[全般]米雇用統計の結果リスクオン
アジア市場は前日の期待外れのECB理事会によるリスク回避の動きが先行。ドル円など売り先行で始まった。しかし、前日から下落したユーロなどのポジションの巻き戻しを中心にその後はじりじりと買戻しの動きが強まった。NY時間に発表された注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数が16.3万人増と予想の10万人増を大きく上回った。一方、失業率は8.3%と予想の8.2%を上回ったものの遅行性の失業率に対して市場は無反応。先日行われたFOMCでバーナンキ議長が労働市場の持続的な改善がなければQE3の可能性を示唆したが、この結果追加緩和期待は後退。リスク回避の動きが後退しクロス円が全面高となった。FOMCでは追加緩和が見送られECB理事会は国債購入など期待外れの結果となり市場の失望感が高まっていた。その矢先の雇用統計の改善。市場の不安感は一斉に払しょくされた。今週は特に注目材料はないものの、リスクオン継続でオージーなどリスク通貨の上昇がどこまで続くか注目したい。
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[米ドル円]クロス円に支えられ


7月米雇用統計が予想を大きく上回ったことで米国の追加緩和期待が後退。失業率が予想を上回ったことで一部に緩和期待は残るものの市場には安心感が広がった。ユーロやポンドなど殆どの主要通貨に対してドルは下落しているがそれはクロス円の買いが押し上げたとみる。ECBが今後スペイン国債下落を抑えるような措置を打ち出すことになれば更にクロス円は上昇しドル円も底固い動きになるだろう。週足の一目の雲の下限付近で2週連続ローソク足は十字線が並んだことで下げは終わった。今週は日足のボリンジャーの上限でもありフィボナッチ38.2%戻しとなる79円台を試しに行くとみる。
今週のドル円予想レンジ:79円00銭(38.2%)~78円20銭
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[ユーロ円]ECB期待燻る

先週は期待されたECB理事会で梯子を外された格好となりユーロは売られた。しかし、ECBは時期や規模など具体的な策は示さなかったもののスペイン救済のための道筋を示したことは確かだ。今後はドイツの反対などもあるが最終的にユーロを守るために欧州各国が協調してくるとみる。要人発言などは今後もユーロにとってポジティブなものが出やすい。また、米雇用統計が予想以上に増加したことで市場全体にリスクオンの動きが始まった。97円ミドルを超えて今週はショートの巻き戻しを中心に100円の大台を目指す展開とみる。
今週のユーロ円予想レンジ:99円60銭(78.4%)~95円80銭
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[豪ドル円]独歩高のオージー

米雇用統計の発表を待たずにオージー円は既に上昇に転じた。前日のECB理事会で期待と失望で上下に大きく振らされたことから目先のロングポジションが振り落された。スイスの外貨準備が拡大しユーロ売って円を買う動きも相当規模で増えている。スイス中銀だけではなく他のファンドも同様な動きを見せているといわれる。これらの資金は簡単に逃げるものではなく、中期的なオージーの下支えとなる。強いレジスタンスであった82円ミドルを超えて終わってきたことから今週はもう一段の上値を試す展開とみる。目指すは下落トレンドが始まった日本のゴールデンウイーク前のレベル84円台ミドルから後半。
今週のオージー円予想レンジ:84円70銭(100%)~82円20銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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