[全般]米追加緩和期待高まるものの
アジアから欧州市場にかけてそれほど目立った動きはなく為替相場も落ち着いた動きが続いた。この日公開されるFOMC議事録に対してもそれ程注目度は高まらなかった。ところが幕を開けると追加緩和を促す内容となっていたことで市場はサプライズ。6月時点よりも多くのメンバーが「新たな情報が十分かつ持続的な景気回復ペースの加速を示さない限り、かなり早い時期に追加緩和が正当化される公算が大きいと判断」とした。また、ゼロ金利政策の延長についても支持していたことで市場は次回のFOMCでQE3が実施されると判断。市場は寧ろ追加緩和に対して反対意見が強まっていたとの認識が強くドルは一気に全面安となった。しかし、このFOMC会議後に発表された雇用統計、小売り売上、新規失業保険申請件数など予想以上に好調な米経済指標が相次いでいる。来月初旬に発表される米雇用統計の結果も含めまだ追加緩和実施を行うか予断を許さない状況だ。今後、更に米景気指標が予想を上回るものであれば再び追加緩和期待は後退しドル買いに反応しやすくなる。
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[米ドル円]円高リスク再び高まる


FOMC議事録が予想外の内容となったことでドル円は一気に1円近く下落。6月時点よりも多くのメンバーが追加緩和の可能性を支持したことで9月のFOMCでQE3が実施されるとの観測が高まった。完全に油断していたところを突かれたといったところだ。このショックは今日の東京市場でも継続するとみるが実際にQE3が実施されるかどうか今後の米国経済指標の動向をみる必要がある。実際に、FOMC後に発表された小売り売上などの景気指標は4-6月の落ち込みから再び回復する兆しを示している。一目の雲の下限を突き抜けパラボリックも買いから売りサインに転換した。しかし、これで寧ろドルロングが解消されたことで動きやすくなった。この日発表された日本の7月貿易赤字も予想以上に拡大するなど円高の材料はこれまでとは異なる。時間が経ってくればじりじりとドル円の買い戻しが強まるとみる。
ドル円予想レンジ:79円00銭~78円30銭
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[ユーロ米ドル]ギリシャ問題とドル安

ユンケル議長とギリシャのサマラス首相がこの日会談。サマラス首相は債務危機解決に向けた改革のために更なる時間を求めた。一方で、ユンケル議長は10月より前にギリシャ支援の決定が下されることはないと発言。ギリシャ問題解決に向けて明日はドイツ、明後日はフランスとの会談を控え依然として不安は燻る。ユーロの上値が重いと思われたがFOMC議事録が公開され一気にユーロは上昇。米追加緩和期待の高まりからドルが全面安となったことでユーロは上昇。このドル上昇の勢いはまだ残ってNY市場は引けた。しかし、欧州危機への懸念が払しょくされたわけではなく、ユーロは買われ過ぎた反動が出るとみる。今日のユーロ圏やドイツのPMI、米国新規失業保険申請件数などがそのタイミングとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.2580(76.4%)~1.2470
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[豪ドル円]目先のロング振り落し

アジア市場からオージー円は上値の重い展開で始まった。中国の追加緩和期待が後退したことや、世界的な製造業の回復に陰りが見えたことが背景。前日に大きく上昇した調整の売りが強まった。FOMC議事録公開を控えドル買いが強まるとの思惑もありオージードルの下落が特に目立った。しかし、FOMCの内容は予想とは反対に追加緩和への期待を高めるものであったことからオージードルは急反発。しかし、ドル円の下落の勢いがオージーの上昇を上回った。公開後オージー円は強いサポートとみられた82円50銭を突き抜けて瞬間82円20銭まで下落。その後は買い戻しが入ったものの目先のロングは大分切らされた。まだ、FOMCショックは止まず今日もしばらく上値の重い展開は継続するとみる。ただ、時間が経てばオージーの割安感から再び買いが強まる。絶好の買いチャンスとでもある。
オージー円予想レンジ:82円70銭~82円30銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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