ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2012-12

[全般]欧州危機後退と財政の崖懸念

週明けの東京市場では米財政の崖問題が今週も難航するとの懸念からドルは全般に売りでスタート。一方、ギリシャへの追加支援合意への期待感の高まりからユーロは堅調な地合いで始まった。また、これまでの円安の速度に対する円買戻しの動きが目立ちドル円だけではなくクロス円などの下落が目立った。欧州市場に入るとユーロは更に上昇。ギリシャが最大100億ユーロの国債関戻しを提案したことで債務を持続可能な水準に圧縮することが出来ることになる。また、スペインがEUに対し銀行支援を正式に要請したことやスイスがマイナス金利適用する可能性を示したこともユーロの押し上げ要因となった。
一方、米国11月ISM製造業景況指数が49.5と3か月ぶりに50を下回ったことや財政の崖問題で共和党との協議が難航していることを受けドル売りが強まった。
米国サイドではリスク回避の動きが強まる一方で欧州債務問題の後退で安心感が広がるなど市場は方向感を掴みきれない。今週末には米雇用統計も控え全般にポジションの巻き戻しが中心の動きが今日も継続とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円]円買い戻しの動き継続

(米ドル円時間足)



米国財政の崖問題への懸念の高まりから週明けからドル円は上値の重い展開で始まった。先週先々週にかけて83円台に乗せきれなかったことで目先の天井とみたところは利食い売りを出し始めているとみる。特に、短期的に海外ファンドの円売りポジションが偏り過ぎたことから雇用統計を前に調整の売りが出ていたとの観測もある。欧州市場にかけて一時ドル円は82円を割り込んだもののその後は欧州危機後退で買戻しの動きが強まった。
NY時間に発表された米ISM製造業が3か月ぶりに50を下回ったことで再度ドル売りが強まったものの下げも一服。ドル円のこれまでの上昇幅に対して下げ幅は小さく、それだけに上昇の勢いはまだ強いとみる。雇用統計までは81円ミドルから82円後半のレンジ内での動きとみてレンジ取引に徹する。

ドル円予想レンジ:82円50銭~81円90銭(76.4%)

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[ユーロ米ドル]欧州国債利回りの低下で買い優勢

(ユーロ米ドル日足)



先週末にムーディーズがESMとEFSFの格付けを引き下げたことで週初はユーロ売りが強まると思われた。しかし、週明けの市場はギリシャ支援合意による安心感が優勢となりユーロが全面高で始まった。欧州市場に入ると更にユーロは上昇。ギリシャが100億ユーロの国債買い戻すと発表。元本の3-4割の価格で買い戻すことで債務圧縮を行う。また、スペインが銀行支援を正式に要請したことも市場に安心感が広がった。しかし、銀行支援自体は既に決まっていたことで、市場は政府全体の支援と勘違いしたところもあった。ギリシャ合意も既に先週織り込んでいることから今回の上昇はやり過ぎとみる。一目の雲の上限を抜け出たことで買いたいところだが下降トレンドが上値を抑えている。当面の上値は1.31付近とみる。抜けたとしても10月高値1.3140付近を一時的にみるのが限界とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.3120~1.3020

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[豪ドル円]RBAの引き下げ織り込む

(豪ドル円時間足)



朝方発表された10月の小売売上予想の0.4%を下回り先月から横ばいとなったことでオージーは売り先行で始まった。米国財政の崖協議が難航していることもリスク回避の動きを加速させた。中国の製造業PMIは予想をやや上回ったもののオージーへの影響は限定的となった。小売売上が予想を下回ったことで今日のRBA会合で政策金利を0.25%引き下げるとの思惑が先行。一部では据え置きとの観測もあり、織り込み過ぎた観もある。今週はまだ豪州GDPや雇用統計も控えておりどちらにも大きくポジションを偏らせにくい。利下げをしなかった場合でもレンジの上値86円付近、利下げをしても85円前半が限界とみる。

オージー円予想レンジ:86円20銭~85円20銭

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