[全般]G20やアジア休場で一休み
先週金曜の東京時間早朝に発表された日本の経常赤字額が予想以上に拡大し2か月連続の赤字となったことで円売りの動きがみられた。しかし、前日からの円買戻しの動きは継続。予算委員会では公取委人事を巡り野党の反対で難航したことで日銀人事への影響が懸念されたこともあった。また、麻生財務相が最近の円安ペースが速すぎるとの認識を示したことで円買戻しの動きが加速するなど、これまでの円安への修正の動きが目立った。
また、前日にドラギ総裁がユーロ利下げ余地のあることやユーロ高が輸出や物価に影響することを注視するとの発言でユーロが下落した勢いが止まらなかった。一方、カーニー次期BOE総裁が現行の緩和政策が十分であるとしたことで双方の金融政策のギャップからポンドは上昇。ユーロポンドの売りが強まった。
NY時間に発表された米1月貿易赤字額が予想を下回った。また、中国の貿易黒字額が拡大するなど日本の経常収支の悪化に対し対照的な結果となったことは円安の流れが今後も継続することを物語るものだ。しかし、麻生財務相の発言で円安の修正の動きが強まる中で市場の関心は低下。
今週は中国など主要なアジアで連休に入ることや週末にG20を控えていることから円売りやユーロ買いには慎重な動きになりそうだ。しかし、円安の流れに変化はなく底値を固めてくれば再度買いが強まるとみる。
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[米ドル円]95円を意識


先週はこれまでの週前半円買いで週後半に円安と言うパターンが逆転した。週初は白川総裁の辞任劇でドル円は一時94円台に上昇。目先の心理的なレジスタンスである95円を目前に達成感もあり利益確定の動きが強まった。また、ユーロ円などクロス円の売りも同時に利益確定の動きが強まった。後半にはECBドラギ総裁のユーロ高牽制発などや麻生財務相の「円安ペースが速すぎる」といった発言から更に円高が強まった。
ドル円は高値から2円近い下落となった。日足をみると高値圏で二日連続の寄り引き同時線が現れたことで目先天井を付けたことを示す。ただし、日本の経常赤字の拡大や欧米との金融政策の違いなどから円安の流れに変化はなく、下げ幅は限定的とみる。今週はアジア主要都市が休みとなることや週末にG20を控え円安けん制発言が懸念されることから動意の乏しい動きとなりそうだ。パラボリックの手前付近からは徐々に買いが強まるとみる。
今週のドル円予想レンジ:93円50銭~92円00銭
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[ユーロ円/ユーロポンド]パラボリックは売りに転換


ドラギ総裁がECB理事会後にユーロ高に対し長期的には突出したレベルではないが輸出や物価に影響する可能性があることを指摘。また、前回と打って変わり利下げ余地を示したことでユーロの下落が加速した。LTROの返済が予想以上に拡大しているものの市場はユーロ売りを強めた。一方で、次期BOE総裁のカーニー氏が現在の緩和プログラムは十分であると発言。これ以上の緩和はないとみた市場はユーロポンドを一斉に売りに出たこともユーロの上値を重くした。
対ドルだけではなく対円、対ポンドに対してのユーロの巻き戻しが先週は目立った。同時にドル円も調整の売りが入ったことでユーロ円の下落は更に加速。127円ミドルを天井に三日連続の陰線となった。パラボリックも途転のサインが既に出ており上値の重い展開が継続するとみる。
ユーロ円予想レンジ:125円50銭~121円10銭(BB中心線、61.8%)
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[豪ドル米ドル]つつみ線が現れ底打ちのサイン


先週はRBA政策会合で雇用回復に必要であれば更に利下げの用意があるとの声明文からオージー売りが強まった。その雇用者数は予想を上回り失業率も低下したが市場はオージー買いには動かなかった。世界的に株価が上昇しリスクオンの動きが強まっており本来であればオージー買いに繋がるものが今回は反対の動きが目立った。1.06台を超えられなかったことからこれまでの長期のオージーロングポジションの巻き戻しが入ったと考えられる。先週末には久しぶりに買いが強まるなど1月からの下落もそろそろ終わりに近いとみる。ローソク足が前日の陰線を上回る陽線が包み込んだことで相場の転換を表している。
オージードル予想レンジ:1.0380(61.8%)~1.0270
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
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