ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-09

[全般]ドル全般に上値重く

NY市場がレーバーデーで休場という事もあり相場は全般に動意の乏しいものの、QE3期待からドルは全般に上値の重い展開となった。
朝方発表の中国PMIや豪州小売売上が予想を下回ったことで豪ドル売りが強まった。特に材料が乏しいことから普段よりも反応が大きかった。欧州市場ではスペインのアンダルシア州がバレンシアやカタルーニャに続き支援要請を発表。しかし、ユーロへの影響はみられなかった。一方、ドラギECB総裁は年限3年程度までの国債購入することに問題はないと述べたことでユーロは小幅上昇。ECB理事会を前にして国債購入への期待が徐々に織り込み始めている。結果的に豪ドル以外の主要通貨はドルに対して上昇。QE3への期待とECBの国債購入期待が市場では目立つ展開となった。
今日のNY市場ではISM製造業景況指数が発表される。バーナンキ議長が雇用に関して特に注目していることから製造業の雇用指数に注目が集まりそうだ。夏休みも含め連休明けとなるNY勢の出方次第では流れが一変することもあり要注意。

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[米ドル円]ドルとの金利差縮小

(米ドル円日足)



朝方発表された中国PMIが9か月ぶりの縮小。また、豪州の小売り売り上げも予想を下回るなど世界景気への減速懸念から安全通貨の円が買われたとの話もあるが、そうではない。QE3がもし実際に行われるようであればドル円の売りが強まることは間違いない。その前にドルを売っておきたいという事や、オージー円の売りがドル円の上値を抑えただけだ。しかし、それにしても78円付近の底堅さが寧ろ気になる。介入警戒感は77円台に入ってからだが、このレベルでは輸入などの実需の買いが入るためとみる。ドル売りが先行し過ぎるとその反動が大きくなる。今日の休み明けのNY市場ではISMなどが予想を上回るようであればショートのあぶり出しも見られそうだ。

ドル円予想レンジ: 78円60銭(ボリンジャー中心線)~78円10銭

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[ユーロ米ドル]ECBの3年物国債購入

(ユーロ米ドル時間足)



スペインのアンダルシア州がバレンシアやカタルーニャに続き支援要請を発表。これで4週目の支援要請となった。しかし、これらは既に市場では織り込み済みという事もあり殆ど反応はみられなかった。
ドラギECB総裁は年限3年程度までの国債購入することに問題はないとの見解を示した。短期の国債購入は中銀による国家財政ファイナンスには当たらないとの考えだ。今週のECB理事会では3年物国債購入を実施するとの期待からユーロは小幅に上昇した。一方、ジョイブレ独財務相はECBによる危機終息にあまりに多くを期待しないように警告するなど不安は残る。全般に市場のユーロに対する懸念が後退していることや、QE3によるドルの下落傾向などからユーロの底堅さは継続するとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.2640~1.2530(76.4%)

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[豪ドル円]RBA政策金利発表

(豪ドル円日足)



中国の非製造業PMIや豪州小売売上が予想を下回ったことでオージーは対ドル対円で下落。他の主要通貨に対してドルが下落する中で唯一オージーだけがドルは上昇。少しオージーに対し悲観的になり過ぎているとみてよい。今日のRBA政策会合では3.5%の政策金利が据え置きと予想されるが、声明文では利下げの可能性に触れてくるとみる。しかし、市場は既に年内に3%まで低下することを織り込んできており反応は低いとみる。ここにきて豪州国債が買われ利回りは3%近くまで低下してきた。今週発表される経済指標が5年ぶりの高成長が示されるとの見通しから買われた。そろそろオージーの下げが終わりに近づいている。

オージー円予想レンジ:81円30銭(8月31日高値)~80円00銭(38.2%)

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