ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-08

[全般]欧州危機回避の動きとドル高

先週から広がり始めた米国金融緩和期待の後退と欧州債務危機解決に向けた動きは今週も引き続き強まるとみる。
先週は米国景気指標が概ね好調な結果となったことで米国の追加緩和への期待が後退。ドルは週末にかけ底堅い動きとなった。また、休み明けとなったメルケル首相がECBの債務危機解決に向けたECBの条件付き債券購入を支持する構えを示した。ドル高の動きと同時に欧州危機への懸念が後退したことで市場には安心感が広がりリスクオンの動きが強まったことでドル円やクロス円が全般に上昇した。週末には調整の動きもみられたがこの流れは今週も継続するとみる。
今週は23日に独仏首脳が会談を行うなど、その他の各国首脳との会談も予定されている。欧州首脳が債務危機の解決を巡り合意に近づいているとの楽観的な見方が広がりつつある。
また、先週発表の米景気指標では全般に景気回復基調を示されたことで21日に発表されるFOMC議事録が注目される。追加緩和期待が後退する内容となればドル高は更に強まるだろう。お盆休み明けとなる日本勢の動きも注目。これまでは、休み明けに円安が進むと実需筋が売りを出すというパターンが多い。しかし、既に休み中に売り注文が殆どついたとみられることから様子見となれば円安の動きは更に強まる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]上昇トレンド始まる

(米ドル円日足)



米国追加緩和期待の後退でドル高の動きが強まったことや、欧州債務危機克服に向けた動きによりクロス円が上昇し円安が進む結果ドル円は上昇。先週は5連続陽線が続きひと月近く続いた78円台でのもみ合いレンジを上に抜けてきた。8月円高説でドル円を寧ろ売り込んでいたショートもまだ半信半疑の中で買い切れていないとみる。一目の雲に入り先週末は雲の上限の79円60銭手前で上値を抑えられた。しかし、終値ベースが先週の高値レベルであることから買いの勢いが強いことを示す。週明けの東京市場ではやれやれの売りが出やすいものの、実際には先週の上昇時に売り注文が実行されたことで下げ幅は限られるとみてよい。雲を抜けて大台の80円に乗せるのはそれ程時間はかからないだろう。

今週のドル円予想レンジ:80円20銭(38.2%)~79円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ円/ユーロ米ドル]欧州各国首脳の動き

(ユーロ円日足)


(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20120820_hiashi.jpg


欧州債務危機克服に向けた欧州各国首脳の動きが今週から活発に動き出す。
ドイツのメルケル首相は23日にフランスのオランド首相と会談を予定。その他ギリシャなど他の欧州各国の首脳との会談を行うなど、欧州債務危機解決に向けた動きに期待が高まる。特に、ドイツがECBの条件付き国債購入を支持する姿勢を明らかにしたことでユーロの下落懸念は更に後退。しかし、一方で米国追加緩和期待が後退することでドルは対ユーロで上昇することになる。しかし、リスクオンによる円売りの動きが全般に強く、先週と同様にドル円の上昇速度がユーロドルの下落を上回るとみる。
雲の上限でもありフィボナッチの76.4%でもある99円90銭付近を目指す展開とみる。

今週のユーロ円予想レンジ:99円90銭(雲の上限、76.4%)~97円20銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[豪ドル円]調整売りは買いのチャンス

(豪ドル円時間足)


(豪ドル円日足)

AUD_JPY_20120820_hiashi.jpg


上昇から始まったオージーは週末に下落。豪州政府はこの日豪ドル高で経済が損なわれるようであれば中銀が金融緩和に動く可能性があると表明。週末ということもありこのニュースでオージーは下落に転じた。目先のレジスタンス83円前半を超え買いに勢いがつき始めると思われた時だった。オージー円の売りはあまり見られなかったものの対ドルや対ユーロでのオージー売りが目立った。結果的に米ドルの金融緩和期待の後退でドル高の動きがオージーを抑えたことになる。ドル円がひと月ぶりに上昇に転じたことで円安のトレンドが見え始めれば円キャリーの動きによるオージー円が再び強まることになる。調整の売りが終わればいずれ本格的なオージー円の上昇に繫がる。今週はその始まる準備段階とみる。

今週のオージー円予想レンジ:84円00銭~82円60銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する