[全般]円安の第2ステージ
先週末の米国2月雇用統計では非農業部門雇用者数が23.6万人と予想の16万人を大きく上回った。また、失業率も前回の7.9%から7.7%に低下したことで米国経済が底堅く推移しているとの見方が高まりドルが全面高となった。また、株価が最高値を更新したことでリスクオンからの円売りも加速。クロス円も全面高となったがドル上昇がユーロやポンドといった主要通貨を押し下げたことで上昇幅は限定的となっている。
先先週にイタリアショックからの円高が進んだがその影響をほぼ解消し米国景気回復期待からのドル高が円安の第2ステージの幕を開けてくれた。
今週は週初に新日銀正副総裁の衆議院での聴取が行われ正式に採用されるに通しだ。既に織り込み済みとはいえこれで4月の日銀会合での追加緩和期待の高まりから決定後は一時的にも円安の動きが強まるだろう。米国側でも小売売上、NY連銀製造業景況指数、鉱工業生産やミシガン大消費者信頼感指数といった指標が先週に引き続き改善への期待感が高くリスクオンの動きが更に進みやすい。
これまでは景気回復が安全通貨としてのドル売りに反応していたが、今回は米金利上昇に反応するなど金利相場にシフトしてきている。金利相場の色が濃くなれば日銀の積極的な緩和政策が円安の動きを更に推し進めることになる。
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[米ドル円]95円の次のレジスタンスは

先週は予想外に円安が進みNY市場では雇用統計の結果を受けて96円60銭まで上昇。その後は利食い売りが強まり95円ミドルまで押し戻される場面がみられたが引けにかけて再び買いが強まった。買い余力が強いことを示している。週明けの東京市場では一先ず96円台ミドル手前では実需などの売りが出やすいものの、既に95円手前で大分手当していたことからそれ程強いレジスタンスにはならないとみる。3月の本邦のレパトリなどの円転も今週でほぼ終了。新日銀人事などから4月の日銀会合への期待とドル高が重なりドル円はもう一段上のレベルを試す展開とみる。
今週のドル円予想レンジ:97円70銭(週足BB上限、2009年8月高値)~94円70銭
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[ユーロ米ドル]ドル高がユーロの上値を抑える

米雇用統計が予想以上に改善したことからドル買いが進みユーロは前日の上昇幅を解消し往って来いとなった。1.2970付近の強いレジスタンスは依然キープしたもののドル高の勢いは強く、今週はもう一段の下値を探る展開とみる。ただし、ユーロ円の買いが強いことからユーロドルの下落にも限界が見えてくる。先週はスペイン国債入札が好調であったことなどイタリアの格付け引き下げなど依然政局の混迷がユーロの上値を抑える。
ECBは先週利下げを見送ったもののドラギ総裁は金融緩和継続の姿勢を示すなど米国との金融政策の温度差が残りユーロの下振れリスクは燻る。
今週のユーロドル予想レンジ:1.3240~1.2880(50%戻し、200日MA)
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[豪ドル円/豪ドル米ドル]世界的な株高でリスクオンからのオージー買い



中国の2月貿易収支が予想を大幅に上回る黒字となった。また、堅調なアジアや欧州市場などから欧州市場にかけてオージーは対ドルでも堅調な動きを示した。しかし、米雇用統計が予想以上の伸びを示したことでドル円が急伸したところでこの日の高値99円10銭まで上昇。しかし、その後対ドルでオージー売りが強まるとオージー円も97円ミドルまで押し戻された。しかし、引けにかけてオージードルとドル円が同時に上昇し始めオージー円は98円前半で引けてきた。3月は本邦勢のレパトリや機関投資家の外債売りが出やすいといわれたが、結果的にオージー円は高値を更新。世界的な株高やイタリアショックも周辺国への影響が少なかったことからリスクオンの動きがオージー買いを促した。
今週は日銀正副総裁人事が合意される公算が高く円安が進みやすい。また、中国の全人代で周小川人民銀行総裁が講演し景気見通しを発表。また、木曜には豪州雇用統計が発表され、好材料に今のオージーは反応しやすい。日足でみるとパラボリックは売りから買いに先週後半で転換。20日移動平均線を上抜いたことから対ドルでは上値が依然重いものの、もう一段の上昇が見込める。
今週のオージー円予想レンジ:100円50銭~97円30銭
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