78円ミドル付近まで上昇した。今日のECBも控え市場では依然として円高への期待が強いことからこのレベルでは売りが再び強まりそうだ。78円ミドルにはパラボリックのSARが位置し、このレベルを超えると買いサインに転換する。78円の下値を攻めきれなかったことで前回の高値付近を超えるもう一段の上値を試す展開とみる

ドル円予想レンジ:78円70銭~78円10銭

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[ユーロ円]ECBへの高過ぎる期待

(ユーロ円時間足)



FOMCでは追加緩和が据え置かれたことでドルが全面高となりユーロも対ドルで100ポイント近く下落。ユーロへの不信感が強いこともありユーロ売りが特に進めやすかった。先週からのドラギ総裁発言や独仏や米独会談で今回のECBへの期待へ過剰な期待が強まっていた。このFOMCの結果を受けユーロが売られたことである程度ガス抜きになった。ECBが利下げだけに留まるなど、もし失望売りが出たとしても下げの幅は限られるとみる。ドイツの反対もありLTROまでは踏み込めないとしても南欧国債買い取りに動きだせばユーロの目先の不安は払しょくされユーロは上昇するとみる。

ユーロ円予想レンジ:97円30銭(7月27日高値)~95円30銭(76.4%)

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[豪ドル円]イベントを前に利食い売り

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20120802_jikanashi.jpg


中国の7月製造業PMIが3か月連続の悪化。豪州7月製造業景況指数が5か月連続の50割れとなり3年ぶりの低水準となったことを受けオージー売りが強まった。また、この日行われるFOMCでの追加緩和期待が高まりからドル円が売られるとオージー円は一気に81円ミドルまで下落。81円70銭のレジスタンスを下回ったことでロスカットも見られたが下げの場面では新規の買いも目立った。結局オージー円は短期筋のロングを振り落したことから上値の抵抗は以前より弱くなったとみる。本日10時半に発表される貿易収支や小売売上では前回を大きく下回ると予想され売り材料にされやすい。ただ、昨日の製造業景況指数同様に下げたとしても一時的なものとみる。注目は今日のECB理事会ということからその前には往って来いになりやすい。

オージー円予想レンジ:82円70銭(ボリンジャー上限)~81円50銭(ボリンジャー中心線)

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