[全般]日本の追加緩和と財政の崖問題
今週は欧州問題が一先ず後退したことで市場の注目は日銀政策会合での追加緩和と米国財政の崖問題に集まる。日銀政策会合では先週の短観で先行きは穏やかに回復するとの景気認識を示したことで追加緩和を見送るとの観測も浮上。先週末には一時84円に迫る勢いで上昇したドル円も週末の選挙や日銀会合を控えポジション調整の売りが強まった。選挙が終わったとしても日銀政策会合を控え週初は円高にはなり難い。もし自民公明が3分の2以上の議席を取れば参議院で否決された法案を通過させることが出来るため円安は更に進むだろう。日銀が追加緩和を見送る可能性は低いがもし実施しない場合には一時的に円高に向かうことになる。しかし、米国財政の崖回避への期待感もあり下げも限定的とみる。
今週はいずれにしても、これらの結果が明らかになればリスクは後退しクリスマス休暇前から来年のポジションの仕込みの動きが強まりそうだ。
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[米ドル円]円安の流れを確認する週


安倍自民総裁の発言で日銀の追加緩和期待が高まり円安が始まった。その自民が選挙で過半数を獲得すれば政権交代により発言通り日銀は追加緩和を実施することになる。もし、今週の日銀会合で追加緩和を見送ったとしても実施は時間の問題だ。先週末のNY市場では調整のドル売りが強まったが83円を割り込むことはなかった。それだけポジション的にドルロングは偏っていないかがわかる。今週は再度下値を探る展開が予想されるがそれでも短期チャートでの50%戻しにあたる82円80銭が精々。上値は今年の高値である84円17銭を超えるのは必至とみて、昨年の高値85円ミドルを試す展開とみる。
今週のドル円予想レンジ:85円50銭~82円80銭
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[ユーロ円]強気のユーロに転換

ユーロは対ドル対円で7か月ぶりの高値を付けて引けてきた。先週行われたEU首脳会議では銀行破たん処理で共通の戦略を目指すことを表明。ユーロ圏財務相会議ではギリシャへの追加支援の次回分支払を承認したことなどから急速にユーロ危機が後退。イタリアの政局混乱への懸念は残るものの安心感が広がり4月以降の下落幅はほぼ解消されたことになる。ユーロの積極的な買いを入れるにはまだ不安はあるものの、下落から上昇に転じる節目に入った。週足では下降トレンドラインを上抜けた後更に一目の雲を上に抜けたことで強気に転じた。ドル円次第となるが、追加緩和が実施されれば今週は3月に付けた今年の高値である111円42銭を再度試す展開とみる。
今週のユーロ円予想レンジ:111円50銭~108円80銭
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[豪ドル円]90円の大台を意識


今週は日本の総選挙や日銀政策会合での追加緩和期待で継続してきた円安の流れの最終段階に入った。先週は今年最高値となる88円56銭に迫る88円52銭を付けたところで利食い売りが強まり押し戻された。しかし、その下げも87円80銭と浅く88円前半で引けてきたことから底堅さも確認。10月から続く上昇トレンドは継続とみるが昨年の高値で90円というのはかなり意識される。RBAの緩和政策に底打ち感もあり、中国景気回復期待、欧州危機の後退などオージーの下落リスクは薄らぐものの、ここからの上昇幅には限界がある。米国財政の崖問題が回避され米株式市場が上昇に転じるまではオージー円の次の上昇はお預け状態とみる。
今週のオージー円予想レンジ:90円00銭~87円50銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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