ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-03

[全般]相場の節目の週

今週は円安やユーロ高の調整が終わり相場の分かれ目になるか注目される。
先週は黒田新日銀総裁人事案が提出され円安でスタートした途端イタリア選挙の野党が予想以上に票を伸ばしリスクが高まったことから急激な円の買い戻しが高まった。中国も不動産規制や製造業PMIなど景気減速を示すものが目立った。また、欧州の失業率の悪化やイタリアの混乱による不透明感が強まる中でECBによる利下げ観測も浮上してきたことでユーロは上値の重い展開となった。
一方、先週発表された米国の景気指標は景気回復を示すものが相次ぎNYダウも史上最高値に迫る上昇となりリスクオンの動きが強まりながらの引けとなった。
結果的に、欧州や中国のリスクオフの動きに対し米国景気回復期待によるリスクオンの動きが混在する中でドル円は底値からじりじりと回復が強まる展開となった。
今週は米国だけではなく欧州や中国の重要な景気指標やカナダやECBなど中央銀行の政策金利の発表が相次ぐ。また、日本では次期日銀総裁候補の黒田氏が衆議院で所信聴取が行われることから先週までの円安調整が終わり再び円安が強まるきっかけになるか注目。
また、ECBの利下げが行われない場合にはユーロの買い戻しが強まるかも注目。
更に、今週末には米雇用統計が発表される。バーナンキ議長は量的緩和継続の発言をしたものの、米景気回復期待が高まれば株価上昇、債券利回り上昇によるリスクオンの動きが強まるかも注目される。
今週は先週までの流れが転換し再び円安ユーロ高が始まるか、或いは更なる円高ユーロ安になるか、相場の節目の週となりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]90円台の底値を確認し再び高値に迫る

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

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先週は週明け早々日銀総裁人事のニュースで今年高値となる94円ミドルまで上昇。しかし、イタリア選挙ショックで円が全面的に買い戻されると次の日の朝には90円85銭まで売り込まれるなど一日で4円近い下落となった。これはアベノミクスが始まり円安が進行した上昇幅の23.6%戻しに相当する。ここから週後半にはその下落幅の76.4%戻しとなる93円70銭付近まで戻して引けてきた。91円台では2度跳ね返された事で底値の硬さを確認して上昇に転じたことで下落リスクは後退。今週は黒田日銀候補の国会答弁などもあり更なる追加緩和期待から再度先週の高値94円ミドルを試す展開とみる。ただし、3月は日本の機関投資家などの決算期でもあり高値圏ではクロス円も含め売りが並んでくることから上値も限定的。

今週のドル円予想レンジ:94円50銭(今年高値)~92円00銭

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[ユーロ米ドル]ECBの利下げ観測とイタリア選挙後の混乱

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

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先週末にはユーロの下限とみていた1.3ドルを一時下回り8週ぶりの安値1.2965まで下落。引けにかけては辛うじて1.3ドル台に乗せてきたものの、上値の重い展開が今週も下振れリスクが残る不安定な相場展開が予想される。
週末に発表されたユーロ圏1月失業率は過去最悪となる11.9%となり予想の11.8%も上回った。また、2月の消費者物価も予想の1.9%に対し1.8%と低くECBの今週の理事会では利下げ観測も浮上。また、イタリアの民主党ベルサニ投手が対立するベルルスコーニとの連立を否定したことで政局混迷が長期化するとの懸念もユーロ売りを誘った。
ユーロに対する弱気のセンチメントは根強いものの、テクニカルにはそろそろ反転の兆しも見える。RSIでは20日に対し14日のRSIが上に今週は抜けていくのが見える。また、一目の雲の下限も上昇に転じることからそろそろ反発の時期は近づいたとみることもできる。今週のECB理事会後のドラギ総裁の発言と米国雇用統計の結果が相場の流れを変えるか注目。

ユーロドル予想レンジ:1.3320(76.4%)~1.2880

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[豪ドル米ドル]RBAの追加利下げは

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル時間足)

AUD_USD_20130304_jikanashi.jpg


豪ドルは先週約2か月ぶりの大幅な下げとなりほぼ安値圏で引けてきた。
この日発表された中国製造業PMIでは50台を上回ったものの2か月連続の下げとなるなど景気鈍化がオージー売りを強めた。また。欧州債務危機再燃への懸念からユーロの下落に攣られる動きも目立った。
今週は火曜日に豪州4四半期GDP、経常収支、そしてRBA政策決定会合が開かれる。更に、この日は中国非製造業も発表されるなどオージーの下落が更に強まるか、或いは上昇に転じるか注目される。また、週末には米雇用統計が控えておりリスクオンの動きが強まればオージー買いの動きも期待できる。
これまでRBAは緩和姿勢を継続してきたが、追加利下げに対し否定的な内容が出るか注目される。
中国非製造業PMIは春節連休により予想を上回るとの観測や、豪州の経常収支や小売売上は前月の悪化から回復を示すと予想される。
一方、3月は日本の機関投資家や実需筋の決算期でもありオージー円での売りが中旬にかけて入るとの観測もあり上値も依然として抑えられるだろう。

オージードル予想レンジ:1.0300~1.0150

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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