ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-08

[全般]欧州問題で一喜一憂

先週末にドイツ紙が報道したECBの国債購入計画に対しドイツ連銀の月報で批判的な姿勢を示した。連銀月報では国債購入が無制限となりかねず、リスクはECBではなく政府や議会が負うべきだと批判した。また、ECBは国債購入計画に対し何も話し合いをしていないと否定。ドイツ国内での足の乱れやECBによる債務危機解決に向けた動きへの懸念が拡大。しかし、火のないところに煙は立たないとの諺もあるが、市場はこの計画は次回のECB理事会で話し合われるとの観測が高い。また、ドイツ外相がギリシャの救済条件の大幅な緩和は受け入れないとの姿勢を示した。アジア時間ではドル円やユーロなど先週の流れを次いで底堅い動きで始まったものの欧州市場ではこれらの材料を背景に圧し戻された。しかし、市場には楽観的なムードが漂う中で最終的に下げ幅は少ないものとなっている。これら欧州の動きは市場にとってある程度想定内であり株式市場なども含め一先ず小休止となった。今日はFOMC議事録が公開されるが、ユーロ問題から米国金融政策に市場の注目は移る。調整の動きが終われば再び上昇相場の流れに戻るとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]高値更新後反落

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

USD_JPY_20120821_hiashi.jpg


先週の米国景気指標が好調な結果となったことで米追加緩和期待が後退。ドル高の流れは週明けアジア市場でも継続しドル円はひと月ぶりに79円65銭の高値を更新。その後も高値圏でのもみ合いが続いた。しかし、ECBの国債購入を巡りドイツ連銀の批判的な姿勢やギリシャ救済条件を巡り難航が予想されることなどからリスク回避の動きが強まった。市場にはまだ円高期待が残ることから買いは慎重なところが目立ち何かがあれば直ぐに売りを出してくる。だからこそポジションのロングは溜まらないことから上昇は続くとみる。今日のFOMC議事録でメンバーの足並みの乱れが明らかとなれば追加緩和期待は更に後退しドル買いに繋がる。

ドル円予想レンジ:80円30銭(23.6%)~79円90銭

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[ユーロ米ドル]もち合いが収束

(ユーロ米ドル日足)



ECBが無制限に新たな国債購入を実施する検討に入ったとのシュピーゲル紙の報道をドイツ連銀は批判。また、ギリシャの救済条件に関しても今週予定されているドイツとの会談で結論は出せないとする報道などユーロの上昇は抑えられた。しかし、市場は大局的にこれらの問題は解決されるとの楽観的な見方が多くNY引けにかけては買戻しの動きが強まった。徐々にもみ合いが収束し始めてきたことで、そろそろどちらかに放れるとみる。8月3日の大幅上昇の調整が終わったとみれば上放れの可能性が高い。ボリンジャーバンドの1.2280を底に8月高値付近を目指す展開とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.2440(8月6日高値)~1.2280(ボリンジャー中心線)

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[豪ドル米ドル]短期的下落

(豪ドル米ドル日足)



ユーロの下落が終わりユーロオージーの買戻しがまだ継続している。また、米国追加緩和期待の後退でドルとオージーの金利差縮小から対ドルでも上値の重い展開となっている。6月1日に付けた今年安値の0.95ミドルから始まった豪ドルの上昇に対する反動の下げもそろそろ終盤に近づいたとみる。FOMC議事録発表で一時的に下振れリスクはあるもののオージーの魅力は依然として高い。ボリンジャーの中心線に沿って徐々に上昇トレンドに戻るとみる。

オージードル予想レンジ:1.0475~1.0390(50%)

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