ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-08

[全般]米追加緩和の見方交錯

前日のFOMC議事録公開により俄かに追加緩和期待が高まりドルが下落。しかし、その追加緩和観測を巡り見方が交錯するなど市場は不安定な動きが目立った。
中国を訪問しているシカゴ連銀のエヴァンス総裁は今後の経済指標を待たなくても現時点で追加緩和を行うべきとの発言でドルは下落。しかし、NY時間にはセントラル連銀のブラード総裁が今回のFOMCは少し前のものでその後の景気動向を現すものではないとしたことで追加緩和期待が後退。NY株式市場もこれらの発言などか乱高下し最終的に115ドルのマイナスで引けた。一方、米10年債利回りは前日から低下したことでドル円は一時78円前半まで下落するなど全般にドル売りは前日に引き続き強まった。
欧州債務問題ではスペイン政府が欧州委と国家救済条件を協議しているとロイターが報じ、安心感が広がった。一方で、ドイツのジョイブレ財務相がギリシャに時間を与えるのは問題の解決にならないとした否定的な見方を示すなどユーロへの見方も悲観と楽観が交錯。結果的に、市場は未だ方向感を掴めずにリスク回避の動きが目立つ中クロス円の上値も重い展開となった。米新築住宅販売は好調な結果となったが新規失業保険申請件数は悪化するなど指標もどちらとも取れるもので、本日発表の耐久財受注も反応しにくい。追加緩和期待からのドル売りは一先ず一巡したことで今日はドル買い戻しの動きが強まるとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]元のレベルから再スタート

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USD_JPY_20120824_jikanashi.jpg


FOMC議事録で米国追加緩和期待が高まり急落したドル円はショックのためアジア市場では手が出せずにもみ合いが続いたNY時間に米10年国債利回りが低下したことを受けドル円は一時78円36銭まで下落。米国小売り売り上げが予想以上の上昇となりドルが上昇し始めた8月14日の安値レベルに戻った。米追加緩和への見通しはまだ市場のコンセンサスとなったわけではなく、期待が後退すれば再びドル上昇の勢いが強まるとみる。FOMC議事録が公開された直後の安値もちょうど78円30銭付近という事もあり下げはこれで一巡したとみる。78円付近で損切を入れながら買いで攻めてみる。

ドル円予想レンジ:78円95銭(61.8%)~78円10銭

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[ユーロ米ドル]一目の雲が上値抑える

(ユーロ米ドル日足)



週初からユーロドルは連続の陽線となり上昇幅も300ポイント近く大幅上昇となった。先週末にシュピーゲル紙がECBによるユーロ各国国債の上限設定による国債購入の話から上昇が始まった。その後はFOMC議事録によるドル売りがユーロを更に押し上げた。結果的にユーロのショートが炙り出された格好となった。昨日はスペインが欧州当局と国家救済の条件協議に入ったとの報道で更に買われたものの、ギリシャ問題への懸念から売りに転じた。テクニカルでみるとそろそろ上昇も終わりに近いとみる。一目の雲の上限でありフィボナッチの76.4%戻しとなる1.2590付近で上値を抑えられた。週末という事もありそろそろ利食いや新規の売りもこのレベルでは並んでくるとみる。来週はバーナンキ議長の講演も控えることからここからの買いはリスクが高くなる。

ユーロドル予想レンジ:1.2590(雲の上限、76.4%)~1.2480

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[豪ドル米ドル]ユーロの上昇がオージーの上値抑える

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル時間足)

AUD_USD_20120824_jikanashi.jpg


前日のFOMC後のドル下落により大きく上昇に転じた豪ドルだったが、朝方発表された中国PMIが9か月ぶりに低いレベルとなり豪ドルは下落に転じた。その後も売りの勢いは止まらず欧州市場では更に下落の勢いが増した。これまで欧州危機によるユーロから豪ドルへのシフトしていたものがポジションの巻き戻しに目立った。昨日の豪ドルは中国経済指標や米追加緩和などきっかけとなってはいるが殆ど関係のないところで動いている。目先のレンジ1.0400ドルから1.0550のレンジの下限に近付いたことで下落はそろそろ終了とみる。ただし、売りきりの玉がここにきて立つことから上昇幅も限られる。

オージードル予想レンジ:1.0480(50%)~1.0400

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