[全般]欧州危機回避の動きとドル高
先週は米国景気指標が概ね好調な結果となったことで米国の追加緩和への期待が後退。ドルは週末にかけ底堅い動きとなった。また、休み明けとなったメルケル首相がECBの債務危機解決に向けたECBの条件付き債券購入を支持する構えを示した。ドル高の動きと同時に欧州危機への懸念が後退したことで市場には安心感が広がりリスクオンの動きが強まったことでドル円やクロス円が全般に上昇した。週末には調整の動きもみられたがこの流れは今週も継続するとみる。
今週は23日に独仏首脳が会談を行うなど、その他の各国首脳との会談も予定されている。欧州首脳が債務危機の解決を巡り合意に近づいているとの楽観的な見方が広がりつつある。
また、先週発表の米景気指標では全般に景気回復基調を示されたことで21日に発表されるFOMC議事録が注目される。追加緩和期待が後退する内容となればドル高は更に強まるだろう。お盆休み明けとなる日本勢の動きも注目。これまでは、休み明けに円安が進むと実需筋が売りを出すというパターンが多い。しかし、既に休み中に売り注文が殆どついたとみられることから様子見となれば円安の動きは更に強まる。
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[米ドル円]上昇トレンド始まる

米国追加緩和期待の後退でドル高の動きが強まったことや、欧州債務危機克服に向けた動きによりクロス円が上昇し円安が進む結果ドル円は上昇。先週は5連続陽線が続きひと月近く続いた78円台でのもみ合いレンジを上に抜けてきた。8月円高説でドル円を寧ろ売り込んでいたショートもまだ半信半疑の中で買い切れていないとみる。一目の雲に入り先週末は雲の上限の79円60銭手前で上値を抑えられた。しかし、終値ベースが先週の高値レベルであることから買いの勢いが強いことを示す。週明けの東京市場ではやれやれの売りが出やすいものの、実際には先週の上昇時に売り注文が実行されたことで下げ幅は限られるとみてよい。雲を抜けて大台の80円に乗せるのはそれ程時間はかからないだろう。
今週のドル円予想レンジ:80円20銭(38.2%)~79円00銭
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[ユーロ円/ユーロ米ドル]欧州各国首脳の動き


欧州債務危機克服に向けた欧州各国首脳の動きが今週から活発に動き出す。
ドイツのメルケル首相は23日にフランスのオランド首相と会談を予定。その他ギリシャなど他の欧州各国の首脳との会談を行うなど、欧州債務危機解決に向けた動きに期待が高まる。特に、ドイツがECBの条件付き国債購入を支持する姿勢を明らかにしたことでユーロの下落懸念は更に後退。しかし、一方で米国追加緩和期待が後退することでドルは対ユーロで上昇することになる。しかし、リスクオンによる円売りの動きが全般に強く、先週と同様にドル円の上昇速度がユーロドルの下落を上回るとみる。
雲の上限でもありフィボナッチの76.4%でもある99円90銭付近を目指す展開とみる。
今週のユーロ円予想レンジ:99円90銭(雲の上限、76.4%)~97円20銭
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[豪ドル円]調整売りは買いのチャンス


上昇から始まったオージーは週末に下落。豪州政府はこの日豪ドル高で経済が損なわれるようであれば中銀が金融緩和に動く可能性があると表明。週末ということもありこのニュースでオージーは下落に転じた。目先のレジスタンス83円前半を超え買いに勢いがつき始めると思われた時だった。オージー円の売りはあまり見られなかったものの対ドルや対ユーロでのオージー売りが目立った。結果的に米ドルの金融緩和期待の後退でドル高の動きがオージーを抑えたことになる。ドル円がひと月ぶりに上昇に転じたことで円安のトレンドが見え始めれば円キャリーの動きによるオージー円が再び強まることになる。調整の売りが終わればいずれ本格的なオージー円の上昇に繫がる。今週はその始まる準備段階とみる。
今週のオージー円予想レンジ:84円00銭~82円60銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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