ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-10

[全般]物足りない日銀決定に失望

この日は日銀政策決定会合の結果に対し市場の失望感が高まったことから一気に円高に傾いた。
日銀は追加緩和を11兆円積みなすことを決定。市場は10兆円規模の追加緩和を行うとみていたところが多く、それをほんの少しだけ上回ったものの市場は寧ろ落胆。景気見通しは下方修正されたものの、2014年の物価上昇率に対して1%のインフレ目途という表現はそのまま。インフレターゲットという文言は使われなかった。また、銀行貸し出し資金総額を無制限としたものの、実際の短期市場では既にだぶつき気味という事もあり実効性に疑問がある。結果的に日銀は政府の圧力に対しいやいや追加緩和を実施したという印象が市場の失望感を誘ったとみる。しかし、だからと言って円安傾向が変化するという訳ではない。次回も追加緩和への期待が高まることになり一時的な円高となるだろう。
欧州市場ではイタリア国債入札が好調な結果となったことやフランスやドイツの大手銀行決算がよかったことを好感。欧州株式市場は2週ぶりの高い上昇率となりユーロが上昇。NY市場はこの日もハリケーンで休場となったが、予想よりも被害額が低いとの観測からリスクが後退しドルや円の売りが強まった。今日からNY市場が再開されるが欧州株上昇などから上昇期待が高まる。ハリケーンだけではなく全般にリスクが後退しクロス円の買いが強まるとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]11兆円の追加緩和も期待外れ

(米ドル円時間足)



日銀政策決定会合では11兆円規模の追加緩和を実施することを決定。先月に続き2か月連続で追加緩和を実施した。発表前には瞬間80円台に乗せる場面も見られた。市場予想は10兆円ではあったがそれでも発表後は失望売りが出てドル円は79円25銭まで下落した。市場は既に10兆円を織り込み、もっと大胆な追加緩和規模や市場へのメッセージを期待していた。結局日銀は政府の圧力に屈し仕方なく追加緩和を行った印象が強い。しかし、結果は規模的に総額で91兆円と100兆円に近い資産買入れ基金となり円安の流れに変化はないとみる。今日はNY市場が再開することから株式市場への期待の高まりから円売りが強まるとみる。

ドル円予想レンジ: 79円90銭~79円40銭

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[ユーロ円]2週間ぶりの欧州株上昇率

(ユーロ円日足)


(ユーロ円時間足)

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日銀政策会合で追加緩和発表後の円買い戻しの動きからユーロ円は103円前半から一気に102円前半まで下落。その後はじりじりと買戻しの動きが入りほぼ往って来いとなった。
欧州市場が始まりイタリア5年・10年債入札が好調な結果となったことやフランスやドイツの大手銀行決算も予想を上回ったことなどから欧州株価全般に買いが入った。2週間ぶりの上昇率となったことでユーロへの安心感が広がった。ユーロ円は7月から上昇トレンドに変化はみられない。昨日は長い下髭を伸ばした陽線となり今日はもう一段の上値を試す展開とみる。今日はユーロ圏の消費者物価や失業率が発表され、予想を上回るようであれば買いのきっかけになるとみる。下値は長期の上昇トレンドとボリンジャーバンドが強いサポートになる。

ユーロ円予想レンジ:103円90銭(76.4%)~102円70銭

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[豪ドル円]NY市場の動向次第

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUD_JPY_20121031_jikanashi.jpg


日銀会合発表前後でオージー円はこの日の高安となる82円90銭から81円95銭のレンジを付けた。欧州の株式市場が堅調な地合いとなりリスク回避の動きは一先ず後退したもののNY市場が休場となりもみ合いが続いている。二日連続でNY市場が休場となり、その間NY株価の下落リスクを寧ろ回避できたようにみえる。今日の欧米の株式市場が堅調に始まるようであればオージーはリスクオンからの買いが強まり83円付近を試す展開とみる。ただし、今週は米雇用統計を控え大きくポジションを偏らせにくく82円ミドルを中心にもみ合い継続とみる。

オージー円予想レンジ:82円90銭(前日高値)~82円20銭

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[全般]リスクオフからドル上昇

昨日は欧州債務危機が欧州経済に影を落としているとの懸念とハリケーンサンディでリスク回避の動きが高まった。
週明けのアジア市場は明日の日銀決定会合や週末の米雇用統計を控え先週末のポジション調整の動きが継続。ドルや円の買い戻しの動きが目立った。
欧州市場ではスペインの9月小売売上がマイナス11%と大きく減少したことや、バッドバンクが不良化した不動産引き受けの価格割引率を発表したことでユーロは軟調に推移。更に、ドイツのジョイブレ財務相が銀行同盟に対する期待は非現実的であるとあらためて否定。共同債構想を巡り意見の相違が目立った。スペインが依然として救済を要請せず、そうなればECBの国債購入の効果もなく欧州債務危機への懸念が高まりユーロ売りが強まった。また、この日はNY市場が巨大ハリケーン「サンディ」により証券取引所がクローズ。欧州各国の株式市場が下落したことからNY市場もオープンしていたらダウなどが下落していたとの観測もありドル買いが強まった。本日もNY市場は休場となるため市場の注目は日銀会合に集まる。
今日の日銀会合には前原経済財務担当相が出席する事となり、日銀が前月に引き続き10兆円規模の追加緩和を実施することは間違いない。10兆円規模は既に市場が織り込んでいて、更にその失望売りも先週末に織り込んだ。予想以上の追加緩和策を打ち出す可能性は高く、そうなれば円は全面安の展開が期待できる。

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[米ドル円]日銀が予想以上の追加緩和策も

(米ドル円日足)


(米ドル円週足)

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昨日はNY市場がハリケーンのために85年以来のNY市場が休場。リスクオフの動きからドル買いの動きが強まったこともあり下落ののりしろができた。日銀が予想通り資産買入れ規模を10兆円だけにとどまり他の策を打ち出さない場合には売りが強まっても一時的とみる。この会合では前原経済財務相が出席するため更なる追加緩和が打ち出される可能性が高いとみる。リスク資産の購入枠拡大やインフレターゲットをこれまでよりも明確化するといったことが打ち出されればドル円は前回の高値80円ミドルを試す展開とみる。勢いがつけば週足一目の雲の上限となる81円付近も視野に入る。

ドル円予想レンジ: 81円00銭(一目の雲の上限)~79円50銭(200日MA)

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[ユーロ円]スペイン景気減速とバッドバンク

(ユーロ円日足)


(ユーロ円時間足)

EUR_JPY_20121030_jikanashi.jpg


スペインの9月小売売上高がマイナス11%と大きく落ち込んだことや、バッドバンクの不良化した不動産割引率が決定したことなどからイタリア債は下落。また、ドイツのジョイブル財務相が共同債購入をあらためて否定したことなどから欧州債務危機への懸念が高まりユーロ売りが強まった。しかし、NY市場が休場となり薄商いの中でユーロの買い戻しが入り結局往って来い。底値はまだ弱く今日のユーロ圏小寺社物価や失業率が予想を下回るようであれば再び売りが強まるとみるが昨日の安値を超えることはないだろう。
一方、日銀の更なる追加緩和が実施されるようであれば円売りがユーロ売りを上回り先週の下落前のレベルである104円ミドル付近を目指す展開とみる。

ユーロ円予想レンジ:104円40銭(10月25日高値)~102円40銭(50%)

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[豪ドル円]ドル円次第

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

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先週の下落の勢いは見られず週明けの東京市場では底堅い動きとなった。しかし、欧州市場に入りユーロ売りが強まったことでオージーも攣られて下落。82円は割り込まずにその手前でのもみ合いが続いている。先週はオージー円の当面の高値である83円ミドル付近をこの時も抜けずに利益確定の売りが出て押し戻された。82円30銭付近というのは61.8%戻しにあたり一旦は下げ止まった。豪州経済紙によるとRBAが8-9月に外貨準備額を8.3億豪ドルに積み増していると報道。RBAによる豪ドル売り介入とも取れる報道もあったが下落は限られた。今日の日銀会合の結果ドル円が上昇すればオージー円は再度83円ミドルの高値を試す展開とみる。ドル円の底が確認できればオージー円のもう一段の上昇が始まるとみる。

オージー円予想レンジ:83円50銭~81円90銭(38.2%)

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[全般]日銀政策会合前に調整

先週は30日に行われる日銀政策会合で前月に引き続き追加緩和を打ち出すとの報道で円は全面安の展開となった。週末にかけては調整による円買戻しの動きが強まった。米国第3四半期GDPは予想を上回ったものの市場は円中心の動きとなりクロス円全般に売りが目立った。今週はいよいよ日銀政策会合が実施されるが既に緩和期待で買われて更に調整の売りが強まるなどイベント前に先取りしてしまった。噂で買って事実で売るも織り込んできたことから市場はその次の緩和実施に対する催促相場が始まるとみる。週末には注目される米雇用統計の発表を控えていることから、政策会合前後でどちらかに動いたとしても元のレベルに戻りやすい。米雇用統計は前月に失業率が予想を大きく下回ったものの、ドルの上昇は限られた。今月も更に予想以上の改善傾向がみられるようであれば市場には安心感が広がりリスクオンの動きから更に円売りの動きが強まるとみる。

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[米ドル円]日銀追加緩和先取り

(米ドル円日足)


(米ドル円週足)

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今週30日の日銀政策会合では既に10兆円の追加緩和が実施されることは間違いなく、既に市場はそれを先取りした。更に、市場は実施された後の円の買い戻しが強まることも織り込み始め週末には円の買い戻しが入った。市場は次の日銀政策会合への期待感が高まることになれば再び催促相場による円売りの動きが強まるとみる。ただ、週末には米雇用統計が控えていることから、その結果を見てから本格的なドル買いを進めることになりそうだ。ドル円のポジションはそれ程偏っていないとみてよい。週足の一目の雲の上限である81円が次の上値ターゲットになる。

今週のドル円予想レンジ: 81円00銭(一目の雲の上限)~79円30銭

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[ユーロ円]ギリシャ救済問題の協議

(ユーロ円日足)



週末に発表されたスペイン7-9月失業率が25.02%と過去最悪となったことを受けスペイン国債利回りが上昇。また、独のジョイブレ財務相はギリシャが救済の条件を圧制できるか疑問を呈したこともユーロ売りを強めた。結局週間ベースでユーロ円は陰線で終わり一旦天井を付けた格好だ。今週は31日ユーロ圏財務相電話会議が開かれスペイン救済問題を協議するが、何も進展がみられなければ更に売りが強まるとみる。ドル円の上昇がユーロを下支えしていることから大幅な下落はないもののボリンジャーの中心線の102円付近を試す展開とみる。このレベルを下回ると売りサインに転じる。

今週のユーロ円予想レンジ:104円80銭~102円10銭(ボリンジャーバンド)

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[豪ドル円]利下げ余地と介入

(豪ドル円日足)



先週はドル円の上昇に支えられ83円46銭まで上昇。このレベルは8月にも跳ね返されたレベルでもあり意識されていた。結局、今回も上に抜けきれずに押し戻されたが上昇トレンドは継続するとみる。世界的な株価低迷の中でここまでオージーが買われるというのはそれだけ市場に余剰マネーが投資先を探しているという証だ。今週は豪州の住宅建設や生産者物価指数、そして中国PMIが発表される。これまで悪材料が出尽くした事もあり好材料に反応しやすくなっている。81円60銭付近は短期的なダブルボトムを形成したことから81円台に入れば買いを入れていく。

今週のオージー円予想レンジ:83円50銭~81円90銭(38.2%)

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[全般]日銀の追加緩和期待の高まり

東京時間の午後に日経新聞夕刊の早や刷りで日銀が30日の会合で国債など資産買入れ規模を10兆円積み増す案を検討していると報道。これを受け円は円面安の展開となった。ここまで詳細が出るという事はこれまでの観測記事ではなく実際に追加緩和実施は間違いない。これで2か月連続の追加緩和という事になる。前日はFOMCで追加緩和を据え置いたこともあり日米の金融政策における温度差が円売りを強めた。
NY時間には格付け会社フィッチが米国格付けを引き下げるとの噂が広がりドル円やクロス円が急落。急速に上昇した後だけに市場の反応は大きかった。しかし、その後フィッチがこの報道を否定したことで再び買いが強まった。市場にはまだ日銀の追加緩和の噂で買って事実で売るとみているところが多くネガティブ材料が出るとすぐに反応するといった不安定な相場展開が目立つ。しかし、円売りの流れは追加緩和だけではなく需給も伴ってきただけに簡単には止まらない。今日は金曜日でポジション調整が入りやすいが、既にNY時間に調整が入っていることから下げは余り期待できそうにない。

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[米ドル円]一歩上に抜け出す

(米ドル円日足)



日銀が30日の会合で国債など資産買入基金規模を前月に引き続き10兆円積み増す案を検討しているとの報道から円は全面安の展開となった。ドル円は80円台に乗せたものの実需の売りなどもあり上昇の勢いは見られなかった。その後NY時間にフィッチが米国格付けを引き下げるとの噂が広がるとドル円は再び79円台に押し戻された。しかし、その後フィッチがこの報道を否定したことで再び上昇。この下落で目先のドルロングのポジションが振り落されたこともあり上値の抵抗は少なくなったとみる。市場では30日の会合でこのまま10兆円の追加緩和が実施されれば円安は終わると予想しているところが多い。しかし、それも既に織り込んで進んでいるこの円安の流れは変わらない。

ドル円予想レンジ: 80円65銭~79円80銭

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[ポンド円/ポンド米ドル]オリンピック効果

(ポンド円日足)


(ポンド米ドル日足)

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欧州時間に発表された英国7-9月期GDPはが+1.0%と予想の0.6%を上回った。ロンドンオリンピックが開催された事が大きく影響した。過去5年で最も速いペースで成長を示した。市場はこれでリセッションから脱出したとの見方が強まりポンドは上昇。ユーロを売ってポンドを買う動きも目立った。ただ、前回第2四半期は特殊な祝日が設けられたマイナスの反動が今回あったことや、五輪効果も一時的との見方もあり一方方向での上昇もないとみる。BOEのキング総裁は景気回復が遅々として進まないと今週発言している。今日は金曜日という事もありポジション調整の売りが出やすい。対ドルでは一目の雲を上に抜けてきたものの下降トレンドをまだ上に抜け切れていない。76.4%戻しの130円が目先の上値目標とみる。

ポンド円予想レンジ:130円00銭(76.4%)~128円90銭

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[NZドル円]利下げ余地と介入

(NZドル円日足)


(NZドル円時間足)

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日銀の追加緩和期待からNZドル円は当面のレジスタンスとみられていた65円ミドルを上抜いた。この勢いはNY市場まで続き66円15銭まで上昇、しかし、米国格付け引き下げの噂が流れるロングポジションの投げが出て一気に65円ミドルまで押し戻された。その後噂が否定されたことで買い戻しの動きが強まり66円台まで押し戻された。しかし、早朝にRBNZのウイーラー総裁が必要ならば利下げの余地があると発言。また、すべての条件を満たせばNZドルの押し下げ介入の用意があるとしたことで再び下落。ちょうどNY市場が引けたところで薄商いという事もあり再度65円ミドルまで売り込まれた。これで65円ミドルを2回跳ね返された事になり目先ダブルボトムを形成。ポシションがこれで大分こなされたことからもう一段上に行きやすくなった。76.4%戻しの66円ミドルが次のレジスタンスとなる。

NZドル円予想レンジ:66円50銭(76.4%)~65円40銭

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[全般]FOMC現状維持

この日行われるFOMCを控えアジア市場は動意の乏しい動きが続いたが欧州市場が始まるとユーロやポンドが下落。ドイツのPMI製造業指数が予想を下回ったことや10月Ifo景気動向も2年半ぶりの低水準となったことを背景にユーロ売りが強まった。欧州株式市場は前日の下落の反動もあり上昇して終わった。しかし、NY市場は依然として弱気のセンチメントが残った。この日発表された米新築住宅販売が予想を上回ったものの財政の崖を控え不透明感が漂う中で依然株価は軟調に推移。注目のFOMCでは現状の金融緩和政策を維持するとした。経済はなお穏やかな成長にとどまっているとしサプライズはみられなかった。
全般に調整ムードが強くクロス円なども通貨毎にポジションの巻き戻しが活発となった。
次回のFOMCまで再び市場は追加緩和を占う上で米景気動向に注目が集まることになりそうだ。バーナンキ議長は2014年1月までの任期が終われば退任するとの観測もあり大統領選挙の動向も今後の焦点となる。今日の米耐久財受注や中古住宅販売など重要な指標が発表されるが、特にNY株式市場の動向がクロス円の動きに影響を与えることから注目される。

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[米ドル円]80円を目の前に時間調整

(米ドル円日足)



80円の大台を目の前にこう着状態が続いている。8日間連続で陽線が続き値幅調整は殆ど見られないという事はそれだけ買い遅れているとみてよいだろう。時間調整はそろそろ限界にきておりそろそろ80円抜けを狙ってくる頃だ。FOMCでは予想通り現状維持となり上値を狙うきっかけを失った。今日発表される米新規失業保険申請件数や中古住宅販売などで米株式市場が上昇に転じればクロス円の上昇がドル円を押し上げてくる。実需の売りが80円から上に並んでいるため一気に上昇と行かないだろう。上抜けしたところでは利食い売りを出して押し戻されたところで再び買いを入れる。

ドル円予想レンジ: 80円20銭~79円70銭

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[ユーロ円]長い下髭を伸ばし

(ユーロ円日足)



ドイツの10月PMIが45.7と予想の48を下回った。また、Ifo景気動向も100.0と予想の101.6を下回り6カ月連続低下。2年半ぶりの低水準となったことから103円後半から一気に103円まで下落。103円ミドル付近にあった損切を付けに来たとみられ、その後は買戻しが強まった。ドラギECB総裁は「物価下落は現在インフレよりも大きなリスク」と発言したことで利下げ期待が高まったが、市場の反応はみられなかった。
日足でみると前日の陰線からが続いたが長い下髭を伸ばして引けてきた。高値を更新したことで一旦は利食いの売りが出たものの下値は堅い。103円付近はフィボナッチの38.2%戻しでもあり昨日で底値を確認したとみる。

ユーロ円予想レンジ:104円00銭~103円00銭

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[NZドル円]政策金利据え置き

(NZドル円日足)



早朝に行われたRBNZ政策会合では現行の政策金利2.5%を据え置くことに決定。内需促進や通貨高を抑えるために利下げを行うとの観測があったため発表後NZドルは上昇。前日の下落を一気に解消した。昨日発表された中国10月製造業PMIが49.1と前月の47.9から上昇したことを受けNZドルは上昇。豪ドルの上昇に伴いNZドルへの投資意欲が徐々に増してきている。中国が近く景気刺激策を打ち出すとの観測もあり市場には安心感が広がり始めている。FOMCでは緩和政策が現状維持となり対ドルでも目先は金利差からNZドルは買われやすくなった。ドル円が80円台に乗せてくればNZドル円もいずれ今年高値の69円台に再び乗せてくるとみるが今のところ慎重な姿勢が目立つ。

NZドル円予想レンジ:65円70銭(9月19日高値)~65円20銭

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[全般]世界同時株安でリスクオフ

昨日は日本以外の株式市場が大幅安となりリスクオフの動きが強まりクロス円を中心とした売りが強まった。
アジア市場は比較的落ち着いた動きが続きドル円も80円手前で小動き。しかし欧州の早い時間にスペインの2013年度財政懸念の高まりから前日にムーディーズが同国銀行の格付け引き下げたことを嫌気し欧州の株式市場は軟調。NY市場が始まるとデユポンや3Mなどの決算が予想を下回りNYダウは大幅安。先週はハイテク関連決算の悪化もあり市場は急速に冷え込んだ。また、バーナンキ議長が今期で退任するとの噂なども流れるなどリスクオフの動きが目立った。特に、ここまで悲観的になる材料があったわけではないだけにこの株式の動きは気持ち悪い。不安の高まりからドルと円が買い戻される動きが目立ちクロス円は全般に上値の重い展開となった。全般に高値圏であったという事もあり一先ず利食いの売りなどが先行したとみる。今日はFOMCが開かれるが追加緩和に関しての期待はなく市場の関心はそれ程高まらない。しかし、今日のFOMCでは前回の失業率の低下や住宅関連での回復基調などで景気見通しを上方修正するとの見方もある。市場の雰囲気は変わりやすく、バーナンキ議長の発言次第で再び楽観的な見方に戻る可能性が高い。

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[米ドル円]ドル高円高でこう着

(米ドル円時間足)



80円の大台を目の前にドル円は足踏み状態が続いている。
朝方は79円99銭まで付けたが80円には実需を含めた売りがしっかりと上値を抑えた。
欧米市場に入ると株式が全般に軟調な地合いとなりリスクオフの動きからクロス円が全面安。不安感が漂うなかで再び安全通貨としてのドルと円が買われる結果となった。結局、ドル円は綱引き状態から狭いレンジで推移。時間足のボリンジャーバンドの幅が急速に狭まってきている。収束状態から再びどちらかに放れるとすればトレンドに沿った上方とみる。今日の米新築住宅販売では改善が見込まれることやFOMC会合で景気見通しが上方修正されるとの期待もあり上抜けチャンスとなるか注目。

ドル円予想レンジ: 80円20銭~79円70銭

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[ユーロ米ドル]ドル高で上値抑えられる

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

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世界同時株安となったことでリスクオフの動きが強まりドルや円に対しユーロは下落した。
スペインの7-9月期GDPは―0.4%と5四半期連続でマイナスとなった。前日にはムーディーズがスペインの銀行格付けを引き下げたこともありスペイン国債利回りが上昇。また、中銀総裁は「2013年財政目標は極めて野心的」と発言したことで財政不安が高まった。欧州株式市場は軟調な地合いとなり、NY株式市場でも企業決算の悪化などを背景に世界的な株安を背景にリスクオフの動きからユーロドルは100ポイント以上下落。ボリンジャーの中心線と76.4%戻しの1.29ミドルを底に跳ね返されたことでそろそろ売りの圧力も終了。今日はドイツのPMIやIfoが発表され前月よりも改善を示すと予想される。株式市場が下げ止まるようであれば再び反発に転じるとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.3040~1.2950(前日安値)

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[南アフリカランド円]仕込みのチャンス

(南アフリカランド円時間足)


(南アフリカランド円日足)

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リスク回避の動きからランド円は予想以上に下落した。この通貨は流動性が低く一方向に動きやすいのが特徴だ。ランド自身の売り材料は見当たらないものの、世界的な株安でリスクオフの動きが強まり下落。9円20銭付近は強いレジスタンスとみていたが纏まった売りが出たことで抜けてきた。市場が落ち着いて来れば資源国通貨でもあり高金利通貨でもあるランドに再び資金が流れ込んでくるだろう。過去の推移をみても9円付近は絶好の買いレベルでもある。暫くはもみ合いが続くとみるが複数に分けて買いを入れていく。

ランド円予想レンジ:9円17銭(61.8%)~9円05銭

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[全般]ネガティブ円安とドル高

日本の9月貿易収支は5586億円と予想の赤字額を上回った。また、上期では過去最大の3.2兆円の赤字と輸出が大きく落ち込んだ。市場は発表直後殆ど反応がみられなかったが、前原経済財政相が日銀に対し追加緩和を求めたことで円売りが強まった。また、21日に実施されたスペインの地方選挙ではラホイ首相のおひざ元であるガリシア自治州で与党が過半数を確保、更に議席数を伸ばした。これでスペインが救済支援を要請しやすくなったとの観測からユーロが対ドル対円でも上昇。市場では日本経済に対する懸念が高まり、これまでの安全通貨としての円という意識が後退。先週にはソフトバンクが円高を背景に米国企業を買収するなど経常黒字も減少する傾向にあり、今後もネガティブな円安トレンドが継続するとみる。まだまだ市場では円高論は根強いことから円安の速度はまだ遅いものの、クロス円などでは既に高金利や資源国通貨などに買いが入り始めている。また、米景気回復の兆しが出始めていることでFOMCへの追加緩和期待が後退すれば日米金利差拡大からのドル買いも期待できそうだ。

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[米ドル円]80円には実需売りが並ぶ

(米ドル円日足)



週明けの東京市場で発表された日本の9月貿易赤字額が予想を上回った。また、半期ベースでも過去最大の赤字額となった。前原経済財務担当相はこれを受け日銀に対し追加緩和を求めたことでドル円だけではなくクロス円でも円売りの動きが強まった。この日のドル円の上昇幅は75銭余りとこの数か月では大幅上昇となった。そろそろ円売りの動きが加速し始めているものの、まだ市場では円高論者が多く利食いも早い段階で出してくるのが目立つ。80円では輸出筋のドル売りが待ち構えており抵抗は強いものの抜けるのは時間の問題とみる。

ドル円予想レンジ: 80円50銭~79円70銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ円]ゴールデンクロスで上昇サイン

(ユーロ円日足)



21日に実施されたスペインの地方選挙では与党が勝利しユーロは上昇。ラホイ首相のおひざ元であるガリシアでは与党が過半数を確保するとともに議席数を更に伸ばした。首相の緊縮財政策がとりあえず支持された格好となった。これを受け市場はスペインが支援の要請を近く打ち出すとの観測が高まりユーロは上昇。日本の貿易赤字拡大により日銀の追加緩和期待が高まったこともありユーロ円は104円43銭と5か月ぶりの高値を付けて引けてきた。今日で20日線が200日線を下から上に抜け、いわゆるゴールデンクロスが起こる。本格的な上昇の始まりとなれば107円台を試すのもそれ程先ではない。

ユーロ円予想レンジ:104円80銭(61.8%)~103円80銭

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[南アフリカランド円]買い遅れが底を支える

(南アフリカランド円日足)



南アフリカの格付け引き下げや鉱山でのストライキから大量解雇などで生産がストップし南アランドは今月初旬に8円62銭まで下落した。このレベルは2009年1月以来の安値となり市場最安値である7円65銭にも迫るものだ。ここまで売り込まれるのは行き過ぎであり中長期でのポジションの投げも大分入ったとみる。先週は鉱山も再開し始めたことで再び買いが戻ってきている。ドル円も底を打ち上昇に転じていることで買い安心感が高まる。緩和マネーが新興国へ入り始めていることから資源国であり高金利通貨でもある南アランドは上昇余地があり、中長期での買いを入れるチャンスでもある。

ランド円予想レンジ:9円44銭~9円25銭

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[全般]調整後円安ドル安の動き再開

先週はリスクオンの動きが高まり安全通貨として買われていたドルと円の売りが強まった。
週末にかけては円やドルの買い戻しの動きが強まるなど調整の動きが目立ったが、今週は再び調整後はリスクオンの動きが戻りドルや円が売られやすい展開とみる。
先週開かれたEU首脳会議では銀行監督一元化に向けた工程表を年末までに出すとしたが、ドイツなどの抵抗もあり難航。スペインの支援を巡っても明確は方針が示されずやや失望感もありユーロは軟調な地合いで引けた。しかし、スペインの支援要請は21日の地方選挙結果を待ってからとの見方が強まったこともあり今週再び期待は高まるとみる。
米景気指標は総じてこのところ堅調な景気回復を示すものが多くみられた。NY株式市場も週初から上昇に転じて始まったがソフトバンクやグーグルの決算が予想を下回った。結局週末には200ドル余り下落し前半の上げ幅を吐き出して往って来いとなりクロス円も全般に軟調な地合いで引けてきた。今週も企業決算発表が続き不安は残るものの、住宅関連やGDPなど米経済指標への期待は高まる。また、FOMC政策会合では既にQE3が実施されたこともありドル買いに反応しやすいとみる。
日本では週初に貿易収支が発表され赤字額が予想を上回るようであれば円売りに反応しやすい。先週のソフトバンクによる大規模は米企業買収の衝撃はまだ残り円安に反応しやすい状況は継続。
全般的に調整後再びリスクオンの動きが戻るとみる。

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[米ドル円]80円を目指す展開

(米ドル円日足)



ソフトバンクの米企業買収により201億ドルの買いがドル円の底を押し上げる。欧州や米国への悲観的な見方が後退したことで安全通貨であるドルや円の売り戻しの動きもドル円をサポート。リスク回避後退によるクロス円の買いも週末にかけて調整の売りが目立った。FOMCやスペインの地方選が終われば再びリスクオンの動きにより上昇トレンドに戻るとみる。月曜の朝に発表される日本の貿易収支は中国への輸出減少により予想以上に赤字額が拡大していれば円安の動きが週初から強まるきっかけとなりそうだ。反対に、もし赤字額が予想通りであれば調整の円買いの動きは週前半に更に強まり78円後半を試す展開か。しかし、円安の流れには変化はないとみる。

今週のドル円予想レンジ: 80円00銭(7月高値)~78円90銭

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