[全般]高値圏での調整
朝方発表された日本の貿易赤字額は予想を下回ったものの殆ど反応はみられなかった。前日のNY市場で財政の崖問題に進展がみられたことでリスクオンの動きが強まりクロス円を中心とした買いが円売りに拍車をかけた。アジア中銀やファンド勢の買いも散見された。欧州市場に入るとドイツIfoが予想を上回りユーロは上昇を加速し当面の天井とみられた1.33ドル台に乗せた。ユーロ円やドル円のオプション絡みの動きや短期の投機的な動きなどもあり加熱し過ぎたようだ。NY時間に財政の崖問題でベイナー下院議長が提案した第2の提案に対しオバマ大統領が拒否権を発動するとのホワイトハウス報道官の発表。この報道を受け、高値圏で推移していたユーロやクロス円で利益確定の売りが出て急落。水を浴びせられた格好だが寧ろこれで過熱感も覚めていいガス抜きになったとみる。
今日は日銀の政策会合での追加緩和に市場の注目が集まる。追加緩和を見送るとの観測や、実施したとしても材料が出尽くして円高が強まるとの見方もあり警戒感が高まる。しかし、昨晩既にクロス円を中心としたポジション調整が入っただけに下落したとしても下げ幅は限られるとみる。財政の崖問題も佳境に入ってきたことで下げたところでは買いを入れていく。
※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。
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[米ドル円]材料出尽くしリスク

財政の崖問題に楽観的な見方が広がりドル円は底堅い動きで始まった。11月貿易赤字が予想を下回ったものの円高には反応せず円売りの動きは強まった。欧州市場ではドイツ経済の底堅さから欧州不安の後退からリスクオンによる円売りが加速。84円ミドルのオプションを付けに行く動きもみられた。しかし、共和党の第2案に対しオバマ大統領が拒否権を発動する報道で一気に利益確定の売りに押された。今日の日銀会合では追加緩和期待が既に織り込まれていることから材料出尽くしからの円買戻しが入るとの観測も多い。しかし、昨日のNY市場で売られたことから下げ幅は限定的とみる。白川総裁がインフレ目標に前向きな姿勢を見せて10兆円規模の追加緩和をするようであれば再び昨日の高値を試す展開とみる。
ドル円予想レンジ:84円80銭~84円20銭
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[ユーロ円/ユーロ米ドル]財政の崖問題の進展は


予想以上のユーロ円の上昇となったがスピード調整の動きも入り押し戻された。
欧州時間に発表されたドイツIfoが102.4と予想の102を上回り2か月連続の上昇となったことを受けユーロは上昇。NY市場にかけて上昇幅を拡大し対円で112円ミドル、対ドルでも1.33ドルまで上昇。一先ず達成感が出始めたところでオバマ大統領が共和党の第2案に対し拒否権を発動するとの報道を機に急落。結局欧州時間の上昇幅をほぼ解消。往って来いとなった。欧州問題は既に後退していることからユーロ売り材料はなく財政の崖問題と日銀追加緩和次第となった。今日の日銀会合で111円ミドルを下回らず底固めとなれば買い安心感が再び強まる。財政の崖で共和党の歩み寄りが少しでも見られれば昨日の高値を超える展開とみる。
ユーロ円予想レンジ:112円80銭~111円50銭
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[南アフリカランド円]10円台乗せた後は調整の売り


今週最も上昇幅が大きい通貨と言えば南アランドだろう。鉱山のストライキから閉鎖まで政治的にも混乱が広がり今年の高値から最も大きく下落したのもランドだった。欧州の債務不安もランドの売りを加速させた。そのランドが11月から大きく上昇に転じた。欧州債務危機の後退やドル円の上昇をきっかけにランド円はこのひと月ほぼ一本調子で上昇。今年の高安の半値戻しとなる9円90銭を超えて昨日は10円まで回復。その後は財政の崖問題でNY時間に押し戻されたが上昇のトレンドには変化はないとみる。寧ろ買いのチャンスとみて買い下がりで臨む。調整の売りをこなし中期的には10円50銭を目指す展開とみる。
南アランド円予想レンジ:10円00銭~9円91銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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