ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-03

[全般]FOMCと日銀新体制でひと波乱

先週は参院で日銀正副人事案が可決されたものの出尽くし感もあり円買戻しの動きが入った。また、NY市場ではミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回りFRBの緩和政策が維持されるとの観測からドル売りが強まった。しかし、実態は週末にかけポジション調整的な売りが出たとみられた。
今週は黒田新日銀総裁体制が20日から始まる。4月の会合を待たずに月内にも臨時会合を開くとの観測もあり再び積極的な緩和政策への期待の高まりから円売りの動きが強まるとみる。ただ、ここにきて円主導の相場からドル相場に変わりつつあることから円売りが進んだとしても緩やかな動きになるとみる。
今週最も注目されるのが19-20日のFOMC会合だ。これまで発表された雇用統計など米国経済の底堅さを示す指標が続いたことで市場は量的緩和の出口戦略を主張するメンバーが増加するとの観測が高まる。ただ、バーナンキ議長はこれまでの緩和政策維持を主張するとみられ、その前後ではドルが乱高下するものと思われる。
また、先週末のNYダウは11日ぶりに下落に転じ、今週も軟調な地合いが継続すればドルの上値は一旦抑えられそうだが、米国経済の底固さに変わりはない。もし、株やドルが抑えられたとしてもFOMCが終われば再び上昇に転じるとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]円安一服でもドル主導で底堅い動き

(米ドル円日足)



懸念された岩田氏の参院での人事案も結果的に過半数を獲得し安倍首相の意向通り正副日銀人事は国会で同意を得た。これまで期待感で円売りが続いていたがこれでやっと本番の日銀金融政策が20日から始まる。一部で月内にも臨時会合が開かれるとの見方があり期待が先行しやすいものの大分織り込んできたことも確かだ。寧ろ、今週はFOMC会合でこれまでの緩和政策に何らかの変化が出るか注目。今週のFOMCは4半期に一度の経済予測や政策の見通しも示され、その中で量的緩和時期を前倒しにするとの話が示されればドルの上昇に繫がる。今週は上下どちらも大きく振れる可能性が高くポジションも短期に絞り無理をしないようにした方がよさそうだ。

今週のドル円予想レンジ:97円50銭~93円80銭(50%)

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[ユーロ米ドル]下落リスク依然燻る

(ユーロ米ドル日足)



一時1.29ドル前半まで下落したもののその後反発。EU首脳会議でキプロス救済策への合意の道が開かれた事や米国緩和政策継続期待からドル売りが強まったことでユーロは上昇に転じた。先週は特にユーロを売っていく材料があったわけではなく寧ろドル買い材料で売りが強まっていたことから、ユーロショートカバーが週末に出たとみる。この動きが一巡すれば再びユーロは上値の重い展開が始まるとみるが、1.29ドル付近では売りが続かず底値の硬さが確認された。パラボリックのSAR1.31ドルをワンタッチしたことで買いサインが点滅し1.32ドル付近の上昇があったとしても長続きはしないとみる。
結果的に1.3ドルを挟んだ動きが継続するとみる。

今週のユーロドル予想レンジ1.3210(38.2%)~1.2950

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[豪ドル米ドル]RBA議事録や指標に注目

(豪ドル米ドル日足)



先週1週間でオージーは200ポイント余り上昇するなど他の通貨と比較しても大幅な上昇となった。先週発表の雇用統計が予想を大きく上回ったことでオージーへの見方に変化が現れた。これまで低金利政策を続けたことで景気回復の兆しが見え始め政策転換への期待が高まり始めている。1年物国債利回りは2011年以来初めて主要政策金利であるキャッシュレートを上回った。今週発表されるRBA議事録ではこれまでの景気に対する慎重な見方に変化がみられるか注目。今週はまたNAHB住宅市場指数が発表され雇用への期待が更に強まりそうだ。ただ、これまでの上昇が急速だっただけにその反動もあり上値も限定的とみる。一目の雲に突入したものの61.8%戻しのレベルで抑えられた。雲の上限も抜けるようであれば76.4%もどしの1.0480が次のレジスタンスになるとみる。

今週のオージードル予想レンジ:1.0480~1.0360

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