ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-08

[全般]ドラギ発言に失望

前日のFOMCに続き昨日のECB理事会でも期待外れの発言に市場は再度失望した。
スペイン国債の下落を食い止めるために先週はドラギ総裁をはじめ独仏首脳があらゆる手段を講じるとの発言もありECBへの期待が高まっていた。少なくとも利下げと同時に南欧国債購入の再開やLTROに対する何らかの示唆が期待された。ドラギ総裁の記者会見を控え市場の期待が高まりユーロやクロス円の買いが先行。記者会見が始まりECBの買い切り公開市場操作を実施する可能性を示唆したものの、EFSFの活用を条件。更に、買い入れ時期や規模に関しても具体策には言及しなかったことで市場には失望感が広がった。結果的に、先週のドラギ総裁の強気な発言が出る前のレベル近くまでユーロは下落。前日のFOMCでの失望に続いてECBまでが追加緩和措置を温存。結果的に再びスペイン国債が下落するなど財政負担軽減には繋がらず欧州債務問題解決への道は依然不透明。結果的にFOMCもECBも次回9月の会合に先送りしたことで市場はまた手探り状態に入る。
今日は今週最後のイベントの米雇用統計が発表される。FRBは金融緩和への条件として労働市場の回復を挙げており、この結果次第で次回の追加緩和への期待が高まるか注目。市場は方向感を掴めずに来たことで予想と大きく異なればどちらか大きく振れやすい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]レンジを抜け出せず

(米ドル円時間足)



期待されたECB理事会は具体的な策や規模を示さなかったことで失望感が広がった。
前日にFOMCが追加緩和を打ち出さなかったことでドルの失望買いが強まりドル円は底堅い動きで始まった。また、IMFは円相場が課題に評価されていることから日本の介入を容認する姿勢を示したことで介入警戒感が高まった。しかし、ECB理事会を前にドルの買いポジションを縮小する動きから再びドル売りが強まった。ドラギ総裁発言でクロス円は上下に振らされたものの結局ドル円は蚊帳の外。78円前半でのもみ合いに終始した。全般にドル円の上値の重さが目立つ中で今日の米雇用統計次第で底値を再度探る展開とみる。非農業部門雇用者数は10万人の雇用増が予想されるが、少しでも予想を下回るとドル売りに反応してくるとみるが値幅は限られるだろう。

ドル円予想レンジ:78円50銭~77円80銭

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[ユーロ円]期待外れのECB

(ユーロ円時間足)



先週のドラギ総裁の発言でECBへの期待は大きく高まった。ユーロ円は発言により94円60銭付近から97円25銭まで上昇し、その後半値戻しの96円付近で理事会を迎えた。ドラギ総裁の記者会見では南欧国債購入の用意があるとの発言で一時97円付近まで上昇。しかし、発言の中で具体的な規模や時期について一切触れられなかったことで失望感が広がりユーロは下落。先週のドラギ発言前のレベルに迫る94円90銭付近まで下落した。市場の期待が高すぎたこともあり結局行って来いとなった。内容的にはこれまでよりも前向きな姿勢を示していることからユーロ売りは一巡したとみる。雇用統計の結果次第でまだ下振れリスクはあるものの94円ミドルを割り込む勢いはない。寧ろ、今後のECBや欧州各国の危機回避の動きに期待して下げたところでは買いを入れる。

ユーロ円予想レンジ:96円00銭~94円60銭

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[豪ドル円]レンジの下限を拾う

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20120803_jikanashi.jpg


朝方発表された6月貿易収支は予想された3.75億豪ドルの赤字に対し900万豪ドルの微小ながらも黒字の収支となった。また、小売売上も1%増とこちらも予想の0.75%を上回ったことで発表前に売られて始まったオージー円は上昇に転じた。来週のRBA政策会合では政策金利が据え置かれるとの観測が高まった。前日にFOMCで追加緩和が据え置かれたことで対ドルでの下落が目立ったオージーだったが底堅い動きでECB理事会を迎えた。ECBの直前には82円ミドルの強いレジスタンスを超えて後半まで上昇。しかし、ECBでは期待された具体策などが打ち出されなかったことで失望感が広がるとリスク回避の動きからオージー円は一気に下落。目先のロングが振り落されながら81円65銭付近まで売り込まれた。結果的に最近の82円ミドルから81円ミドルのコアのレンジを維持したとみる。欧米の金融政策への不透明感から最終的に金利の高さや景気の底堅いオージー円の買い需要は高い。今日の雇用統計で一時的に81円ミドル付近まで迫る場面があれば買いを入れていく。

オージー円予想レンジ:82円40銭~81円50銭(ボリンジャー中心線)

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